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同じ“軽二輪スーパースポーツ”でも意外と違う!? ホンダ「CBR250RR」とカワサキ「ZX-25R」を比べてみた【ライバルをスペック比較】

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同じ“軽二輪スーパースポーツ”でも意外と違う!? ホンダ「CBR250RR」とカワサキ「ZX-25R」を比べてみた【ライバルをスペック比較】

扱いこなせるスペックに人気が集中!CBR250RRとZX-25Rのライバル比較

 車検が不要で維持費が安いだけなく、車体の軽さによる取り回しの良さが魅力である250ccクラスの軽二輪。

【画像】人気の250ccスーパースポーツ! ホンダとカワサキのライバル2台を写真で見る(37枚)

 また、軽二輪は400ccや大型バイクへのステップアップをするための購入層も多く、バリエーションが豊富なのも特徴です。

 しかし、中型以上のバイクと比較すると絶対的なパワーに乏しく、敬遠する人がいるのも事実。

 そのようなライダーでも運転する喜びを堪能できるのが250ccクラスのスーパースポーツです。

 250ccクラスのスーパースポーツは、同排気量のほかのカテゴリのバイクと比べてもピークパワーが高く、胸のすくような加速は代えがたいメリットでもあります。

 また車体の軽さは取り回しのよさに繋がり、とくに市街地走行では気疲れしにくいといえるでしょう。

 さらに高回転まで回しても絶対的なスピードが低いことで、マージンをとりながらバイクの能力を引き出せるので、ベテランライダーにも人気の高いカテゴリです。

 そんな魅力あふれた軽二輪スーパースポーツは、国内4メーカーともラインナップがありますが、そのなかでもホンダ「CBR250RR」とカワサキ「ZX-25R」にスポットを当てて解説していきます。

 CBR250RRの初代モデルは1990年までさかのぼり、当時はレーサーレプリカブームということもあって、ホンダの人気モデルの1台でした。

 初代モデルは2000年ほどまでリリースされていましたが、一時販売を停止します。

 その後、2017年に2代目が誕生し、久々のホンダ軽二輪クラスのスーパースポーツの誕生に幅広いライダーから歓迎されます。

 対してZX-25Rのルーツは1989年に誕生した「ZXR250」で、カワサキの軽二輪の顔として人気を博していました。

 ZXR250も約10年ほどの期間を経て販売終了となりましたが、2020年にZX-25Rの名称で復活を果たします。

2気筒vs4気筒 それぞれのエンジン特性の違いとは

 両車ともレーサーレプリカ黎明期に初心者ライダーを支えたモデルでしたが、新しくなったCBR250RRとZX-25Rでは、特性がやや異なります。

 まずCBR250RRはエンジン自体が大きく変わり、並列4気筒から並列2気筒に変わったことです。

 エンジンの種類が変わったことでフィーリングや性質も変わり、高回転型のエンジンから低中速よりの特性になりました。

 そのため、市街地走行でも扱いやすいだけでなく、初心者ライダーにとっても大きなアドバンテージとなるでしょう。

 しかもピークパワー発生回転数は13500rpmで高回転もスムーズにまわり、最高出力も42psと初代モデルよりも高い出力を誇っています。

 一方でZX-25RはZXR譲りの直列4気筒を継承しており、ピークパワー発生回転数は15500rpm、レッドゾーンは17500rpmからという超高回転型になっています。

 さらに低速トルクを犠牲にしてでも最高出力に特化した数値は48psを誇り、CBR250RRよりも優れることから、レーシーな体験をしたい人に向いているモデルです。

 車体に関するスペックは、CBR250RRが全長2065mm×全幅725mm×全幅1110mm、車両重量168kgに対して、ZX-25Rが全長1980mm×全幅750mm×全高1110mm、車両重量184kgです。

 ボディサイズ的にはほぼ同等ですが、車重に関してはZX-25Rが16kg重く、軽快さに欠けるといえます。

 ただし、ZX-25Rのフレームや足回りは基本的に兄貴分のZX-4RRと共通のため、コーナリング性能や直進安定性は優れているといえるでしょう。

※ ※ ※

 あくまでスペックをもとにした比較ですが、市街地を含めたオールマイティさや軽量ボディを活かした切り返しの良さならCBR250RR、高速走行を含めた高回転の伸びと加速を活かしたいならZX-25Rがいいでしょう。

 なお価格は、CBR250RRがパールグレアホワイト、マットバリスティックブラックメタリックが86万9000円、グランプリレッドが90万7500円でZX-25Rは96万2500円となっています。

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みんなのコメント

10件
  • rkf********
    よく大排気量スポーツなんて乗りこなせない…とか言われるけど。
    250でも乗りこなせないから。
  • ups********
    興味本位で両方とも試乗しましたが2台共に甲乙つけがたいとても魅力的なバイクでした。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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