■ハイデッキセンターコンソールでパーソナル感を強調した内装を採用
ホンダは2022年7月14日、今秋から国内で発売を予定する新型SUV「ZR-V(ゼットアールブイ)」の概要と内外装デザインなどについて初公開しました。9月には予約受注も開始される予定です。
【画像】「日本独自フェイス採用!」ホンダ 新型「ZR-V」は「HR-V」とどこが違う!? 内外装を写真で見比べてみる(45枚)
今回発表された新型ZR-Vは、2022年6月に北米で先行公開された新型SUV「HR-V」の日本版で、独自のデザインが施されました。
新型ZR-V開発のグランドコンセプトは「異彩解放」。ホンダでは開発の狙いについて次のように述べています。
「お客様の個性を解き放ち、お気に入りの一張羅のように気分を高めるクルマを目指して開発されました。ドライバーに自信と余裕をもたらすクルマとして、SUVに新たな価値を提供します」
デザインでは、都会にも似合うスマートでエレガントな演出を施したといいます。
外観では、フロントからリアにかけボリューム豊かで滑らかな面をもつ流麗なプロポーションを特徴とします。
フロントは、周囲の形状と連続性を持たせたバーチカル(垂直)グリルと、横長でシャープなヘッドライトにより、上質かつ凛々しく存在感のある表情としています。
リアは、ボディの下まわりにボリュームを持たせつつ、上に向かってなめらかに絞り込むことでワイドトレッドを強調した造形です。
内装では、左右に広がるインストルメントパネルを採用し、広々とした空間を演出しました。
また細部にわたる部品の仕立てについてホンダでは、機能的で緻密な仕上げによって造形の美しさを際立たせ、上質な室内空間を目指したと説明します。
加えて、ハイデッキセンターコンソールによって運転席と助手席を分けることで、乗員のパーソナルな空間を創出しているのも特徴です。
■2リッター「スポーツe:HEV」(ハイブリッド)と1.5リッターターボの2機種を設定
新型ZR-Vのパッケージ面では、低く安定したドライビングポジションと、見晴らしのよいアイポイントを両立させることで、運転のしやすさの確保と、ドライバーとクルマとの一体感を高めることを目指し開発されました。
ワイドで水平基調な前方視界に加え、後方についても他の車両や歩行者などを認識しやすい視界とすることで、運転時における良好な視界を追求しているといいます。
後席についても、前席同様ヒップポイントを低く設定することでルーフエンドのデザインの自由度を高め、流麗なルーフラインと空力性能向上をともに実現させています。
またホンダでは、使い勝手の良い多彩な収納スペースを用意し、ユーザーのさまざまなニーズに応えられるユーティリティを確保したと説明しています。
日本仕様の新型ZR-Vに搭載されるパワートレインは、ハイブリッドとガソリンの2タイプが用意される予定です。
ハイブリッドモデルには、新型「シビック e:HEV」で新開発した2リッター直噴エンジンと2モーター内蔵電気式CVTの「スポーツe;HEV」をSUVに初搭載します。
ホンダではスポーツe:HEVについて、市街地から郊外、高速道路、ワインディングなど、さまざまなシーンにおいて、1クラス上の上質で爽快な走りを提供すると説明しています。
またガソリンモデルには、高レスポンスで軽快な走りを提供する1.5リッターターボエンジンとCVTの組み合わせが搭載されます。
なお新型ZR-Vでは、ハイブリッド・ガソリン各モデルともに四輪駆動システム「リアルタイム AWD」を設定。優れた雪上旋回や登坂の性能を持ち、安心感のある雪上走行を実現したといいます。
※ ※ ※
5月から先行公開されているホンダの新型ZR-V特設サイトでは、開発者やデザイナーらの声が掲載されています。
ホンダでは同サイトについて、今後先行予約などの情報を随時紹介していく予定としています。
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