FIA F2選手権第8戦のスプリントレースがオーストリアのレッドブルリンクで行なわれ、ハイテックのジャック・クロフォードがF2初優勝を果たした。
F2のスプリントレースを前に行なわれたF1のスプリント・シュートアウトはドライコンディションだったものの、その後サーキットには雨雲が接近。各車がダミーグリッドにつきスタートを待つ中、雨粒が落ち路面を濡らしていった。
■フェルスタッペン、”余裕”のスプリントポール獲得。メルセデス勢に悪夢|F1オーストリアGPスプリント・シュートアウト
各チームはタイヤ選択で難しい決断を迫られ、スリックタイヤとウエットタイヤのチョイスが分かれることになった。
レースはセーフティカー(SC)先導でフォーメーションラップを2周実施。ポールポジションのクロフォード、2番手のユアン・ダルバラ(MPモータースポーツ)らスリックタイヤを履いた上位陣が慎重にタイヤを温めながらグリッドについた。
スタンディングスタートで27周のレースが開始されると、ウエットタイヤを履く3番手アーサー・ルクレール(DAMS)が、あっという間に首位に浮上。スリックタイヤを履くマシンはコースに留まるのも難しく、ダルバラはグラベルに飛び出しレースを終えた。
これで早速SCが出動すると、コンディションが回復していくと見たか、ピットインしてウエットタイヤからスリックタイヤへと交換するマシンも多かった。
予選でのトラックリミット違反で16番グリッドからのスタートだった岩佐歩夢(DAMS)はウエットタイヤを選んでおり、SC中に多くのマシンがピットインしたことで6番手まで浮上した。
レースは5周目にリスタート。しかし2番手につけていたリチャード・フェルシュホー(VAR)がターン1でクラッシュし、再度SC出動となった。
ここでウエットタイヤで走行を続けていたマシンもピットイン。首位ルクレールや岩佐もピットに入ったが、岩佐はチームメイトのタイヤ交換に時間がかかった割を食い、ルクレールが18番手、岩佐は最後尾20番手でのコース復帰となった。
8周目にレース再開。クロフォードがファン・マヌエル・コレア(VAR)を抑えてうまく首位をキープした。難しいコンディションの中、中団以降は激しいバトルを展開。岩佐はチームメイトのルクレールをパスし、17番手でレースを折り返した。
首位クロフォードは後続との差をジリジリと拡大。予選で最速タイムをマークしたヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)がコレアを攻略して2番手に浮上しても、着実にリードを広げていった。
18周目、10番手を走っていたエンツォ・フィッティパルディ(カーリン)がクシュ・マイニ(カンポス)にコース外へ押し出される形となってクラッシュ。マシン回収のためにVSC(バーチャル・セーフティカー)が出されたが、これはすぐに解除された。
結局クロフォードはマルタンスに接近されることなく27周を走りきりトップチェッカー。波乱を乗り切り勝利を挙げた。
2位はマルタンス。ポールポジションからスタートする翌日のフィーチャー・レースに向けて弾みをつけた。3位クレメント・ノバラク(トライデント)は実にスタート位置から17ポジションアップでの表彰台獲得となった。
終わってみれば、スタートでスリックタイヤを履き、序盤の混乱を乗り切ってそのままフィニッシュしたマシンが上位に並んだ。ピットに入った中で入賞したのは、ウエットタイヤでスタートし、最初のSC中にスリックタイヤに履き替えて7位となったデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)のみだった。
岩佐は最終的に13位でチェッカー。15位となったチームメイトを上回ったが、ソフトタイヤに履き替えるタイミングが遅れたことが、ターニングポイントだった。
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