■「ブロンコ」復活が決定したいま、初代を振り返ってみよう
アメリカのフォードは、2020年の7月に、1996年以来生産を中止していた「ブロンコ」の新型モデルの生産再開を発表した。
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初代ブロンコは、1966年のデビューで、まさに現在に続くSUVの起源のひとつともいえるモデルだ。以後ボディサイズを変更するなどして、最終的には第6世代まで進化して生産が継続されていた。
先日開催された、RMオークションの「エルクハート」。コレクションに出品されたブロンコは1967年式で、アメリカ車ファンの間ではアーリー・ブロンコとも呼ばれる貴重な初代モデルだ。
セカンド・ジェネレーション以降のブロンコが、「F100トラック」と共用のシャシを採用し、大型化を図ったことを考えると、アーリー・ブロンコのボディは非常にコンパクトで使い勝手の良いものに見える。
しかし1969年にシボレーから「ブレーザー」が登場したことで、ブロンコもさらに余裕のあるボディサイズと強力なエンジンが求められ、フルモデルチェンジがおこなわれることになる。
出品車のディテールを詳しく見てみよう。まずそのボディは、当時ロードスター、ピックアップ、ワゴンの3タイプが用意されたなかで、もっともラグジュアリーな仕様となるワゴンである。
実際の販売台数も、このワゴンがもっとも多く、ロードスターが698台、ピックアップが2602台であったのに対して、ワゴンは1万930台を販売している。
それでもデビュー翌年にして、販売台数は若干の落ち込みを見せていたから、ライバルモデルの存在はブロンコにとってかなり大きな脅威だったのだろう。
搭載されたエンジンは、初期には170立方インチ(2.8リッター)の直列6気筒で、最高出力は105ps。オプションとして200psの289立法インチ(4.7リッター)のV型8気筒、205psの302立方インチ(4.9リッター)のV型8気筒が用意された。
■人気の初代「ブロンコ」のお値段はいかに?
アーリー・ブロンコは、確かに販売面では大きな成功を収めることはできなかったが、エンジニア面では当時のフォードが持つ多くの新技術が導入されていた。
●1967 フォード「ブロンコ」
フレームやサスペンションの構造はその典型的な例で、ボディもほぼオリジナルに近い設計を持つ。それだけにアーリー・ブロンコには現在でも熱狂的なファンが多く、それがオークション市場で人気を博す大きな理由ともなっているのだ。
出品車のディテールを見てみよう。搭載されているエンジンは、当時オプションの289立方インチV型8気筒で、これに3速のコラムシフト・マニュアルトランスミッションを組みあわせる。
駆動方式は4WD、フロントにはロックハブが装備される。
参考までにブロンコにパワーステアリングとともにオートマチック・トランスミッションが採用されるのは、1973年モデルからの話。これによって実用性はさらに高められたことも忘れてはならない。
ツートーンのボディは、とても美しいコンディションで、カラーのコンビネーションも素晴らしい。アーリー・ブロンコを狙っていたファンには、これはまさに千載一遇の一台といえるのではないだろうか。
オンラインで開催されたオークションで、最終的にこのブロンコに入札された価格は6万1600ドル(邦貨換算約640万円)。エスティメートが4万-5万ドルだったので、予想を上回る落札価格となった。
フォードからブロンコ復活が宣言された年に、アーリー・ブロンコを手に入れるというのは、それだけでも大きな意味を持つことだろう。
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