女性ライダーや小柄な人もユーザーも多い250ccクラスだけに、取り回しは非常に大事。
ここでは250スポーツ4台の取り回しと、タンデムを比較チェックしてみよう。
YAMAHA YZF-R25
峠道でこそ輝く!? 新型「KATANA」試乗インプレッション!
腰と手の高さ(位置)に注目。
ハンドル位置が高いのが分かると思います。
取り回しはスタンドの払いやすさも重要ですが、R25は少し慣れが必要と感じました。
KAWASAKI NINJA250
ハンドル幅は狭いのですが、位置はGSXに次ぐ2番目の高さ。
動かし始めには車体の重さを感じましたが、その後は滑らかに動かせました。
スタンドは払いやすかったです。
HONDA CBR250RR
4車で一番ハンドル位置が低くて、幅も狭いのが分かると思います。
スタンドが長いので、払うのに車体をしっかり起こさないといけない感じですね。
SUZUKI GSX250R
一番ハンドル位置が高くて、動き出しも一番軽やか。
他のモデルよりも楽に動かせました!
私の場合、スタンドの位置が見えづらくて、しっかり確認してから操作が必要でした。
取り回しCHECK
タンクが他より大きく感じ、少しハンドルが遠い感じがしました。
でも、逆にその大きさが好印象で、タンクに腰を当てると取り回しがしやすいと感じました。
ハンドルも良く切れると感じました。
動き出すまでは車体を重く感じて、少し大回りになっちゃいました。
でも、タンクの形状が良く、体重を掛けてバイクを押すときにちょうど良い位置に収まる感じで、上手くバランスが取れます。
ハンドル位置が低いのですが、想像以上にハンドルが切れるので、取り回しはさほど難しくないです。
2018年モデルと同じなので印象は変わらないはずなのですが、取材で取り回しする機会が増えたので慣れたのかも。
ハンドルの幅や高さも手のひらで押しやすい絶妙なポジションで、ハンドル自体もけっこう切れるなど、4台の中ではダントツ好印象で思うように取り回せました。
タンデムCHECK
タンデム時はライダーの腰に手を回して乗りました。
タンデムステップの位置も絶妙で踏ん張りやすいです。
シートはほど良い高さで視界も良く、ライダーと一緒にライディングが堪能できそうです。
グラブバーのように掴むところがないので、ライダーの腰に手を回して乗りました。
タンデムステップの位置はちょうど良い高さで、しっかり踏ん張れ、シート表皮も滑りにくいタイプだと思います。
シート下に掴む箇所があり、ベルトを掴むよりもこっちの方が自然でした。
ライダーとの距離が近く、腰に手を回しやすいので、親密なふたりにはフィットすると思います。
恋人とツーリングするならCBRですね。
ステップ位置がほど良く、足を乗せていて楽でした。
でも、タンデムシートの位置が高いので、乗車にちょっと手間取るのと、ライダーとはちょっと距離がある感じ。
その分、見晴らしの良さは◎です。
ハンドル位置CHECK
ハンドルはトップブリッジ下にマウントされたセパレートタイプで、幅はあるものの取り回しもたやすい。
フルロックしても、タンクとグリップの空間には余裕がある。
幅55.5cm 高さ87.5cm 切れ角NA
ハンドルは高さも低くて幅も狭く、垂れ角も強いがハンドルが予想以上に切れるので取り回しも容易。
フルロックすると、タンクとグリップの空間はかなり狭まる。
幅45.5cm 高さ83cm 切れ角NA
トップブリッジよりも上に設置されるハンドル位置は高く、取り回しはしやすい。
ハンドルをフルロックしてもグリップとタンクの空間にはかなりの余裕がある。
幅44.5cm 高さ89.5cm 切れ角左右35°
ハンドルはトップブリッジよりも上に設置。
4車の中でもっともハンドルの角度がゆるやかで、フルロックしてもグリップとタンクの空間にはだいぶゆとりがある。
幅43cm 高さ91.5cm 切れ角NA
[ アルバムはオリジナルサイトでご覧ください ]
PHOTO:南 孝幸、森 浩輔、TEXT:木川田ステラ、本誌編集部
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