春めいてきた今日この頃。ほっとひと息つく間もなく、襲いかかってくるのがスギ花粉だ。寒さはエアコンをつければ凌げるが、花粉は目に見えない小ささゆえに、車内の狭い空間では冬の寒気以上に厄介な存在かもしれない。そこで今回は、花粉症に苦しむ人に向け、車内の空気をきれいにする花粉除去機能を持つエアコンフィルターについて、トヨタ、日産、ホンダなど各メーカーの製品事情を調べてみたい。
まずカーエアコンの大まかな仕組みだが、取り込んだ外気または内気をブロアファンで冷えたエバポレーターに当てて冷却除湿し、必要に応じてヒーターコアで温めた上で車内に送っている。エアコンフィルターは、このうちブロアファンの前に置かれ、取り込んだ空気からホコリや花粉などを除去する役割を果たしているのだ。
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エアコンフィルターの歴史はまだ浅く、20数年前から欧州車にポーレン(花粉)フィルターとして採用され始め、その後日本車にも広がり、今では多くの車種に標準装備されている。欧州車では外気導入口に取り付ける例が多かったが、日本車では内気循環を多用する環境に合わせ、外気と内気を混合した後の流路に取り付けられているのも特徴だ。交換時期は1年または10,000km~15,000km走行ごとを推奨しているメーカーが多い。
トヨタを見ると、新車装着品と同様に花粉除去及び脱臭機能をもったフィルターと、両機能を強化したアフターパーツ専用品「クリーンフィルター」が販売されている。さらに、系列部品メーカーのデンソーでは、脱臭機能とウイルスの活動抑制機能を持ったフィルターに加え、ビタミンCがお肌に潤いを与えるというプレミアムタイプもラインナップする。パーツ価格は1,800円~3,500円ほどだ。
次は日産。こちらも花粉及び臭い等に対応した「クリーンフィルター」と、さらに抗ウイルス、ビタミンC放出機能を持った「クリーンフィルタープレミアム」をラインナップする。日産によるとフィルターに塗布されたビタミンCが空気中の水分に溶け込み、肌の水分量を増やしてくれるようだ。メーカーが発表している交換費用(税込)は施工費込みでクリーンフィルターが6,182円~、クリーンフィルタープレミアムが7,315円~となる。
ホンダでは、花粉除去及び脱臭機能を持つ「エアクリーンフィルター」と、脱臭機能はやや低下するものの製品寿命を2倍に伸ばしたロングライフタイプ、さらに抗ウイルス、ビタミンC放出機能を備えた「プレミアムエアクリーンフィルター」を用意。このうちロングライフタイプは2年または24,000kmごとの交換で良い。メーカーからはプレミアムエアクリーンフィルターの価格(税込)が6,050円と発表されている。
時節柄か、ウイルス対応とビタミンCによる保湿効果が最近のエアコンフィルターのトレンドとなっている模様。次の交換時期にはワンランク上の製品を選んでみてもいいだろう。
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みんなのコメント
てか、これメーカーからの宣伝依頼でもあったの?
飛散が遅いのか調子良いよ。