現在位置: carview! > ニュース > イベント > 幻のマツダRX500と、プロトタイプの実験車コスモスポーツ…ノスタルジック2デイズ 2024

ここから本文です

幻のマツダRX500と、プロトタイプの実験車コスモスポーツ…ノスタルジック2デイズ 2024

掲載 5
幻のマツダRX500と、プロトタイプの実験車コスモスポーツ…ノスタルジック2デイズ 2024

2月17日と18日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催されたノスタルジック2デイズ。マツダブースでは1970年の実験車『RX500』とプロトタイプの『コスモスポーツ』という2台のロータリー車が熱い視線を浴びていた。

RX500は1970年の第17回東京モーターショーに出展された実験車だ。世界初の2ローター・ロータリーエンジン(RE)を搭載したコスモスポーツの後継車の中のひとつとして製作された1台。

20年ぶり! 想い出のクラウンに再会…ノスタルジック2デイズ 2024

『ファミリア ロータリークーペ』の10A型REレーシング仕様を乗員後方に搭載、後輪を駆動するリアミドシップ・レイアウトを採用し、プラスチック・ボディや跳ね上げ式ドアなど斬新な技術的工夫がなされている。デザインは、後に『ユーノス・ロードスター』も手掛け、マツダの初代デザイン本部長となる福田成徳氏によるものだ。

スーパーカーブームに乗って世界中のモーターショーや全国のマツダ販売店などで展示されたが、ブームが下火になるとマツダの倉庫に保管されて”幻の車両”として眠りにつくことに。その後の2008年、ヌマジ交通ミュージアム(広島市交通博物館)によってレストアされ、今も管理・展示。2023年には広島マツダOBや現役若手エンジニアなども加わってエンジンがオーバーホールされ、走行可能な状態に修復されている。

結果的にRX500は量産されることはなく、世界に1台だけのロータリー・スーパーカーとなったが、そのマインドは初代『RX-7』などへと脈々と受け継がれていく。そんな貴重な実車を前に見学者は引きも切らず、多くの人たちが写真に収めていた。

もう1台、展示されていたのはプロトタイプのコスモスポーツ。発売前年の1966年、北海道から九州まで全国各地のマツダディーラーに計47台の試作車を送り込んで、大規模な社外委託実験が行われたうちの1台だ。

この個体は兵庫のディーラーに配車され、六甲や名神道などで実走テストが繰り返された試作車。ブースの担当者によれば、子供の頃に六甲でこの車を目撃したという来場者もいたというから驚きである。

特別にドアを開けてもらったが、7連メーターではあるものの、後の市販車とは異なった配列などが興味深かった。また、尖ったバンンパーや、宇宙をイメージさせるようなCピラーのエンブレムなども異なり、マツダファンをはじめとしたマニアたちの熱視線を浴びていた。

こんな記事も読まれています

3代目[プレリュード]人気爆発に納得!! 何故か3代目がハンパなく良かった国産車たち
3代目[プレリュード]人気爆発に納得!! 何故か3代目がハンパなく良かった国産車たち
ベストカーWeb
まさかの[ソリオにスイフト]が圧勝!? インドの[スイフト]がマジで快適すぎ
まさかの[ソリオにスイフト]が圧勝!? インドの[スイフト]がマジで快適すぎ
ベストカーWeb
「北海道キャンピングフェア」開催せまる!開放的な空間でアウトドア体験【動画あり】
「北海道キャンピングフェア」開催せまる!開放的な空間でアウトドア体験【動画あり】
グーネット
アウトモビリ・ピニンファリーナ ハイパーEV「バッティスタ」限定車&「B95」日本初上陸
アウトモビリ・ピニンファリーナ ハイパーEV「バッティスタ」限定車&「B95」日本初上陸
グーネット
ホンダ 新型「WR-V」純正アクセサリー人気ランキング 第1位はタフ感アップの定番パーツ
ホンダ 新型「WR-V」純正アクセサリー人気ランキング 第1位はタフ感アップの定番パーツ
グーネット
見た目に惚れて選んでも後悔しない魅力がある【試乗レポート メルセデス・ベンツ CLA】
見た目に惚れて選んでも後悔しない魅力がある【試乗レポート メルセデス・ベンツ CLA】
グーネット
役者が揃った優勝争い─マルティンの長い長い残り5周、M.マルケスの誤算、バニャイアの9コーナー/第5戦フランスGP
役者が揃った優勝争い─マルティンの長い長い残り5周、M.マルケスの誤算、バニャイアの9コーナー/第5戦フランスGP
AUTOSPORT web
コスパ最強のスポーツカーは[先代スイスポ]!! スポーツカーが40万!? 130馬力超えの6MTで買える!
コスパ最強のスポーツカーは[先代スイスポ]!! スポーツカーが40万!? 130馬力超えの6MTで買える!
ベストカーWeb
今なら完全NGよ!! 昔にあった信じられない[ゆる~い交通ルール]
今なら完全NGよ!! 昔にあった信じられない[ゆる~い交通ルール]
ベストカーWeb
マクラーレン「750Sスパイダー」を関西まで長距離テスト! サーキットが真骨頂のクルマが提案する日常の楽しみ方とは
マクラーレン「750Sスパイダー」を関西まで長距離テスト! サーキットが真骨頂のクルマが提案する日常の楽しみ方とは
Auto Messe Web
新型ロータス・エレトレ Sへ試乗 「5.1m」が小さく感じる敏捷性! 歴代最高のインテリア
新型ロータス・エレトレ Sへ試乗 「5.1m」が小さく感じる敏捷性! 歴代最高のインテリア
AUTOCAR JAPAN
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
AUTOSPORT web
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
AUTOSPORT web
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
AUTOSPORT web
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
AUTOSPORT web
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
くるまのニュース
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
AUTOSPORT web
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

5件
  • dar********
    この当時は各メーカーが競ってこういう未来のスポーツカーの試作車をモーターショーに出品していた。エンジンの馬力がどんどん上がり車のスピードが上がって行く時代だった。しかしアメリカで排気ガス規制の導入が決まり、さらに追い打ちをかけるように石油ショックでガソリン価格が急激に値上がりしてスポーツカーとかレースとか言うのはブームがいっぺんにしぼんでしまった。それがなければそう言う試作車も現実の市販車となっていたかも知れない。
  • ******
    RX500はエンジン降ろすのにフードやら何やら全部外さなきゃならないのが意外だった
    実走ショーカーだったし仕方ないが
    動画見たけどメンテナンス性は高くないのか
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

666.0901.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

89.51200.0万円

中古車を検索
RXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

666.0901.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

89.51200.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村