■レクサスの象徴「スピンドルグリル」は新表現「スピンドルボディ」へ進化
レクサスは2022年6月1日、新型SUV「RX」を世界初公開しました。日本では、2022年秋頃の正式発売を予定します。
新表現デザイン「スピンドルボディ」を採用するなど、さらに進化を遂げた新型RXの外観について解説します。
【画像】見た目からも「走りのよさ」を予感! レクサス 新型RXのデザインを写真で見る(27枚)
新型RXでは「デザインの変革」に挑戦しています。
具体的には、背の高いSUVでありながら、低重心で踏ん張り感のあるフォルムとした点が挙げられます。
新型RXをボディサイドからみると、ボンネットフード先端位置が上げられるとともにリアウィンドウ後端も下げたことで、水平的で低重心な姿勢です。
またサイドからリアフェンダーに向かう力強い造形も、後輪(4WDモデル)の駆動力の高さを表現しています。
クオーターピラー(後部の柱)部には、現行型(4代目)RXに採用されたフローティングピラー(屋根が浮き上がったようにみえるデザイン表現)の形状を進化させ、より立体的に表現。
リア部まで回り込んだデザインとし、後姿のスタイリッシュさやスポーティ感がアップしています。
リアコンビランプは「Lシェープ一文字シグネチャーランプ」を採用。ボディサイドまで回り込んだレンズで、ワイド感を強調させました。
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そして、レクサスのデザインを象徴するものといえば、フロントの「スピンドルグリル」です。
新型RXではこの“スピンドル”を進化させています。
スピンドル(紡錘)形状を、従来のグリルを囲むグラフィカルな表現に留めず、フロント部全体の立体造形へ発展させたのです。
レクサスではこれを、新たなデザイン表現「スピンドルボディ」と呼びます。
正面から見ると、中央部がほぼ全面グリル部で主張していた先代とは異なり、ボディ色をレクサスのLマーク下端まで延長。
さらにグリル開口部もグラデーションの変化を伴うフチなしのフレームレス形状とし、フロント全体の力強い塊感で新鮮な印象を与えています。
なおこのレクサスの新デザイン表現であるスピンドルボディは、2022年4月に世界初公開されたばかりのレクサスの新型BEV(電気自動車)「RZ」にも採用されています。
こちらはエンジン冷却用の大開口を必要としないBEVだけに、ボディ色のパネル面もより強調。スピンドルボディが狙う塊感をさらに強調しています。
新型RXの独自性と上質さを表現するボディカラーには、近年のレクサス車が重視する金属質感表現を追求した「ソニックカッパー」を新採用しました。
レクサスによれば「時の移ろいのなかで力強さや華やかさを演出するカラー」だと説明します。天候や陽ざしの加減によって、情緒的な色合いの変化が楽しめそうです。
このほか、陰影感を強調する「ソニックイリジウム」や、SUVの力強さを表現する有彩色「テレーンカーキ」など、新型RXでは全11色のボディカラーを設定します。
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スピンドルボディが印象的なレクサスの新型RX。日本での発売は2022年秋頃を予定しています。
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