現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「バディ」「ロックスター」だけじゃない!? 二度見必至な激レア車5選

ここから本文です

「バディ」「ロックスター」だけじゃない!? 二度見必至な激レア車5選

掲載 更新 22
「バディ」「ロックスター」だけじゃない!? 二度見必至な激レア車5選

■ただでさえ珍しい光岡の激レアモデルを紹介!

 光岡は、日本で10番目に誕生した自動車メーカーです。最近ではトヨタ「RAV4」をベースにした「バディ」や、マツダ「ロードスター」をベースにした「ロックスター」などアメリカンテイストのモデルに注目が集まっています。
 
 今回は、そんなバディやロックスターにも負けず劣らないインパクトを放ち、見かけた人はとてつもなくラッキーいえる光岡の珍しいクルマを5台紹介します。

RAV4がランボルギーニに大変身!? 高級SUV「ウルス」に激似なモデルをお披露目!

●光岡「ヌエラユーロR」

 光岡の発売する上級セダン「ヌエラ」は7代目「アコード」をベースとして製作されたクルマです。

 基本的には、2リッターと2.4リッターのエンジンを搭載したATモデルをベースとしており、適度なスポーティ感と快適性を両立しつつ、光岡ならではのネオレトロさを楽しむ上質なセダンとして販売されました。

 このヌエラのベース車両として、当時同型のアコードに存在したスポーツモデル「アコードユーロR」を選択してこの世に生を受けた激レアモデルが「ヌエラユーロR」です。

 カタログモデルとしては存在せず、同社の展開していた認定中古車制度を用いて製作されたといい、一時期は中古車サイトでもその存在が確認できました。

 ヌエラユーロRは通常モデルのヌエラと大きく異なり、6速MTと高回転まで吹け上がるホンダ自慢のハイパワーなVTECエンジンを搭載。その出力はアコードユーロR同様に220馬力とキレの良い加速が楽しめ、それでいながら外観はネオクラシックなヌエラそのままという非常にマニア心に響くモデルでした。

 あまり出会えるモデルではありませんが、ボディカラーもアコードユーロRに準じているため、ユーロR専用色「アークティックブルー・パール」や「ミラノレッド」を採用したモデルが確認されています。

●光岡「ビュート12SR」

 通常の「ビュート」は日産「マーチ」をベースに、クラシックなジャガーを彷彿とさせるフロントマスクとトランクを装備した、お洒落で使い勝手の良いコンパクトカーです。

 実用車であるマーチをベースとするビュートは基本的には左右に4枚のドアを装備していますが、この「ビュート12SR」には左右2枚のドアしか装備されておりません。

 実はこのビュート12SRは、3代目マーチ(K12型)のなかでも選りすぐりのスポーツグレード「マーチ12SR」をベースとして製作されたモデルで、先ほどのヌエラユーロRと同様にカタログモデルではない少数生産車です。

 ベース車のマーチ12SRは、日産の関連会社であるオーテックジャパンから発売された特別仕様車で、エンジンの高出力化から足周り、エキゾーストシステムまで車両トータルでチューニングが施された本格的なスポーツモデルでした。

 この魅力的なホットハッチを素材としてお洒落かつユニークな外観まで手に入れた「ビュート12SR」。こちらもヌエラユーロRと同じく一時期中古車情報サイトに掲載されていました。

●光岡「ゼロワン クラシックタイプF」

 光岡が国産自動車メーカーとして認可された記念碑的な自動車が「ゼロワン」です。このクルマで光岡は新型自動車としての型式認証を取得し、日本で10番目の自動車メーカーとなりました。

「クラシックタイプF」はそのゼロワンをベースに製作されたプレミアムモデルです。

 もともとロータス「セブン」を思わせるスタイリングだったゼロワンに、FRP製のカウルやスポークによって支えられたホイールを装備したことで、見事に斬新かつクラシックなリアルスポーツカーを具現化することに成功しました。

 搭載されたエンジンはマツダ製の1.8リッターエンジンで、サスペンションはダブルウィッシュボーン式を前後ともに採用しています。これは両方ともロードスターのものを流用しており、スポーツカーとしての性能の高さをうかがうことができます。

 もちろんクラシックな形をしていても現代のクルマらしく、エアコンを装備することも可能となっており、これによって本格的なスポーツ性と現在的な快適性を両立する素晴らしい選択肢として幅広い層に愛好されました。

 そんなクラシックタイプFは1996から生産を開始し、2000年に惜しまれつつ生産を終了しました。

■デカすぎる! 6mを超える巨大なモデルも存在!?

●光岡「ラセード」

 CMCの「ティファニー・クラシック」を彷彿とさせる、まさにクラシックカーさながらのオーラを纏った巨大な2ドアクーペの光岡「ラセード」は、日産「シルビア」をベースとして製作されました。

 ラセードには初代と2代目が存在し、そのどちらもシルビアをベースにしています。

 よく見ると、ドアのプレスラインなどに確かにシルビアの名残が見受けられますが、全長が5200mm以上と大幅に延長されたうえ、全面的に装飾が施されたことで漂うオーラはすでにシルビアのそれではなくなっています。

 駆動方式はシルビア同様にFRを採用。トランスミッションは4速ATを搭載。ベースが素性の良いスポーツカーということもあって、オーナーのなかにはこのクルマをサーキットで走らせている人もいるというから面白いものです。

 ちなみに車名「ラセード」の意味は、「ライフ・セカンド・ドリーム」を語源とした造語です。

 ベース車のシルビア同様にラセードも現在は生産を終了しており、実質的な後継車種はマツダ「ロードスター」をベースとする「ヒミコ」となっています。

●光岡「ガリューリムジン」

「ガリューリムジン」は光岡の販売する大型高級セダン「ガリューII」の全長を大幅に延長しストレッチリムジン化したモデルです。

 その全長は6360mmとなり、これは同時期にダイムラー・ベンツが発売していたリムジン「マイバッハ62」の6165mmという長さをさらに約200mm上回る巨大さでした。

 ガリューリムジンは主に送迎を目的に使用され、受注生産車ではあったものの正規カタログモデルとして圧倒的な存在感を放ちました。

 価格も約1150万円からスタートと、これは同社のラインアップ内でもトップクラスの金額を誇るものです。

 このクルマのベース車である「ガリューII」のさらにベース車となっていたのが、日産の10代目「セドリック」と「グロリア」(Y34型)です。

 性能や内装などは基本的にこのセドリック&グロリアに準じており、エンジンも同じく2.5リッターと3リッターの直列6気筒エンジンを搭載。駆動方式はFRと4WDから選ぶことが可能でした。

 ガリューリムジンはガリューIIとともに2004年に販売が終了しましたが、同タイプのストレッチリムジンとして2008年に「ガリューリムジンS50」という後継モデルが発売されています。

※ ※ ※

 国産車でありながら、外車顔負けのユニークなデザインを楽しめることで人気の光岡のラインナップ。

 工房のような工場から手作業で作られるためにその生産台数は決して多いものではありませんが、それゆえに紹介した5台以外にも魅力的なレアモデルが多数存在するのです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE

みんなのコメント

22件
  • そもそも光岡の自動車を挙げて「レア」と認識しているライターの知識の浅さが分かる記事。
  • アメリカンテイストな車を作る上で何でシボレーに似せる必要があったのでしょか?
    オマージュとは程のいい逃げ道を光岡はつくりましたね。
    似せて作ってる時点でオリジナルティは無いです
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

519.1697.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

599.8818.0万円

中古車を検索
バディの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

519.1697.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

599.8818.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村