現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 最新商用車試乗【2】新型ハイゼット/アトレー

ここから本文です

最新商用車試乗【2】新型ハイゼット/アトレー

掲載 更新 11
最新商用車試乗【2】新型ハイゼット/アトレー

新車試乗レポート [2022.04.04 UP]


最新商用車試乗【2】新型ハイゼット/アトレー
ニッポンの「はたらく」を縁の下で支えているのが商用モデルたち。
ここでは、新しいディーゼルエンジンを搭載した新型キャラバンの先行試乗と、
パワートレーンを刷新したハイゼットトラックとフルモデルチェンジを行ったアトレーの魅力に迫ります!

最新商用車試乗【1】新型キャラバン・ディーゼル

●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久


DAIHATSU ハイゼット/アトレー

アトレー

昨年12月に軽商用車「アトレー」「ハイゼットカーゴ」が約17年ぶりにフルモデルチェンジを行った。これに伴い、「ハイゼットトラック」も同様の新型FR用CVTを採用するマイナーチェンジを行っている。
DAIHATSU ハイゼット/アトレー
●発売日:'21年12月20日
●ハイゼット カーゴ価格:104万5000~160万6000円
●ハイゼット トラック価格:90万2000~145万2000円
●アトレー価格:156万2000~182万6000円
●問い合わせ先:0800-500-0182(ダイハツお客様コールセンター)

主要諸元(アトレー RS・4WD)
●試乗車ボディカラー:レーザーブルークリスタルシャイン(有料色:2万7500円高) ●試乗車車両本体価格:182万6000円
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1890 ●ホイールベース(mm):2450 ●車両重量(kg):1020 ●パワートレーン:658cc直列3気筒DOHCターボ(64PS/9.3kg・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード燃費(km/L):14.7 ●燃料タンク(L):38(レギュラー) ●サスペンション前/後:ストラット式/トレーリングリンク式 ●ブレーキ:前/ディスク、後/リーディングトレーリング ●タイヤサイズ:145/80R12


とっても身近な軽商用モデルが大進化、これぞ仕事の相棒だっ!
新設計のFR用CVTの
優秀さが光る余力!
 試乗車のアトレーの荷室には砂袋が五つ。積載前提の設計なので100kgの重しを載せているとのこと。法定最大積載は350kgのため、これでも軽めというわけだ。とは言えNAのハイゼットカーゴでも車重は900kg超。1割以上の負荷増は動力性能に相当影響しそうだが、新CVT採用の新型への自信の表れなのだろう。
 実際、NA仕様でも意外と非力感はない。あくまでも「感」であり、高速域になれば全開もままある。パワーウェイトレシオ的には非力なのだ。それを殊更に感じさせないのはCVTの制御の巧みさ。2000~2500回転を巡航回転数とし、加速に応じて細かく変速する。ステップ変速と異なり急激かつ大きな回転数変化がないため体感的には穏やか。つまり加速に余裕があるように感じられる。
 ならばターボは不要、という訳もない。高速域での全開頻度が違う。NAでは苦労する流れの速度変化や合流でもターボ車ならば余裕。高負荷加速時の使用回転域も使用時間も下がり、1ランク上の余裕がある。高速道路の使用前提ならターボは必須だ。
 しかも、アトレー(4ナンバーワゴン)にはX以外に全車速型ACCやLKAまで装着。跳ねるような乗り心地に軽商用を意識させられるが、ACC任せなら高速の運転ストレスもかなり軽減。ツーリング&レジャー用途が得意というほどではないが、タウンユースを基本にたまの日帰りレジャーくらいなら十分。商用モデルだが一般性も兼ね備えた魅力の一台だ。


ハイゼット トラック ジャンボ

アトレー デッキバン

ハイゼットトラックのキャビンユーティリティを高めたジャンボも進化。ハイゼットカーゴで好評のデッキバンをアトレーにも新設定。

前席

後席

パーソナルユースも想定したアトレー。9インチディスプレイオーディオの装着も可能だ。ダイブダウン格納でフラットになる後席で荷室も広々。

助手席下にエンジンが配置されるキャブオーバータイプ。フロントフード内には冷却系などが配置される。

アトレーにも新設定されたデッキバン。荷台を洗えるため、マリンスポーツや釣りなどのレジャーにも好適。ファニーなスタイルが人気を呼びそうだ。ディーラーOPでリバーシブル仕様のデッキマットも設定。標準車同様、後席はダイブダウンでフラットに格納可能だ。

こんな記事も読まれています

一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
motorsport.com 日本版
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
くるまのニュース
新型3列シート電動SUV『アイオニック9』正式発表、充電中は4人が広々休憩も…ロサンゼルスモーターショー2024
新型3列シート電動SUV『アイオニック9』正式発表、充電中は4人が広々休憩も…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
くるまのニュース
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
バイクのニュース
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
レスポンス
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース

みんなのコメント

11件
  • それよりもまず納車未定なのでそこを早く何とかしろ!
  • 商用としてどうかは兎も角、車中泊カーとしては荷台の商用化は正解だと思います。
    断熱なんてベッドキットで色々あて物を入れて浮かせますからね。それより汚れても洗いやすい方が利便性がいい。

    惜しむらくは後席の窓がクリップ留めになったことか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

163.9191.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9442.8万円

中古車を検索
アトレーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

163.9191.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9442.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村