水平対向エンジン+シンメトリカルAWDが活きるシステム
SUBARU(以下、スバル)が群馬製作所 北本工場の内部を報道陣に公開した。ここでは、スバルが新たに開発した「ストロングハイブリッド(S:HEV)」システム用のトランスアクスルを今年10月から製造している。
そもそもは、1951年に立ち上げた産業機器事業でのエンジン生産拠点だった。 「ロビン」の名で親しまれ、建設機器、農業機器、さらにスノーモービルや黎明期のレーシングカートなどにも使われていた。
時代の変遷の中で、2017年に産業機器用エンジンの生産が終了した後、一部の車載エンジン生産や部品物流拠点として活用されていたが、2022年12月にリニューアルを開始して現在に至った。 目指したのは、「モノづくり革新で世界最先端を目指すための第一歩」であり、そうした次世代スバルに向けた「モデル工場」である。今回の取材で、ストロングハイブリッド用トランスアクスルの製造についても、様々なDX(デジタルトランスフォーメーション)が施されているのが分かった。
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では、改めてスバルのストロングハイブリッドについて紹介しよう。 水平対向エンジンは、マイルドハイブリッドが2Lであったのに対して、2.5L化した。熱効率を上げて燃費を改善するため、吸気側のカムシャフトを開角化するミラーサイクル化を採用した。これによりエンジン全体としての出力が下がるため、これをモーターで支える。
モーターは、2つある。発電用と駆動用で、駆動用の出力は88kWと、マイルドハイブリッド用の10kWよりかなり大きい。まさに、マイルドに対してストロングであり、その効果は走りに直結している。
これら2つのモーターを動力分割プラネタリギアなどのギア機構によって、フロントデフと後輪を駆動するプロペラシャフトのそれぞれにトルクを分割する仕組みだ。また、リア側へのトルク伝達には、新開発の電子制御カップリング(電磁式)の効果が大きい。マイルドハイブリッド用の油圧式に比べてレスポンスが3割向上している。これにより、クルマ全体の動きが機敏になった。
こうした各種部品やシステムを、クルマの中央の軸で真っ直ぐ配列させることで、スバルの真骨頂である水平対向エンジン+シンメトリカルAWDが活きてくる。筆者は今夏、富士山麓の特設コースで、ストロングハイブリッドを積む「クロストレック」に試乗し、マイルドハイブリッドとの差を実感している。今回の北本工場取材は、その差の根拠を詳しく知ることができる貴重な機会であった。
ストロングハイブリッドは2025年発売の新型フォレスターにも搭載される。
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みんなのコメント
もう少し真面目に記事書いてほしい。