難解なECU解析を済ませて快速パッケージを構築
安定した性能を発揮する500馬力オーバーのブーストアップ仕様
「軽量ボディに200馬力は刺激的!」NDロードスターの楽しさを飛躍させる過給機チューンに迫る
最先端のマネージメントシステムを積極的に導入し、GRスープラの解析を進めてきたフェニックスパワー。ワークスカーはその実験体として様々な手術を受け、今ではオーバー500psを安定発揮するレベルまできている。
心臓部は、吸気温度を下げるために大容量ヒートエクスチェンジャーを導入した程度。それ以外はタービンもインテークも純正のままだ。ちなみに、エンジンカバーを取り外されているのは少しでも放熱効果を高めるためである。
制御系は独自のECUチューニングで各パラメータを追い込み、外気温34度(室内38度)の過酷な環境下でも、ダイナパック計測(TCファクター1.15)で526.23ps/82.38kgmという強烈な出力を叩き出している。
フロントバンパー開口部から覗くコアが、米フルーダイン社が販売する水冷式インタークーラー強化用のヒートエクスチェンジャーだ。この製品は、インタークーラーやエアコンの冷却に使用される低温ラジエターを純正の4.0Lから5.6Lまで大容量化するというもの。さらにアルミ3層構造を採用することで、メーカーテストでは吸気温度を40度も下げることに成功している。
エキゾーストマフラーにはアペックスのエボリューションを装備。チタン特有のヒートグラデーションが美しいスラッシュテールは、リヤバンパーのフィン形状と相まってルックスを際立たせている。
足回りはアラゴスタ製のストリート仕様車高調“タイプS”を軸に構築。テスト中のためスプリングレートは非公開とのことだが、ダンパーのストローク量を抑える方向でセッティングを進めているようだ。
ブレーキはエンドレス製でフロントが6ポットキャリパー+370mmローター、リヤは電動キャリパー対応のインチアップキットを使い355mmローターを備える。
インテリアには、レカロの最新作であるウルトラスエード採用のSR-7 GU100Hをセット。GRスープラの車格を意識したパーツチョイスだ。
エアロパーツはイングス製のNスペックでフル武装。ホイールは街乗り時はBBSのLM(F8.5J+15×20 R10J+20×20)を履くが、今回はサーキット走行を前提に、19インチのボルクレーシングTE37ウルトラを採用。タイヤはフージャースポーツDOTラジアル(F265/35R19 R275/35R19)を合わせた。
このチューンドを、セントラルサーキットでテストした井入宏之選手は「実用域のトルクが豊かなエンジン特性はストリートで有効ですし、一般のユーザーにもオススメできる仕様。それでいて1分25秒台(ベストは1分25秒527)のタイムを軽々とマークするんだから、実力は本物ですね。シートベルトが純正の3点式じゃなければ24秒台も夢ではなかったはず(笑)」とコメント。
すでにブーストアップの究極形と言えるほどの完成度を誇るが、横山代表は「まだまだECUチューニングの可能性を迫っていきます!」と闘志を燃やす。この飽くなき探求心こそが、フェニックスパワーというチューニングショップのスタンスそのものだ。
●取材協力:フェニックスパワー 福井店:福井県坂井市丸岡町朝陽2-317 TEL:0776-67-2980/京都店:京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157
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陸自の車検は良くてもディーラーはアウトと思いますが?