■どんなクルマ?
日産ナバラTrek-1°は、現在ラインナップされているピックアップトラックのなかでも有力な販売台数を誇るクルマである。
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名前はナバー砂漠(フロリダ州)にちなんだもの。限定車は1500台が作られ販売がなされる。
ハイスペックなマシンというイメージが追加され、かつ重労働の力強い味方であるが、しかし同じようなファミリー向けの側面を持つピックアップはいくつかある。
フォルクスワーゲン・アマロックや、メルセデス・ベンツXクラスなどがそれだ。ヨーロッパ圏でのプレミアムなピックアップ需要の高まりを受け、各社がラインナップを拡充するなか、日産はこの限定車を市場に投入するのだ。
ベースとなる上級モデルに£3,435(50万円)で写真のようなLEDのスポットライトや、スポーツスタイリングバー、ブラックサイドスタイリングバー(いずれも加飾)や18インチのホイールなどが装備されることで、Trek-1°の一丁上がり。
カラーは2色のみ。ブラックメタリックとストームホワイトだ。リアの両側にはTrek-1°専用のデカールが標準で貼られていて、ベッド(荷台)はカバーがされている。
推進力を作り出すのは2.3ℓターボチャージドディーゼルで、158psと187ps仕様が選べる。それに組み合わさるのは6速マニュアルか、7速オートマティックのギアボックスだ。
■どんな感じ?
ナバラ、まるでSUVのように
ナバラTrek-1°に乗り込んでみると、レザーシートがお出迎えしてくれる。ダッシュボードはキャシュカイ(日本名:デュアリス)の皮をむいたようなデザイン。7インチのスクリーンには、ナビとデジタルラジオが装備されていて、一見すると広々としたSUVのような感覚。
われわれのテスト車両はパワフルな187ps仕様のエンジンで、それに7速オートマが組み合わさっていたが、これまでのナバラと比べても機関的には何も変化はなかった。よって45.9kg-mのトルクでわずか1500rpmからモリモリ加速するので、高速でのクルージングなども快適であった。
実際のテストはできなかったものの、このクルマが3.5トンもの牽引力があるというのも充分頷ける。
テスト車両のオートマティック(写真はマニュアルのものを使っているけれど)の動作は素早く、プレミアムな感覚を味わうことができる。いっぽうでキックダウンを嫌う傾向が見受けられた。
遅いクルマがいるワインディングロードでの追い抜きには、鬱陶しさすら感じてしまうかもしれない。
「足腰」の印象が、ピックアップの評価を左右
ただ、ライバル車のなかで、このクルマの4輪駆動システムが一番まとも。2駆の設定だと燃費性能もいいし、4駆だとぬかるんだ道からの抜け出すパワーだって充分に体感できる。
かんたんなスイッチ操作だけでナバラは獰猛なオフローダーにもなり、またインテリア同様ただのSUVにもなる。
Trek-1°は18インチのホイールをまとっている。リアの足回りには5リンクのサスペンションを採用し、衝撃を吸収するのに一役買っているが、少し気になったのが路面のくぼみなどを越える際には車体を伝って振動が伝わってきたということ。
ただ、それを加味しても乗り心地はちょっと良いSUV並み。レンジローバーよりも331mm長い全長がこの乗り心地を手助けしているのだろう。視認性向上のため、パーキングセンサーと360°カメラを装備していて、ギアがリバースになったときにカメラが切り替わるようになっている。
ひとつアドバイス。LEDスポットライトを壊したくなければ、立体駐車場は避けるべきだ。
■「買い」か?
Xクラスとは戦える ただ冷静になると……
Xクラスとわたり合う最右翼だろう。どちらのモデルも車体をストレッチさせ、おめかしすることで、ハイクラスなクルマにしようという努力が見て取れる。
しかしながら、こんな装備や外観のパーツなど必要なのだろうか? と思ったひとは、通常モデルの最上級版を買うに越したことはない。走行性能は変わらないのに、£3,435(50万円)も安いのだから。
日産ナバラTrek-1°
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