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F1テスト初日午前:リカルド首位。ホンダ勢順調、アルファタウリ最多74周。メルセデスにまさかのトラブル

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F1テスト初日午前:リカルド首位。ホンダ勢順調、アルファタウリ最多74周。メルセデスにまさかのトラブル

 バーレーン・インターナショナル・サーキットで、F1のプレシーズンテストがスタート。初日午前のセッションは、マクラーレンのダニエル・リカルドがトップタイムをマークした。

 サーキットには強い風が吹き、路面には多くの砂埃が残っているようなコンディションだったが、コース上でのトラブルはほとんど起きず、各チームがプログラムを進めていった。

■角田裕毅は初日の午後に登場! バーレーンのF1プレシーズンテスト担当ドライバー情報

 リカルドは、4時間のセッション後半に硬めのC2タイヤで1分32秒203のベストタイムを記録。結局、このタイムがこのセッションのトップタイムとなった。

 2番手タイムを残したのは、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。リカルドとタイムを競うかのようにタイムを伸ばしていった。また、ガスリーは全チームで最多の74周を走破。テスト最初のセッションでタイムを出しにいっていなかったと予想される上、C3タイヤを履いていたとはいえ、リカルドとのタイム差はわずか0.028秒だった。

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手。セッション序盤には風でダウンフォースが抜けたか、スピンを喫する場面もあったが、タイヤ以外にダメージはなく60周を走行。タイムもリカルドから0.042秒差だった。

 トップ3台から少し離れ、0.756秒差の4番手となったのはアルピーヌのエステバン・オコン。5番手はフェラーリのシャルル・ルクレールとなった。

 そのルクレールは、このセッション唯一の赤旗の原因となってしまった。順調に走行を重ねていたフェラーリだったがセッション残り時間10分、ターン1への進入でパワーユニットからミスファイアが起きているような異音が発生。そのままスローダウンし、ターン4付近でマシンを停めてしまったのだ。

 これでセッションが中断。バーチャルセーフティカー下で走行が再開されたが、グリーンフラッグが振られることなくセッション終了を迎えた。

 7番手にはアストンマーチンのセバスチャン・ベッテル、8番手はウイリアムズのロイ・ニッサニーが続いた。

 テストドライバーのニッサニーに初日の走行を任せたウイリアムズは、セッション序盤からマシンに大きな空力測定装置を搭載。ピットイン・アウトを繰り返してデータを集めていた。

 ハースとメルセデスは、ギヤボックスのトラブルに見舞われ、セッション中にギヤボックスを交換したため走行時間を大きくロスしてしまった。

 ハースはルーキーのミック・シューマッハーが走行を担当していたが、結局15周しかできず。なんとかロスを取り戻そうとしていたところに赤旗が掲示され、泣きっ面に蜂といった状態だった。ハースはバーレーンに到着してから初めてマシンにパワーユニットを搭載、始動するという状況だったため、準備不足の面があったのかもしれない。

 メルセデスは、ボッタスがインスタレーションラップを走っただけでピットに戻り、そのまま3時間以上をガレージで過ごした。残り時間30分あまりとなったところでコースインができたが、5周ほど走るとまたピットイン。そのままコースに戻ることなくセッションを終えている。

 午後のセッションは現地時間15時(日本時間21時)にスタート。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が公式セッションデビューを果たす他、メルセデスのルイス・ハミルトン、ランド・ノリス(マクラーレン)などが走行する予定となっている。

F1プレシーズンテスト初日 午前タイム結果

1. ダニエル・リカルド(マクラーレン)1m32.203s 45laps
2. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)1m32.231s 74laps
3. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)1m32.245s 60laps
4. エステバン・オコン(アルピーヌ)1m32.959s 55laps
5. シャルル・ルクレール(フェラーリ)1m33.242s 59laps
6. キミ・ライコネン(アルファロメオ)1m33.320s 63laps
7. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)1m33.742s 51laps
8. ロイ・ニッサニー(ウイリアムズ)1m34.789s 39laps
9. ミック・シューマッハー(ハース)1m36.127s 15laps
10. バルテリ・ボッタス(メルセデス)1m36.850s 6laps

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