■ベントレーの最新モデルと「ビヨンド100戦略」を紹介する4日間の展示会
ベントレーはモントレー・カー・ウィーク2021で6台の新型車両を初公開した。
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●モントレー・カー・ウィーク2021とは
ベントレーは最新モデルと「ビヨンド100戦略」を紹介する4日間の展示会を、モントレー・カー・ウィーク2021で開催した。
会場では、ベントレーマリナーの素晴らしい3つのポートフォリオ(クラシック、コーチビルド、コレクション)が初めて一堂に会し、新型「フライングスパー ハイブリッド」と「ベンテイガ ハイブリッド」を含むベントレーの新しいハイブリッドシリーズも公開。
モントレーにある「ホーム・オブ・ベントレー」には、期間中2500名を超えるベントレーのカスタマーや愛好家が来場。そのうち100名が最新モデルに試乗したという。
ホームでは毎日異なるベントレーのラインナップが展示され、ベントレーのビヨンド100戦略(世界有数の持続可能な高級モビリティ企業になるためのベントレーの9年間の道程)を詳細に説明する、手作りのディスプレイも設置。バイオ燃料を搭載した「コンチネンタル GT3 パイクスピーク」を中心に、開発中のサステイナブルな素材や、カーボンニュートラルとクライメートポジティブを実現するためのブランドの道筋に関する情報が展示された。
もうひとつの目玉はベントレーの「ユニファイング・スパー」で、車体にはデザイナーのリッチ・モリス氏が制作したアートワークが施されている。これはベントレーの新しいダイバーシティ&インクルージョン戦略を象徴するために製作された1台だ。同戦略では、具体的に2025年までに管理職レベルでのダイバーシティを30%に高めることを目標としている。
●展示されたマリナーのショーケースとは
展示車は、ベントレーのハンドクラフトモデルの幅広さが表れたラインナップとなっている。
フライングスパーシリーズの最高峰で、マリナー独自のディテールが備えられた新型「フライングスパー マリナー」は、木曜日の夜にホーム・オブ・ベントレーで発表された。セルフレベリングセンターキャップ付きの22インチマリナーホイールや、独自のダブルダイヤモンドフロントグリル、サテンシルバーのミラーキャップがフライングスパーにさらなるエレガンスを与え、キャビンにはベントレーの定評あるハンドクラフトマンシップをさらに高みへと引き上げるトリムと素材が用意されている。
フライングスパー マリナーは、「コンチネンタルGTクーペ」と「コンバーチブル」の兄弟車とともに、ベントレーマリナーの3つの部門のうちのひとつであるマリナーコレクションのポートフォリオを代表するモデルである。
コーチビルドポートフォリオは、モントレー・カー・ウィークのために特別に製作されたスカラブグリーンの新塗装と、リトリムされたキャビンが美しい「バカラル」プロジェクトの開発プロトタイプ(「Car Zero」)によって示された。最初の12台がマリナーのワークショップで製作された後、バカラルは顧客とのデモドライブに使用。2021年8月13日に開催されたザ・クエイル・モータースポーツギャザリングでは、主役として登場した。そして、15日の日曜のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでは、コンセプトローンに堂々と登場する演出がおこなわれた。
マリナーの最後の主役となったのは、クラシックポートフォリオの代表である「ブロワーコンティニュエーションのエンジニアリング・プロトタイプ」だ。6000マイル(およそ9656km)に及ぶ開発・耐久プログラムを終えたブロワーの開発プロトタイプ「Car Zero」は、モントレー・カー・ウィーク期間中、毎日半島周辺の道路を走り、350マイル(およそ563km)を一度も休むことなく走破。この世界初の戦前のコンティニュエーションカーに同乗したカスタマー、メディア、ゲストは、息をのむようなパフォーマンスに喜びと驚きを感じいたようだ。
●ベントレー主力モデルの新型車も公開
とくに注目すべきは、ベンテイガ ハイブリッドと並んで新型フライングスパー ハイブリッドが展示され、ベントレーの新しいハイブリッドシリーズが初公開されたことである。これにより、ベントレーのモデルレンジの3分の2には、ハイブリッドのオプションが用意されることとなった。これは、2025年までに電動化と最初のBEVを実現するというブランドの取り組みの一環でもある。
マリナーファミリー、ハイブリッドシリーズ、ユニファイング・スパー、コンチネンタルGTスピードコンバーチブルは、土曜日の夜にペブルビーチのザ・ビーチ&テニスクラブで開催されたシグネチャーパーティーで、カスタマーを迎えるための見事なディスプレイとなり、何百人ものVIPゲストはライブミュージックとともに、美味しい食事と飲み物を楽しんだ。
このパーティーは、前夜にシールロックビーチでおこなわれた150名のカスタマーのためのプライベートディナーに続くもので、ベントレーの新しいブランドパートナーであるザ・マッカランが、ホーム・オブ・ベントレーと同様にサポートした。
マッカランとベントレーのパートナーシップとして、地域のブランドアンバサダーであるケイロン・エリオット氏によるテイスティングがおこなわれ、ふたつのパートナーが共に歩む道のりの説明を実施。イベント期間中は、ベントレーのために最高級のウイスキーが提供された。(ただし、カスタマーが運転している時を除く)。
※ ※ ※
ベントレーアメリカの社長兼CEOであるクリストファー・ジョージ氏は次のようにコメントした。
「2019年にペブルビーチで創業100周年を祝った後、今年、再びモントレーに戻ってこられたことは、素晴らしい経験となりました。パンデミックへの挑戦の後、私たちは、徹底的にモダンで多様なニューモデルのラインナップとともに、お客様を祝福することを選びました。
また、久しぶりにお客様と直接お会いできたことは、誰にとっても素晴らしい経験となりました。モントレー・カー・ウィークは常に私たちの年間行事のハイライトであり、ベントレーがこれまでの会社の歴史のなかでもっとも好調な業績を上げ続けている今年はとくに特別でした」
なお、2022年のモントレー・カー・ウィークは、8月15日からの開催予定で、それに合わせてベントレーモーターズもモントレー半島に再び戻る予定となっている。
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