現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > まさかのトヨタ「ハイエース」が受注停止!?「代わりに売れるクルマがない!」販売店から困惑の声も

ここから本文です

まさかのトヨタ「ハイエース」が受注停止!?「代わりに売れるクルマがない!」販売店から困惑の声も

掲載 151
まさかのトヨタ「ハイエース」が受注停止!?「代わりに売れるクルマがない!」販売店から困惑の声も

■ユーザーも販売店も「困ってる」なぜ?

 トヨタの商用車「ハイエース」は、プロユースとして建築業界や物流業界などで活躍しているだけでなく、アウトドアレジャーや車中泊といった個人ユースでも人気を集めるワンボックス型バンです。
 
 約20年という長きにわたって多くのユーザーに支持されているハイエースが「受注停止」しているというのですが、これに関してトヨタの販売店スタッフは対応に苦慮しているといいます。
 
 どういうことなのでしょうか。トヨタの営業マンに話を聞いてみました。

トヨタが新型「ハイエース」を発売! 239万円から 全車で安全装備を強化

「ただ受注停止と聞いているだけで、現在も詳細情報は入ってきていません。

 店舗ではハイエースのカタログなどは置いてあり、問い合わせも多くあります。

 しかしながら、受注停止は決まったことで、ハイエースを目当てに来店されるお客さまに関してはお断りせざるを得ない状況です」

 受注停止についてユーザーに伝えると、驚かれるとともに「寂しい」といった声が聞かれるそうです。

 人気車だけにハイエースが販売できない状況は、販売店にとっても痛手でしょう。商談では違うモデルを勧めているのでしょうか。

「もちろんそうなのですが、ハイエースが欲しいということで来店されるお客さまは、ハイエースしか考えていない場合が多いです。

 ハイエースは一言で例えると“替えがきかないクルマ”です。

 トヨタには『ノア』『ヴォクシー』といったミニバンがラインナップされており、これらも人気が高いのですが、ハイエース目当てのお客さまにお勧めしても意思は全く動きません」(トヨタの営業マン)

 ハイエース最大の魅力である室内空間の大きさや取り回しの良さ、運転のしやすさ、ディーゼル車も設定しているといったことに、魅力を感じるユーザーが多いといいます。

 営業マンとしては、ノア・ヴォクシーのほか、商用で使用するなら「タウンエース」「ダイナカーゴ(トラック)」を代わりに提案するというのですが、なかには「ハイエースが買えないなら、軽自動車か2tトラックなどにします」といわれて購入に至らないケースも多々あるといいます。

 つい最近も「乗り心地は悪いがハイエースのビルトインラダーフレームが良い」という来店客にノア・ヴォクシーを提案したところ、「モノコックボディはいらない。乗り心地はそんなに重視していない」とキッパリと断られたこともあったそうです。

「どんな条件でも、どんな目的でも、変幻自在・自由自在に変化できるクルマという唯一無二の存在で、どう考えてもハイエースの代わりになる車種は提案できません。

 日産にも商用バンの『キャラバン』がありますが、ハイエースのブランド力や認知度は群を抜いています。

 ディーラーとしてもハイエースはどのようなユーザーにも提案しやすく、提案したときの安心感があったのですが、受注停止している今はその安心感がなくってしまい、正直困っています」(トヨタの営業マン)

※ ※ ※

 ハイエースの受注停止は次期モデルが控えていることが要因のひとつとして考えられますが、その詳細は明らかになっていません。

 一部改良やマイナーチェンジなのか、もしくはフルモデルチェンジして新型モデルが登場するのか、いずれにしてもユーザーも販売店の営業マンも、ハイエースの受注再開を期待しています。

 なお、現行モデルでもオーダー枠にまだ空きがあったり、在庫車を持っている販売店もあるかもしれません。ハイエースの購入を検討している人は早めの行動をお勧めします。

こんな記事も読まれています

トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
くるまのニュース
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
AUTOSPORT web
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
【今さら人には聞けないEV生活の基礎知識】充電スタンドの種類や探し方、電欠しない充電の仕方など、基本中の基本をお教えします
【今さら人には聞けないEV生活の基礎知識】充電スタンドの種類や探し方、電欠しない充電の仕方など、基本中の基本をお教えします
Auto Messe Web
ニッサンFEがシミュレーター大手のDynismaと提携。競争力向上を狙い特注の新型システムを導入へ
ニッサンFEがシミュレーター大手のDynismaと提携。競争力向上を狙い特注の新型システムを導入へ
AUTOSPORT web
進化型『GRヤリス』用、HKSのスーパーターボマフラー2製品発売 「運転が楽しくなる音質」実現
進化型『GRヤリス』用、HKSのスーパーターボマフラー2製品発売 「運転が楽しくなる音質」実現
レスポンス
『ジャガーXJR-12(1990年~1991年)』再びル・マン制した耐久専用車【忘れがたき銘車たち】
『ジャガーXJR-12(1990年~1991年)』再びル・マン制した耐久専用車【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!
美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!
くるまのニュース
R36「スカイラインGT-R」まもなく実車公開か!? デザインはまるでR34型! 4.1リッターで1000馬力を発生する「次世代型GT-R」の気になる姿とは?
R36「スカイラインGT-R」まもなく実車公開か!? デザインはまるでR34型! 4.1リッターで1000馬力を発生する「次世代型GT-R」の気になる姿とは?
VAGUE
【第1回】長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:ミニチュアと実車の二刀流趣味~スーパーセブン編
【第1回】長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:ミニチュアと実車の二刀流趣味~スーパーセブン編
AUTOCAR JAPAN
「能ある鷹感がいい」ワゴン専用になったVW『パサート』、デザイン、実用性にSNS注目
「能ある鷹感がいい」ワゴン専用になったVW『パサート』、デザイン、実用性にSNS注目
レスポンス
ハイエースにキャラバンが「デコトラ」みたいに「ギラッギラ」! 一歩間違えると「ブサイク」になる難易度高めの「デコバン」ワールド
ハイエースにキャラバンが「デコトラ」みたいに「ギラッギラ」! 一歩間違えると「ブサイク」になる難易度高めの「デコバン」ワールド
WEB CARTOP
F1ハースとの協業で得られる技術的メリット。WECとの違いとパイプライン【トヨタ/TGR加地部長インタビュー/前編】
F1ハースとの協業で得られる技術的メリット。WECとの違いとパイプライン【トヨタ/TGR加地部長インタビュー/前編】
AUTOSPORT web
マセラティ公式の「スーパーカー消しゴム」グッズ発売、“直線番長レース”で大人も夢中に
マセラティ公式の「スーパーカー消しゴム」グッズ発売、“直線番長レース”で大人も夢中に
レスポンス
「うわっ…!」“西日”がまぶしい! 午後のドライブで突然のピンチに!? 注意したい晩秋特有の“現象”に有効な「対策」とは
「うわっ…!」“西日”がまぶしい! 午後のドライブで突然のピンチに!? 注意したい晩秋特有の“現象”に有効な「対策」とは
くるまのニュース
急転直下のキャデラックF1参戦。マリオ・アンドレッティにとっても謎?「個人的な理由もあったようだが、突然まとまった」
急転直下のキャデラックF1参戦。マリオ・アンドレッティにとっても謎?「個人的な理由もあったようだが、突然まとまった」
motorsport.com 日本版
[15秒でわかる]ヒョンデ『アイオニック9』…柔軟な座席配置を実現
[15秒でわかる]ヒョンデ『アイオニック9』…柔軟な座席配置を実現
レスポンス
いすゞ「“2階建て”キャンパー!?」世界初公開! タフな「カクカク」ボディが超カッコイイ! 6人寝られる「NTB エクスペディション ストライカー」愛知で実車展示
いすゞ「“2階建て”キャンパー!?」世界初公開! タフな「カクカク」ボディが超カッコイイ! 6人寝られる「NTB エクスペディション ストライカー」愛知で実車展示
くるまのニュース

みんなのコメント

151件
  • ハイエース乗りにまともな奴はいない!という定義が存在する。運転荒い、マナー悪い、教養低い!毎度思う。やっぱりハイエースか!走る迷惑しかない。
  • 来たのがガテン系おじさんならアルヴェルでも契約させときなよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

258.1685.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8760.9万円

中古車を検索
キャラバンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

258.1685.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8760.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村