米フォード・モーターズは8月5日、「マスタング」をベースにしたハイパフォーマンスバージョン「シェルビー GT500」の2020年モデルについて詳細を公表した。
不世出のレーシングカーデザイナー、キャロル・シェルビーの姓を冠するグレードは、マスタングのトップレンジを飾るのが恒例。本年1月のデトロイトショーで世界初公開された2020年式シェルビー GT500も、そんな伝統に則って、ポニーカーの呼称が似つかわしくないほど圧倒的なパフォーマンスにチューンされている。
その心臓は、フォードが世界で最も密度が濃いとうたう最高出力760馬力、最大トルク847Nmの5.2リッターV8スーパーチャージドユニットで、シェルビー GT500に公道走行用車両として“史上最もパワフルなフォード車”の栄冠をもたらした。もちろん、パワーにあわせてブレーキもカテゴリー最大サイズのローターが装着されるなど大幅に強化されており、0-100-0km/h制動を10.6秒でこなす。また、ドライブシャフトをカーボンファイバー製とすることで、軽量化も果たしている。
さらに、フォードがアピールポイントとして強調するのが、クラス初採用となる7速DCT。大トルクを受止めるべく、奇数ギアに5枚、偶数ギアに6枚のフリクションプレートを備え、トリプルコーンシンクロが奢られたこのトランスミッションは、フォードとトレマックのコラボにより実現したもの。マニュアルミッションより伝達性に優れ、5つ用意されるドライブモードを「ノーマル」にセットすればウルトラスムースなシフトチェンジを見せる一方、「ドラッグ」モードでは比類のない直線加速のためパワーデリバリーに特化するという二面性を持つ。変速スピードも、エンジン回転数や加速度など各種センサーからの情報をもとにエンゲージするギアを事前に選択することで、最速80ミリ秒(ミリ秒は1/1000秒)を実現している。
ほとんどスーパーカーと言っていいパフォーマンスを身に付けた2020年式シェルビー GT500。願くば日本でもステアリングを握れるチャンスが欲しいものだ。
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