現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 小林可夢偉が3年ぶりにキャデラックでデイトナ24時間参戦! アキュラから移るWTR、2025年のラインアップ確定/IMSA

ここから本文です

小林可夢偉が3年ぶりにキャデラックでデイトナ24時間参戦! アキュラから移るWTR、2025年のラインアップ確定/IMSA

掲載
小林可夢偉が3年ぶりにキャデラックでデイトナ24時間参戦! アキュラから移るWTR、2025年のラインアップ確定/IMSA

 キャデラック・ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)は、2025年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権におけるドライバー・ラインアップを確定した。フルシーズン参戦となるドライバーに加え、ミシュラン・エンデュランス・カップ戦でのサード・ドライバー、さらにはシーズン開幕戦デイトナ24時間で加わる4人目のドライバーも発表されている。

 インディアナポリスを拠点とするこのチームは、2024年までのアキュラARX-06から、2025年はキャデラックVシリーズ.Rへと移行する。しかしながら、フル参戦する2台・4名の核となるドライバーは、引き続きの起用となる。すなわち、リッキー・テイラーとフィリペ・アルバカーキが10号車キャデラックVシリーズ.Rに、ジョーダン・テイラーとルイ・デレトラズが40号車をドライブし、フル参戦する形だ。

約90台ものエントリー希望が殺到。大盛況のデイトナ24時間、2025年は出走上限引き上げの可能性も

 そして、元WTRドライバーであるウィル・スティーブンスが10号車のサードドライバーとしてデイトナ24時間レース、セブリング12時間レース、プチ・ル・マンに出場し、さらにWEC世界耐久選手権でトヨタGAZOO Racingに所属し、アキュラ時代も耐久戦での追加ドライバーを務めたブレンドン・ハートレーが、デイトナ24時間でのラインアップに加わる。

「2025年の10号車のラインアップに興奮している」とチーム代表のウェイン・テイラー。

「4人のドライバーのうち3人は、少なくとも4年間我々とともにいたし、一緒に働いてきた」

「耐久レースにウィル・スティーブンスが加わるのも、大きなアドバンテージになるだろう。4人のドライバー全員がセットアップを理解しており、密接に協力することに慣れている。これはデイトナで勝つために、そしてこの非常に接戦のチャンピオンシップでトップに立つために、不可欠なことだ」

 フルシーズンドライバーのふたりは、以前もウェザーテック選手権にキャデラックブランドで参戦していた、

「GM/キャデラックのドライバーに戻ることができて素晴らしい」とアルバカーキは語った。

「アメリカで最上位クラスに参戦し始めたのは2016年のシボレーDPで、その後キャデラックDPiでさらに4年間走り、今回また戻ってこれて本当に嬉しい。本当に『故郷』に戻るのが楽しみだ」

 一方、40号車のキャデラックでは、アレックス・リンがテイラーとデレトラズとともに3戦のエンデュランス・カップに参戦し、さらにシーズン開幕戦のデイトナでは小林可夢偉も加わることになった。

 ハートレーと同じトヨタドライバーであり、WECのチーム代表でもある可夢偉は、2019、2020年と、WTRのキャデラックでデイトナ24時間レースを2連覇している。その後も2022年までデイトナにはキャデラックで参戦しており、今回は3年ぶりの出場となる。

「40号車もエキサイティングなドライバーラインアップだ」とウェイン・テイラーは付け加えた。

「ルイスとジョーダンが再びチームを組み、アレックス・リンが耐久レースを手伝ってくれる。アレックスは以前も我々と仕事をし、2017年にセブリング12時間レースで優勝するのを助けてくれた」

「小林可夢偉の実力は言うまでもなく、以前我々とともに走り、デイトナ24時間レースで2回優勝し、そのうち1回はジョーダンとともに勝っている」

「このグループの全員が仕事をやり遂げるために働いており、そこにエゴはない。それがレース、特にデイトナ24時間レースで勝つために必要なものだ」

 なお、エンデュランスカップのみの役割を担っているリンとスティーブンスの両名は、WECにおいても、来季キャデラック陣営へと移るハーツ・チーム・JOTAで、フル参戦ドライバーとなる予定だ。

「ウェイン・テイラー・レーシングに戻り、キャデラック・レーシングでこの新しい事業を始めることをとても楽しみにしている」とスティーブンスは語った。

「これはエキサイティングなパートナーシップとなり、大成功を収めるためのすべての要素を備えたものになるだろう」

 一方、可夢偉はWTRへの復帰について「故郷に帰ってきた」ように感じると語った。

「WTRとキャデラックが私にレースをする機会を与えてくれただけでなく、モリゾウさん(豊田章男トヨタ自動車会長)とトヨタGAZOO Racingが、米国でのこの歴史的なイベントに出場させてくれたことに本当に感謝しています」と可夢偉はコメントしている。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

小林可夢偉、デイトナに帰還。駆るはキャデラック……3年ぶりの参戦で3度目の制覇狙う
小林可夢偉、デイトナに帰還。駆るはキャデラック……3年ぶりの参戦で3度目の制覇狙う
motorsport.com 日本版
WEC王者目前のロッテラー、IMSA4冠キャメロンがペンスキーのシート喪失。マコウィッキはポルシェを去る
WEC王者目前のロッテラー、IMSA4冠キャメロンがペンスキーのシート喪失。マコウィッキはポルシェを去る
AUTOSPORT web
ポルシェが2025年WEC/IMSAのドライバーラインアップを発表。アンドラウアーが昇格果たす
ポルシェが2025年WEC/IMSAのドライバーラインアップを発表。アンドラウアーが昇格果たす
AUTOSPORT web
トヨタ、WECルーキーテストでGTドライバーのエステバン・マッソンを初起用
トヨタ、WECルーキーテストでGTドライバーのエステバン・マッソンを初起用
AUTOSPORT web
Juju、フォーミュラE女性テストに参加の噂「発表を楽しみに待っていてほしい」とABT代表。東京大会時に接触
Juju、フォーミュラE女性テストに参加の噂「発表を楽しみに待っていてほしい」とABT代表。東京大会時に接触
AUTOSPORT web
國井勇輝がMoto2に参戦。ホンダ・チーム・アジアは2025年のラインアップが確定し、古里が継続
國井勇輝がMoto2に参戦。ホンダ・チーム・アジアは2025年のラインアップが確定し、古里が継続
AUTOSPORT web
津田拓也、全日本ロードフル参戦から勇退を発表「引退ではなく、今後も鈴鹿8耐などには挑戦したい」
津田拓也、全日本ロードフル参戦から勇退を発表「引退ではなく、今後も鈴鹿8耐などには挑戦したい」
AUTOSPORT web
トーヨータイヤ装着のGRスープラが戴冠。ニュルブルクリンク耐久シリーズ第7戦で1-2達成
トーヨータイヤ装着のGRスープラが戴冠。ニュルブルクリンク耐久シリーズ第7戦で1-2達成
AUTOSPORT web
ランボルギーニSC63、初年度の「結果には満足。来年は表彰台を狙う」。開発ではテメラリオからの影響も
ランボルギーニSC63、初年度の「結果には満足。来年は表彰台を狙う」。開発ではテメラリオからの影響も
AUTOSPORT web
地元リンク&コーが予選上位占拠もアズコナが今季初優勝。ハフも復帰参戦/TCRワールドツアー第6戦
地元リンク&コーが予選上位占拠もアズコナが今季初優勝。ハフも復帰参戦/TCRワールドツアー第6戦
AUTOSPORT web
アーサー・ルクレールがフェラーリ499Pでルーキーテスト出走へ。一方で2025年のファクトリー・ラインアップは変更なし
アーサー・ルクレールがフェラーリ499Pでルーキーテスト出走へ。一方で2025年のファクトリー・ラインアップは変更なし
AUTOSPORT web
第71回マカオグランプリの概要発表。全7カテゴリーで開催、チケットは10月23日より販売開始
第71回マカオグランプリの概要発表。全7カテゴリーで開催、チケットは10月23日より販売開始
AUTOSPORT web
マカオGP/FRワールドカップのエントリーリストが発表。日本人5名を含む15カ国27台が集結
マカオGP/FRワールドカップのエントリーリストが発表。日本人5名を含む15カ国27台が集結
AUTOSPORT web
ポルシェが耐久ラインアップ刷新。WEC王座目前のロッテラー、古株のマコヴィッキィらがファクトリーチームを離脱へ
ポルシェが耐久ラインアップ刷新。WEC王座目前のロッテラー、古株のマコヴィッキィらがファクトリーチームを離脱へ
motorsport.com 日本版
NLS耐久シリーズ・NLS5でサステナブル素材採用のトーヨータイヤ「プロクセス」装着車両が1-2フィニッシュ、クラスチャンピオンを獲得
NLS耐久シリーズ・NLS5でサステナブル素材採用のトーヨータイヤ「プロクセス」装着車両が1-2フィニッシュ、クラスチャンピオンを獲得
レスポンス
来季シートが注目されるレッドブル。合同テストの計画に首脳が言及、ハジャルとローソンが候補も、角田起用を否定せず
来季シートが注目されるレッドブル。合同テストの計画に首脳が言及、ハジャルとローソンが候補も、角田起用を否定せず
AUTOSPORT web
TOHO Racingが2024年シーズンで全日本ロードへの参戦を終了。鈴鹿8耐の表彰台、ST600チャンピオンも過去に経験
TOHO Racingが2024年シーズンで全日本ロードへの参戦を終了。鈴鹿8耐の表彰台、ST600チャンピオンも過去に経験
AUTOSPORT web
『ホンダNSX(JGTC GT500/2003年)』規定変更で進化を遂げるも新導入のハンデに苦しむ【忘れがたき銘車たち】
『ホンダNSX(JGTC GT500/2003年)』規定変更で進化を遂げるも新導入のハンデに苦しむ【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村