純正っぽさを残しつつ個性を演出したドリフトスペック!
DIYでリバレルした美麗なドリドリメッシュがドリ車感をアピール
「2020年のD1ライツは目桑が2年連続のチャンピオンを獲得!」愛機180SXは熟成を重ねて勝てる仕様に!!
このK30クルーは、25才という若手ドリフターの愛機だ。以前はタービン交換した180SXに乗っていたが、今から2年前にモーターランド三河で痛恨の廃車クラッシュ。そして新たな相棒を探していた時に、このSR20DET搭載のクルーと出会ってしまったそうな。
エンジンはPS13に搭載されていたSR20DETを換装。そこに自宅の溶接機を駆使して製作したS15用ベースの自作マフラーを取り付け、ラジエターなどの冷却系を強化したライトチューン仕様となっている。
リヤサスはホーシング式である純正サスペンションをシルビア用のマルチリンクに変更。アッパーマウント周りを新設するなど切った貼ったの大手術を行なって、メンバーごとのフル移植を実現している。これのおかげか「ドアが4つあるシルビアみたいな動きですね」とオーナー。
外装は「純正っぽく見えつつも、しっかりとチューニングしてある雰囲気」をテーマに構築。フロントバンパーはインタークーラーを装着した時に干渉する部分が大胆にカットされており、リップスポイラーはBNR32純正で中央部分を短縮加工して辻褄を合わせている。
足回りはS13用を流用し、フロントはクスコ製でバネレートは10kg/mm、リヤはシルクロード製で8kg/mmという設定。取材時のタイヤは街乗り用のコルサだが、ドリフト時はディレッツァZIIIスタースペックにケンダカイザーKR20の組み合わせで、サイズは前後とも195/50-15を履く。
ホイールはオーナー自らリバレル加工&ペイントしたというドリドリメッシュ(9.0J-8)。リムは紙ヤスリからはじめてポリッシュまでかけ、作業に1週間を費やしたという苦労の結晶だ。なお、ゴールド部分はトヨタ純正色を使用している。
純正メーターは稼働しているものの正確ではないとのことで、追加メーターをインストール。ミッションはS14純正で、ニスモのBNR32用ソリッドシフトを導入してシフトフィーリングを向上させている。
そして純正っぽさをキープするためシートも純正流用。運転席側がBNR32純正で、助手席側がECR33純正だ。ハンドルはATCの330Φディープを愛用。今後は両脚ともBCNR33シートで統一させる予定だとか。
ボディ剛性はドゥーラックのフロアバーで強化。これがかなり効果的だったそうで「ふにゃふにゃ感が無くなって凄くドリフトしやすくなった」とのこと。
往年のタクシーのような外観を見て侮ると大ヤケドすること間違いなしのクルー改。まさに「羊の皮を被った狼」。ドリフト仕様としてさらなるステップアップが予定されているだけに、今後の発展が非常に楽しみだ。
PHOTO&TEXT:Daisuke YAMAMOTO
●取材イベント:SRミーティング2020
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みんなのコメント
y31セドリックもあまり見なくなって、ジャパンタクシーとかシエンタ、カローラヒィールダーあたりに代替が進んでいる。