「入り口が斜めに切られた」トンネル、なぜ増えた？ 図らずも効果バツグン!？ でも全部ができるわけじゃない

図らずも結構効果テキメン？

　山を掘りぬく山岳トンネルの坑口は、多くの場合、周りの構造物も含めて山に対し垂直に作られていますが、新東名高速などではおでんの“ちくわ”のように、入口を斜めにカットしている場所もあります。これにはどのような効果があるのでしょうか。

　NEXCO中日本はこの効果を「ドライバーがトンネルに入る際に感じる圧迫感をなくすため」と説明します。また当初は渋滞対策ではなかったものの、圧迫感を感じることでドライバーが減速してしまうことの抑制につながり、「結果的として」、この形状による渋滞抑制効果も得られているそうです。

Comments

[藍流頓瀬奈]

もうひとつ、バスやトラックなど大型車が通るとき効果を期待できる。
大型車はだいたい前面が平らに近く、空気抵抗が大きい。例えるならば大型車自身がピストンになって前の空気を圧縮しながら走っている。
トンネルに出入りするとその圧縮された空気が限られた隙間から逃げようとするので急激な気圧変化、衝撃を発生する。
トンネルの口が真っ直ぐでなく斜めになっていることで空気の流れを上に反らす事ができ、衝撃を和らげることが出来る。

[ネイトン]

これフランスかどこかの企業の特許なんだよな。

構造が複雑で製造も輸送も施工も大変だよ。