現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > もはや高級車!? トヨタ「プリウス」燃費より“スタイル重視”! スポーツクーペに進化した「元祖ハイブリッド車」何がいい?

ここから本文です

もはや高級車!? トヨタ「プリウス」燃費より“スタイル重視”! スポーツクーペに進化した「元祖ハイブリッド車」何がいい?

掲載 26
もはや高級車!? トヨタ「プリウス」燃費より“スタイル重視”! スポーツクーペに進化した「元祖ハイブリッド車」何がいい?

■スポーティになった5代目「プリウス」魅力はどこに?

 2023年1月に5代目となるトヨタ「プリウス」が発売されました。通称「60プリウス」と呼ばれるモデルですが、街中で見かける機会も増えてきて、多くのユーザーに支持されているようです。
 
 一体どのような魅力があるのでしょうか。

【画像】超カッコいい! これがトヨタ「プリウススポーツ」です! 画像を見る

 1997年に世界初の量産型ハイブリッドシステム搭載車として初代プリウスが登場。当時でも28.0km/L(10・15モード)という驚異的な燃費性能を誇り、ハイブリッドシステムを世に広めた先駆者として知られています。

 以降、プリウスは「ハイブリッドシステム」の代名詞であり、その後急速に重要度が上がった環境性能に優れたクリーンな1台として、大ヒットシリーズへと成長。

 すでに四半世紀を経過した「THS(Toyota Hybrid System)」は進化を続け、衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense」も搭載され、安全性と環境性能を両立した、優等生的モデルとして人気を得ています。

 歴代プリウスに共通するのは、優れた燃費性能に加え、個性的なエクステリアの採用です。

 初代こそ懐古主義的なハコ型セダンでしたが、2003年に登場した2代目、2009年に登場した3代目で採用された「ワンモーションスタイル」の5ドアハッチバックボディは、初代では狭すぎた車内空間も改善され実用性が向上。

 さらに税制面での優遇制度もあり、クルマに興味のない人までが指名買いするほど知名度も高まっていきました。

 2015年に登場した4代目「50プリウス」は、ハイブリッドシステムは小型・軽量化され、40.8km/L(JC08モード・E)まで燃費も向上。

 衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」を搭載しランプ類もLED化されたのですが、攻めすぎたデザインのせいで、2代目や3代目ほどのヒットとはなりませんでした。

 そして2023年、現行モデルとなる5代目の60プリウスへと進化。ちなみに5代目なのに60なのは、3代目の「30プリウス」に追加設定されたステーションワゴンの「プリウスα」に「40」の形式名を使用したためです。

 5代目となる60プリウスは、今までの超優等生キャラにスタイリッシュさをプラス。より低くワイドなシルエットとなり、フロントマスクは16代目「クラウン」や日本未導入の2代目「C-HR」とも共通する「ハンマーヘッド」を採用しています。

 ハイブリッドシステムは2リッターへと排気量を拡大し、従来モデルより1.6倍もパワーアップを果たしました(サブスクリプション「KINTO」専用グレード「U」は1.8リッターを継続)。

 そんな60プリウス最大の特徴は、燃費最優先とは言わなくなったことでしょう。

 もちろん従来モデルを凌ぐ低燃費(28.6km/L・WLTC)を実現しつつも、デザイン性を優先させた「スポーツクーペ感」を演出。

 しかしその結果として、車両価格も上昇。コミコミ乗り出し400万円超となり、“高級車”と呼べるモデルへとステージがひとつ上がってしまったようです。

 そんな60プリウスの評価を調べてみると、ユーザーの反応はおおむね好評です。

 ユーザーの声で多かったのが「低く構えたスタイルがカッコ良い」というもの。大径19インチホイールを装着し、スポーティさを増したことが好印象となっていることがわかります。

 スタイリッシュになった一方で、フロントガラスが寝かせられたクーペスタイルとあって運転席の圧迫感が増しており、車内空間はお世辞にも開放感があるとは言えません。

 さらにホイールベースも50mm延長されましたが、全高の低さもあって狭く感じます。

 歴代のプリウスオーナーは「燃費」「安全性」「扱いやすさ」を重視して選んだ人も多く、この路線変更は意見が分かれそうですが、プレミアム感や走行性能が向上したことから、今までプリウスを選ばなかった“クルマ好き”の人が購入することも多くなっているようです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
くるまのニュース
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
VAGUE
「山賊もやし炒め定食」はパンチの効いた味濃いめ! 東関道「湾岸幕張PA」
「山賊もやし炒め定食」はパンチの効いた味濃いめ! 東関道「湾岸幕張PA」
バイクのニュース
7番グリッドスタートも、苦しい苦しいレースを強いられた角田裕毅。しかしペレスを抑え切り9位確保「FP1から良いマシンを手にできれば……」
7番グリッドスタートも、苦しい苦しいレースを強いられた角田裕毅。しかしペレスを抑え切り9位確保「FP1から良いマシンを手にできれば……」
motorsport.com 日本版
ホンダ『CRF1100L  Africa Twin』リコール…加速不良、転倒のおそれ
ホンダ『CRF1100L Africa Twin』リコール…加速不良、転倒のおそれ
レスポンス
SUPER GTの「LM corsa」をサポートする「TWSプリンセス」4人組のスタイルが良すぎ! 爽やかなコスチュームを纏う彼女たちは普段何してる?
SUPER GTの「LM corsa」をサポートする「TWSプリンセス」4人組のスタイルが良すぎ! 爽やかなコスチュームを纏う彼女たちは普段何してる?
Auto Messe Web
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、苦しい1年を戦い抜いた4連覇は”誇り”「ある意味、とても特別で美しいシーズンだ」
フェルスタッペン、苦しい1年を戦い抜いた4連覇は”誇り”「ある意味、とても特別で美しいシーズンだ」
motorsport.com 日本版
MAXWIN、ヘルメット取付タイプのGPS搭載ドラレコ「MF-BDVR001G」発売
MAXWIN、ヘルメット取付タイプのGPS搭載ドラレコ「MF-BDVR001G」発売
レスポンス
空冷6気筒の水平対向! RRレイアウト! ポルシェになれなかったGMの「コルヴェア」とは
空冷6気筒の水平対向! RRレイアウト! ポルシェになれなかったGMの「コルヴェア」とは
WEB CARTOP
「パフォーマンスやスピードは昨年と比べ物にならない」トヨタWRC勝田貴元、2024年は自身の成長を実感した1年に
「パフォーマンスやスピードは昨年と比べ物にならない」トヨタWRC勝田貴元、2024年は自身の成長を実感した1年に
motorsport.com 日本版
水道代がかからないしエコだからって「井戸水」「雨水」洗車はNG! キレイにならないどころか塗装を傷める可能性もあった
水道代がかからないしエコだからって「井戸水」「雨水」洗車はNG! キレイにならないどころか塗装を傷める可能性もあった
WEB CARTOP
スライドドア採用! ホンダの「2ドア“MR”ハッチバック」がスゴイ! まさかのミッドシップでめちゃ楽しそうな「ステップ“バス”」とは
スライドドア採用! ホンダの「2ドア“MR”ハッチバック」がスゴイ! まさかのミッドシップでめちゃ楽しそうな「ステップ“バス”」とは
くるまのニュース
ホンダ『S660』用HKSインタークーラーキットがリニューアル、ブラックメッシュホース使用で軽量化
ホンダ『S660』用HKSインタークーラーキットがリニューアル、ブラックメッシュホース使用で軽量化
レスポンス
NY発ファッションブランドが本気のカスタマイズ!「エメ レオン ドレ」流ポルシェが「鮮烈」デビュー
NY発ファッションブランドが本気のカスタマイズ!「エメ レオン ドレ」流ポルシェが「鮮烈」デビュー
Webモーターマガジン
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
THE EV TIMES
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
くるまのニュース

みんなのコメント

26件
  • miz********
    性能向上や安全装置を含めるとこんな値段になっちゃうんですかね~。
    その割には内装、特にメーターパネル周りなんてチャッチー感じ。
    あと個人的にはリアのデザインがど~よって感じがします。
  • NORMAN
    ロケットジジイが乗らないデザインにして、イメージ変えたいってことだと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0789.0万円

中古車を検索
プリウスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0789.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村