2019年10月22日、「即位礼正殿の儀」が行われ、今上天皇が即位を国内外に宣言された。
海外では、F1モナコGPには必ず大公殿下がお出ましになったり、スペイン国王が海外のグランプリを観戦に訪れるなど、王族がF1などモータースポーツに関わることは珍しくない。しかし天皇陛下とモータースポーツの関係性は、それほど強くないというのが正直なところだろう。
【写真】1953年のドイツGPで勝者ファリーナを祝福される上皇陛下
しかし、日本の皇位継承者がF1を台覧されたという事実が記録に残っている。1953年8月2日、ニュルブルクリンクで行われたドイツGPに、当時の皇太子殿下がお出ましになられていた。つまり、今の上皇陛下である。
このレースは、フェラーリのアルベルト・アスカリがポールポジションを獲得。ニュルブルクリンクの北コース(1周22.810km)を18周、今のF1よりも長い410.580kmで決勝レースが争われ、やはりフェラーリのジュゼッペ・ファリーナが優勝、2位ファン-マヌエル・ファンジオ(マセラティ)、3位マイク・ホーソーン(フェラーリ)という結果になった。F1、ひいてはモータースポーツの歴史を語る上で欠かせない名がズラリと並んでいる。
当時の皇太子明仁親王、現上皇陛下は、昭和天皇の名代としてエリザベス2世の戴冠式に参列されるなど、6ヵ月にも及ぶ欧米歴訪中だった。その際にF1ドイツGPを台覧されたのは、当初は公式予定にはなかったことだったと言われている。ただ、表彰式でファリーナを祝福される写真が数枚残っており、当時の様子を伺い知ることができる。
以来、天皇陛下がモータースポーツを天覧されたという事実は、記録に残っていない。
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