トップギア ジェレミー氏降板 惜しむ声広がる

英国BBC放送の人気自動車番組『Top Gear（トップギア）』のメイン司会者で、プロデューサーとの暴行騒動で一時的に番組を降板していたジェレミー・クラークソン氏の番組降板が正式に決定した。BBCのディレクター、トニー・ホール氏が25日に声明を出し、ジェレミー・クラークソン氏との契約打ち切りを明らかにした。

ジェレミー・クラークソン氏は暴行騒動後の3月10日から番組の出演停止処分を受けていた。BBCの内部調査によると、ジェレミー氏から暴行を受けたプロデューサーは口元が腫れ上がり、出血していたという。

このような騒動が起こってしまったのは非常に残念なところ。というのもジェレミー氏といえば1988年から同番組に出演しており、番組の顔といえる存在。彼のユニークで歯に衣着せぬコメントは多くの視聴者を魅了してきた。

トヨタの英国法人はジェレミー氏降板の発表をうけ、YouTubeにジェレミー・クラークソン氏の印象的なシーンをあつめた映像を公開。映像の終わりには「Many thanks Jeremy From Toyota（ありがとう ジェレミー、トヨタより）」を感謝の意を表している。自動車メーカーがこうしたメッセージを発表するのも、同氏がいかに愛されていたかがうかがえる。