トロロッソ・ホンダのチーム代表を務めるフランツ・トストは、F1の年間レース数は20戦を下回るべきではないと主張している。
先日パリで開かれた世界モータースポーツ評議会において、2019年のF1は全21レースで争われることが決定した。しかしF1は、カレンダーの拡大という懸念があるにもかかわらず、今後マイアミとベトナムを加えることを検討している。
2019年F1開催カレンダーと新ルールが承認。来季も全21戦へ
今年の初めには、ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールがmotorsport.comに対し、F1のカレンダーは大きくなり過ぎているので、大幅にカットして、可能であれば15~16レースにまで減らすべきだと話していた。
カレンダー拡大の可能性についてトストに尋ねると、「レースの数も規模も、限界ではない。これは我々が提供するショーだ」と述べた。
「もし退屈なレースが15戦もあったら、人々はこれ以上レースを見なくなるだろう。だが我々は、20戦か22戦やるべきだ。これで申し分ない数だろう」
「我々がグローバルプレイヤーであることを忘れてはならない。世界を相手にする存在であるためには、それだけのレースをすることが必要だ」
「20戦を下回るようなことには絶対に反対する。(1年間で)52週あるのだから、時間はたくさんある」
一方レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表とザウバーのフレデリック・バスール代表は、21戦が最大であり、妥当であると主張した。
「ある段階に到達して、我々はF1の持つ素晴らしい本質を失っている」とバスールは話した。
「レースの数が増えれば、皆がそれに慣れる。だがレースの素晴らしい面を保たなければならない」
「私としては、(レース数は)少し多すぎると思うが、カレンダーには従う。18戦を終えたところでやめるわけにはいかない」
2019年は、今年実現した異例の3週連続開催はなくなった。しかし3月から12月までの間に多くのレースを開催するという課題を前に、3週連続開催が復活する可能性もあるという。
バスールが18~20戦で行う方が良いと考える一方、ホーナーは21戦が予定されたカレンダーについて”飽和状態”だと話した。しかしホーナーは、アビテブールの主張する15~16戦では少なすぎると考えている。彼は1シーズンで使用できるエンジン基数のレギュレーションに言及し、「シリルはグリッドペナルティか何かを考えているのだろう」と冗談を交えた。
「15戦か16戦でシーズンを戦うというのは、少なすぎると思う。しかし21戦というのも、上限に達している」
「ガレージにいるスタッフなどを含めて全員にとって、タフなことだ」
「励みとなるのは、F1を開催したいと希望するいくつもの素晴らしい場所があるということだ。すでにカレンダーに組み込まれているサーキットにとっても、自然と競争になるはずだろう」
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