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【優勝車の中から最高の1台を選ぶ】1958年製フェラーリ335Sスパイダー「最も素晴らしいクラシックカー」賞に輝く

キャバリーノ・クラシック優勝車

1958年製フェラーリ335Sスカリエッティ・スパイダーが、栄えある今年の「最も素晴らしいクラシックカー」に選ばれた。最終候補として選ばれたいずれも壮麗な他の7台を退け、ペニンシュラ・クラシックス・ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワードを受賞したのだ。

【画像】ペニンシュラ・クラシックス・ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード 全9枚

2020年2月6日に発表されたこの賞は、ベスト・オブ・ザ・ベストという言葉どおり、2019年に世界各地で行われたコンクールで優勝したクルマの中から、さらに最も優れた1台を選ぶというもの。大賞に輝いた335Sは、2019年1月に米国フロリダ州パームビーチで開催されたキャバリーノ・クラシックのコンクールで優勝した車両だ。オーナーのアンドレアス・モーリンガーには喜びもひとしおだろう。なぜなら、このクルマは昨年、最終候補に残りながら受賞を逃したからだ。

わずか1000ドルで買い取られる

このフェラーリの数奇な歴史は、1959年のニューヨーク国際オートショーで大きな注目を集めたときから始まった。そのまま米国に留まった335Sスパイダーは、ワトキンス・グレンやデイトナなど全米各地のサーキットで活躍。しかし、1960年5月にヴァージニア・インターナショナル・スピードウェイで行われたレースに出場した際、V12エンジンをブローさせてしまう。修理費が莫大な額になるため、このフェラーリは所有者不明のまま、なんと3年間もニューヨークの税関に放置されていた。

1963年4月、幸いなことに、このフェラーリを引き取ろうという人物が現れた。彼は約1000ドルでこのクルマを買い取ったという。それから50年の間、世界各地に住む複数のオーナーの元を転々としていたこのスパイダーを、2013年にオーストリア・ザルツブルク在住のアンドレアス・モーリンガーが購入。クラシックカー整備のスペシャリストとして知られるポール・ラッセル・アンド・カンパニーに預けられ、新車当時と同じオリジナルの状態にレストアされた。

その仕上がりの見事さを証明するように、このフェラーリは2019年にキャバリーノ・クラシックで優勝する以前も、2017年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでクラス優勝。2018年のコンコルツォ・デレガンツァ・ヴィラ・デステでもベスト・オブ・ショーに輝いている。

クラシック&スポーツカーの誌面を飾ったクルマも

だが、ザ・ペニンシュラ・パリで発表された今回の受賞には、非常に熾烈な争いがあったに違いない。他の最終候補に選ばれた7台は、どれが選ばれてもおかしくないほど素晴らしいクラシックカーばかりだからだ。

ロバート・クデラが所有するフィゴーニ・エ・ファラッシ製ボディの1948年製タルボ・ラーゴ・グランド・スポーツ・クーペは、2019年9月にサロン・プリヴェでベスト・オブ・ショーを受賞。クラシック&スポーツカー誌12月号の誌面も飾っている。

最終候補の中にはもう1台、クラシック&スポーツカー誌に掲載されたクルマもあった。ケラー・コレクションが所蔵する1938年製メルセデス・ベンツ540Kアウトバーン・クーリールだ。同車は第24回アメリア島コンクール・デレガンスで優勝している。

各地のコンクールで優勝した名車揃い

ニコラス・エベルが所有する1950年製アバルト205モンツァ・ベルリネッタも最終候補に残った1台。昨年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで行われたカルティエ・スタイル・エ・リュクスの優勝車だ。

ルバロンがコーチワークを手掛けた1931年製スタッツCV32コンバーティブル・ヴィクトリアは、クウェイル・モータースポーツ・ギャザリングでベスト・オブ・ショーを受賞している。

ジョン・ファサル所有のバーカー製ボディを持つ1919年製ロールス・ロイス・シルバー・ゴースト・トーピード・スキッフは、ハンプトン・コート宮殿で行われたコンクール・オブ・エレガンスでベスト・イン・ショーに輝いた。

2台のベントレーも受賞を逃す

昨年、創立100周年を迎えたベントレーも、2台が最終候補に残っていた。1台は賞の共同設立者でもあるサー・マイケル・カドゥーリーが所有する1931年製8リッター・デュアル・ カウル・ツアラー。ガーニー・ナッティング製ボディを持ち、昨年ペブルビーチで大賞を獲得した車両だ。

もう1台のベントレーは、フリーストーン&ウェブがボディを製作した1931年製8リッター・フォーサム・クーペだ。こちらは昨年チャンティリー・アーツ&エレガンスで優勝している。

しかし、審査員を務めたジェイ・レノ、ニック・メイソン、ヘンリー・フォードIII世たちは最終的に、5回目となるこの賞の栄誉をフェラーリに与えることに決めた。

受賞理由は歴史と美しさ

「ペニンシュラ・クラシックス・ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワードの優勝車を1台選ぶことは困難でした。なぜなら、どのクルマも既に世界で最も権威ある賞のいずれかに選ばれたものばかりだからです。どのクルマも文句の付けようがありませんでした」と、レノは語っている。「2019年のベスト・オブ・ザ・ベストとして、われわれはレース戦績を含む詳細な歴史が残っているフェラーリを選びました。もちろん、非常に美しいクルマでもあります」。

モーリンガーはこの言葉に頷いているだろう。「このフェラーリは美しいスカリエッティによるコーチワークと、レーシングカーとしての血統を兼ね備えた希有な1台です」と語る。「非常に注目に値するこのクルマをレストアし、取り戻した往年の輝きを世界中の皆さんと共有できることは、喜び以外の何物でもありません」。

「このクルマがどれほど特別であるかを、審査員の方々が認めてくださったことに興奮しています。このような栄えある賞をいただいたことを大きな誇りに思います」。

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