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ベントレー コンチネンタル|語り継がれる名車の系譜 vol.22|

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ベントレー コンチネンタル|語り継がれる名車の系譜 vol.22|

輸入車 [2022.09.30 UP]


ベントレー コンチネンタル|語り継がれる名車の系譜 vol.22|
文●ユニット・コンパス 写真●ベントレー
※中古車参考価格はすべてグーネット2022年9月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年11月号の内容です)

ベントレー 新型コンチネンタルGTマリナー発表 上質感漂う内外装

ベントレーのDNAであるスポーティさとラグジュアリーの融合は、世界中の富裕層から圧倒的な支持を集めた。


グランドツーリングカーの最高峰

富裕層が求める最高峰をベントレーは提供する
 かつて自動車の黎明期は、旅に出かけることそのものが冒険だった。
 まだ中世の文化が色濃く残っていた当時のイギリスでは、ジェントルマンと呼ばれる支配階級が存在。中世時代に貴族階級の青年が学業の卒業時に欧州大陸を旅する「グランドツーリング」というものが存在していたこともあり、長距離を快適かつ速く走破できるクルマに対する潜在的な需要は高かったと言える。
 そんな背景を受けて登場したのが、イギリスに1919年に創業したベントレーだ。高性能なスポーツカーメーカーとして誕生したベントレーは、1924年には世界的なイベントであるル・マン24時間レースで総合優勝を果たし、その実力を証明。その後、ロールス・ロイスの傘下となってからも、スポーティな高級車として独自性を発揮した。その代表的なモデルがRタイプ コンチネンタル(1952年)だ。
 当時もっとも速い4シーターカーであったこのモデルは、同時に美しく、なおかつとびきり高価だった。このRタイプ コンチネンタルが、ベントレーのロールモデルとして、その後の規範となり、ベントレーは発展していく。そして2003年にはベントレー史上最大のヒット作となったコンチネンタルGTが登場。圧倒的な性能と極上の快適性を兼ね備えた現代のコンチネンタルは、今なお世界中の羨望を集めている。


ベントレー コンチネンタルはこんなクルマ
 現行型で3代目となったコンチネンタルGT。現在のベントレーを代表するモデルであり、高性能と快適性を最高レベルで両立するその類まれなるキャラクターは、世界中の富裕層から支持を集めている。

 3代目はクルマの基礎であるプラットフォームを刷新。エンジンは6LW12ツインターボと4LV8ツインターボを用意。いずれも4WDとなる。

 長距離を早く、そして快適に走破するのがグランドツーリング(GT)カー。コンチネンタルGTは、その最高峰に位置する。

 室内に使われる素材はどれも上質で、手に触れるレザーの質感はどこまでもしなやかでキメ細やか。豪華で、スポーティなテイスト。


[ベントレー コンチネンタルが名車になった理由]性能と快適さを世界最高レベルで両立させる

最高峰のレースで勝利を勝ち取り優秀性を証明
 当時、自動車メーカーがしのぎを削る最高の舞台であったル・マン24時間レース。そこでベントレーは1924年~1930年に5度の優勝を達成し伝説の存在となった。そして、現代でもその伝統は受け継がれている。


ブランドの方向性を鮮明にした「コンチネンタル」
 Rタイプ・コンチネンタル・ファストバック(1952年)こそ、現代ベントレーの基礎を築き上げたモデルである。全長5.2mと巨大でありながらアルミボディは軽量かつ空力に優れ、さらに美しい。走りは速さと快適性を両立した。


大量生産よりも美しさを優先する本物の高級車
 職人によるハンドメイドを特徴とするベントレー。現代においても工作機器と手作業をミックスさせ、独自の美意識を実現させているのがベントレーというブランド。生産効率よりも、ベントレーとしての美しさを優先するのだ。


華麗なるライフスタイルを演出してくれる
 ベントレーが備える世界観は、まさにラグジュアリーの極み。代表的な愛好者のイメージとしては、クルマ趣味にとどまらず高級ヨットなども愛好し、スポーティな要素を好むというもの。アクティブな富裕層が多い。


職人の手仕事を感じられる豪華なインテリア
 ベントレーのインテリアは職人たちが手作業で一針ずつ縫い合わせて完成させている。使われる皮革はグレードが高く、傷などは徹底的に選別される。また、新車であればカスタマイズへの要望にも柔軟に対応してくれる。


高性能であってもラグジュアリーを忘れないGTカー
 高性能でスポーツカーに匹敵するパフォーマンスを備えるが、快適性や優雅さを忘れないのがベントレー流。大陸を横断するようなロングドライブを、快適かつ早くこなせる超一流のグランドツーリングカーなのだ。


いま買いの中古車たち

ベントレー コンチネンタルGT(先代)
 初代のモチーフを受け継ぎながら、さらにブラッシュアップした2代目。スタイルはさらに洗練され、メカニズムも刷新された。エンジンは6LW12に加えて4LV8も選べるようになった。

中古車参考価格帯:650万円~1500万円(10年~17年)


ベントレー コンチネンタルGTC(先代)
 「コンバーチブルグランドツアラー」をコンセプトに開発されたコンチネンタルGTのオープン版。シートには首筋に温風を吹きつけるネックウォーマーも備わる。性能面はクーペと同等。

中古車参考価格帯:1050万円~1600万円(11年~17年)


ベントレー コンチネンタル フライングスパー(初代)
 クーペモデルをベースにしながら、さらなるラグジュアリーな空間を与えた4ドアモデル。全長とホイールベースを延長することで後席のためのスペースを拡大。すべての席で快適な移動を味わえる。

中古車参考価格帯:260万円~500万円(05年~13年)


ベントレー コンチネンタルGT(初代)
 80年間でトータル1万6000台だったベントレーの生産台数。ところが初代コンチネンタルGTは、7年間で2万3000台が生産された。間違いなくブランドの歴史を変えた1台で、名車と呼ぶにふさわしい。

中古車参考価格帯:280万円~600万円(03年~10年)

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みんなのコメント

5件
  • 何ちゅう悪いタイミング...葛餅屋のヤカラ社長のイメージしか無いがな...
  • 最低300万からある。
    コレが300万。
    大いにアリでしょう。欲しい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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