4月14日、スペインのカタロニア・サーキットでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第1戦バルセロナ4時間の決勝レースが行われ、ロレンツォ・フルクサ/宮田莉朋/マルテ・ヤコブセン組37号車オレカ07・ギブソン(クール・レーシング)が総合優勝を飾った。
LMP2を頂点にLMP2プロ・アマ、LMP3、LMGT3という4つのクラスから計43台のマシンが出走した2024年シーズンのオープニングイベント。走り出しの12日(金)に続く13日(土)午後に行われた公式予選では、佐藤万璃音のチームメイトであるフィリップ・ウグランがトップタイムを記録し、前年ランキング2位の22号車オレカ07(ユナイテッド・オートスポーツ)が今季初のポールポジションを獲得する。
日本人4名、宮田莉朋は初参戦。来季ル・マンの切符を懸けた2024年ELMSがいよいよ開幕
迎えた決勝。ウグランはグリッド最前列からホールショットを決め、4時間レースの序盤をリードしていく。しかし、まもなく導入されたフルコースイエロー(FCY)が解除されるタイミングで37号車オレカ07を駆るフルクサにポジションを奪われる。クール・レーシングのマシンは前日に宮田のアタックで予選5番手を獲得すると、決勝ではフルクサが抜群のスタートを決め2番手に浮上していた。
トップに立った37号車オレカ07はその後、変則的な戦略を採ったことで見た目上のトップではなくなることもあったが、レース中盤のスティントを担当した宮田からヤコブセンにバトンを繋いだあと全車が終盤のピット作業を終えると総合トップに返り咲いた。プジョーの育成ドライバーであるヤコブセンは、チャンピオンチームであるアルガルベ・プロ・レーシングの25号車オレカ07とのギャップをコントロールしながらラップを重ね、最終的に16秒161の差をつけてトップフィニッシュ。クール・レーシングにとってELMSで初となる総合優勝をもたらしている。
なお、ヤコブセンとチームは昨年のLMP2プロ・アマクラスで勝利を経験しているが、今回がELMS初参戦となるチームメイトのフルクサと宮田は、初レースで優勝を記録することとなった。
総合2位と3位は1秒以内の決着となり、22号車を駆るベン・ハンリーからプレッシャーを受けたチャンピオンカーが辛くも2位を死守。万璃音が中間のスティントを担当したユナイテッド・オートスポーツ22号車は、惜しくも0.744秒及ばず3位となっている。
4位はマトラをオマージュしたカラーリングの28号車オレカ07を走らせるIDECスポール。5位にアーサー・ルクレールを擁すパニス・レーシングの65号車オレカ07が続き、総合6位に入ったフランソワ・ペロード/マシュー・バキシビエール/アレッシオ・ロベラ組83号車オレカ07(AFコルセ)が、ライバルの29号車オレカ07(リシャール・ミル・バイ・TDS)を破ってプロ・アマクラスを制した。
今季2024年よりFIA GT3カーのコンペティションとなったことにともない、GTEからカテゴリー名称変更されているLMGT3クラスは、85号車ポルシェ911 GT3 R(アイアン・デイムス)がレースを優位に進めていた。しかし残り1時間となったところでまさかの事態が発生。ピンクのポルシェは突然ピット出口でストップしてしまい女性チームの努力は実らず。
代わってトップに立ったフォーミュラ・レーシング50号車と、これに続くGRレーシング86号車がフェラーリ296 GT3によるワン・ツー・フィニッシュを達成。濱口弘が乗り込んだ63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2(アイアン・リンクス)がクラス3位に入り、イタリア車が開幕戦の表彰台を独占することとなった。
同クラスに参戦しているもうひとりの日本人ドライバー、木村武史がドライブした57号車フェラーリ296 GT3(ケッセル・レーシング)はクラス9位で今季最初のレースを終えた。LMP3クラスではジュリアン・ジェルビ/ベルナルド・ピニェイロ/ジリアン・ヘンリオン組8号車リジェJS P320・ニッサン(チーム・ヴィラージュ)が、王者17号車リジェJS P320(クール・レーシング)を下し、バルセロナ・ラウンドの勝者となっている。
ELMSの次戦第2戦はル・キャステレ。南仏のポール・リカール・サーキットが舞台となる4時間レースは、5月3~5日に開催される予定だ。
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