今季を最後にスペインGPがカレンダーから外れるのではないかという噂が流れる中で、カタルニア・サーキットのヴィセンス・アギレラ会長は来季以降のグランプリ開催契約延長に前向きな姿勢を見せた。
2019年限りで開催契約が切れるスペインGP。近年はヨーロッパラウンドの初戦として”第2の開幕戦”と呼ばれることも多かったが、F1オーナーのリバティ・メディアが2020年にカレンダーに復帰する予定のオランダGPをヨーロッパでの初戦にする意向を示したことから、スペインGPの開催継続が危ういのではないかという議論が活発化した。
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アギレラは、F1側とまだ何も合意はないとしながらも、開催契約の延長は可能だと見込んでいるようだ。
「我々は契約を更新するプロセスを進めており、まだ議論する時間も残っている」と、アギレラはmotorsport.comに語った。
「その過程で、今回グランプリが開催されたのは偶然だった。だから、今週末以降もレースの将来について話し合いは続く。全てをまとめるのは容易なことではないが、プロセスは進行中だ」
「時間を有効に使わなくてはいけない。期限は設けていないが、夏までには解決しなくてはいけない」
「契約を結ぶためにさらに時間が必要ならば、それを受け入れる。目標は両当事者にとって合理的な合意を得ることだ。我々が十分に賢明ならば、解決策は見つけられるはずだ」
アギレラは、開催日程について考えるのは契約が大筋合意に至ってからだと述べた。
「まず、契約の合意を終えなければいけない。それがもっとも重要だ」と彼は説明した。
「我々はそれから、日程について議論しなければいけない。それは議論の第2段階だ」
「まずもっとも重要なのは、契約を整えることだ。新しい契約にサインした後に、開催日程について議論できることを願っている。もしそれを変える必要があるなら、何が起こるか見てみよう。我々には5月開催という伝統があるが、それほど重要なことではない」
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