現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > むかしのヒット車の名前は「サ行」で始まる!? 「スカイライン」「シビック」「シーマ」…枚挙にいとまがありません!【Key’s note】

ここから本文です

むかしのヒット車の名前は「サ行」で始まる!? 「スカイライン」「シビック」「シーマ」…枚挙にいとまがありません!【Key’s note】

掲載 30
むかしのヒット車の名前は「サ行」で始まる!? 「スカイライン」「シビック」「シーマ」…枚挙にいとまがありません!【Key’s note】

昔はサ行の車名があふれていた

レーシングドライバーであり自動車評論家でもある木下隆之が、いま気になる「key word」から徒然なるままに語る「Key’s note」。今回のキーワードは「サ行のクルマ」についてです。日産「スカイライン」やホンダ「シビック」など、現在も歴史が続く名車は“サ行”です。そんな車名について語ります。

なぜ飲酒運転による事故が無くならない? 車を愛する者としてさらなる厳罰化を強く望みます!【Key's note】

国産メーカーだけでも数え切れないほど

車名にまつわる逸話は枚挙にいとまがないようです。古くは「サ行」から始まるモデルは販売的に成功すると、まことしやかに囁かれていました。

スカイライン、シーマ、セドリック、セフィーロ、シルビア、シルフィ、サファリ、サニー、ジューク、ステージア、センチュリー、セルシオ、ソアラ、セプター、セラ、スプリンター、セリカ、スターレット、スペイド、ステップワゴン、ジェイド、シビック、シティ、ゼスト、ストリーム、センティア、サバンナ、シグマ、シャリオ、シフォン、シャルマン、シャレード、ソニカ、ストーリア、ジェミニ、ジャスティ、セルボ、ジムニー……。

数え上げれば入りがありませんのでリストアップはこのあたりにしておきますが、古くからのクルマ好きの方々には懐かしい車名がゴロゴロしていることでしょう。確かにサ行で始まる車名は少なくなく、しかもヒットモデルが多く、長寿のような気がします。ジムニー シエラやスプリンター シエロなどはサ行の二段重ねです。

確固たる理由は不明ですが、個人的にはサ行からは爽やかな印象を受けますし、口にしやすいという特徴もあります。スカイラインやセリカなどがヒットしたことで、ジンクスになっていたのかもしれませんね。

ただし、最近はサ行から始まる車名がめっきり減ってしまったように思います。スカイラインやシビックのように、絶版とならずに長く歴史を紡いできたモデルを別とするならば、シエンタ、スペーシア、ソリオ、ソルテラくらいでしょうか。日本語で「サクラ」と名乗る話題のクルマもありますが、サ行のクルマを探すことの方が大変になってしまいました。気の利いた車名は残されていないのかもしれませんね。

アメリカの名車「コルベット スティングレー」は日本で……

車名は商標登録をしなければなりません。販売の仕向地それぞれの商標を取得しなければなりませんが、とても厄介な作業なのです。

日本では良くても欧米では商標がすでに登録されている、といった場合もあります。日本では響きのいい車名でも、海外では耳触りが悪い場合もあります。スラングもありますから、命名するのも簡単ではありません。グローバルのモデルであれば特に難題です。知財部がそれを担当します。

GMの「コルベット スティングレー」はアメリカ最強のスポーツカーです。初代は1954年デビュー。最新のモデルは8代目になります。1963年に登場した2代目でコルベット スティングレーと名付けられました。それ以来、海に生息するアカエイ科の魚の名である「スティングレー」がコルベットの代名詞になってきました。棘があることからコルベットの攻撃的なパフォーマンスの象徴としてふさわしいですよね。モデルによってはスティングレーの名が省略されていることもありましたが、最新型で復活。リアハッチには、アカエイをイメージしたオーナメントも装着されています。

ですが、日本に輸入されるコルベット スティングレーの正式名称は「コルベット スティングレー」ではなく「コルベット」です。スズキが「ワゴンRスティングレー」を販売していることで商標登録が叶わなかったのでしょう。というように、命名も簡単ではないのです。

サ行の車名が減った理由が商標登録の問題なのかは諸説ありますが、そう思って車名を見ていると楽しいですよね。これからはどの行で始まる車名がヒットするのでしょうか。

こんな記事も読まれています

モンスターエナジー、メルセデスからマクラーレンに“鞍替え”。名門F1チームと新たなスポンサーシップ契約を締結
モンスターエナジー、メルセデスからマクラーレンに“鞍替え”。名門F1チームと新たなスポンサーシップ契約を締結
motorsport.com 日本版
『ラ・フェラーリ』後継モデルはV6ハイブリッドの全輪駆動!? コードネーム「F250」の正体は
『ラ・フェラーリ』後継モデルはV6ハイブリッドの全輪駆動!? コードネーム「F250」の正体は
レスポンス
ダイハツ新型「“斬新”軽バン」に「車中泊してみたい」の声! もしや次期「アトレー」!? めちゃカッコいい軽商用車の「現実味」に期待大!
ダイハツ新型「“斬新”軽バン」に「車中泊してみたい」の声! もしや次期「アトレー」!? めちゃカッコいい軽商用車の「現実味」に期待大!
くるまのニュース
昔はセルが壊れてもバッテリーが上がっても「押せ」ば解決! いまや絶滅したテク「押しがけ」って何?
昔はセルが壊れてもバッテリーが上がっても「押せ」ば解決! いまや絶滅したテク「押しがけ」って何?
WEB CARTOP
850馬力で最高速350km/hのオープン、パガーニがハイパーカー『イモラ』発表…8台限り
850馬力で最高速350km/hのオープン、パガーニがハイパーカー『イモラ』発表…8台限り
レスポンス
【新型ハイパーカー】8台だけのエクストリームでエクストリームな「Pagani Imola Roadster(パガーニ イモラ ロードスター)」登場!
【新型ハイパーカー】8台だけのエクストリームでエクストリームな「Pagani Imola Roadster(パガーニ イモラ ロードスター)」登場!
AutoBild Japan
苦しい1年を過ごしたハミルトン、早くも来季のレッドブル警戒「だって彼らは8月からアップデートしていないんだ」
苦しい1年を過ごしたハミルトン、早くも来季のレッドブル警戒「だって彼らは8月からアップデートしていないんだ」
motorsport.com 日本版
新色イエローは街にも野山にも映える! ホンダ「CT125・ハンターカブ」の2024年モデルで外遊びがもっと楽しくなる
新色イエローは街にも野山にも映える! ホンダ「CT125・ハンターカブ」の2024年モデルで外遊びがもっと楽しくなる
VAGUE
過酷で知られた「タクシー運転手」と「新車ディーラーマン」の仕事に変化! ブラック感がすっかり息を潜めたワケ
過酷で知られた「タクシー運転手」と「新車ディーラーマン」の仕事に変化! ブラック感がすっかり息を潜めたワケ
WEB CARTOP
日産が新型「リーフ」を予告! 3代目は「クーペSUV」になる? 斬新デザイン採用で数年以内に発表か
日産が新型「リーフ」を予告! 3代目は「クーペSUV」になる? 斬新デザイン採用で数年以内に発表か
くるまのニュース
新品 vs リビルド vs オーバーホール、比べたらどれが一番おトク?~カスタムHOW TO~
新品 vs リビルド vs オーバーホール、比べたらどれが一番おトク?~カスタムHOW TO~
レスポンス
ランボルギーニ ウラカン【1分で読める輸入車解説/2023年版】
ランボルギーニ ウラカン【1分で読める輸入車解説/2023年版】
Webモーターマガジン
新登場ホンダN-BOX、首位をがっちり獲得!(SUV除く軽自動車販売TOP15・2023年10月)
新登場ホンダN-BOX、首位をがっちり獲得!(SUV除く軽自動車販売TOP15・2023年10月)
カー・アンド・ドライバー
アンダー330万円でMTアリ! ホンダの「スポーティハッチバック」は“貴重すぎる”存在!? 唯一無二な「シビック」とは
アンダー330万円でMTアリ! ホンダの「スポーティハッチバック」は“貴重すぎる”存在!? 唯一無二な「シビック」とは
くるまのニュース
フィアット新型「トポリーノ」に“ミッキーマウス”仕様が登場 なぜフィアットとディズニーがコラボ? その深い理由とは
フィアット新型「トポリーノ」に“ミッキーマウス”仕様が登場 なぜフィアットとディズニーがコラボ? その深い理由とは
VAGUE
“ケンメリ”復活!? 6速MT搭載の新型「超レトロ顔ハッチバック」初公開! シビックベースの光岡「M55」市販化の可能性は大いに「アリ」?
“ケンメリ”復活!? 6速MT搭載の新型「超レトロ顔ハッチバック」初公開! シビックベースの光岡「M55」市販化の可能性は大いに「アリ」?
くるまのニュース
電池容量69kWh、EV走行距離560km!ボルボが電動コンパクトSUV「EX30」をオンラインで販売開始
電池容量69kWh、EV走行距離560km!ボルボが電動コンパクトSUV「EX30」をオンラインで販売開始
@DIME
キムコ「ターセリー S 125」【1分で読める 原付二種解説 2023年現行モデル】
キムコ「ターセリー S 125」【1分で読める 原付二種解説 2023年現行モデル】
webオートバイ

みんなのコメント

30件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで! 登録してお得なクーポンを獲得しよう
マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村