■かつては白かった軽自動車のナンバープレート
街中を走っているクルマのナンバープレートを見ると、一般的には「軽自動車は黄色」、「普通車は白」という形で色分けがされています。ほかにも事業者用に黒や緑などの色も存在します。
では、なぜナンバープレートは車種や業態によって色分けがされているのでしょうか。
日本初の軽自動車は、1955年に登場したスズキ「スズライト」。この当時のナンバープレートは、軽自動車も普通車と同じ白いナンバープレートでした。
しかし、1975年に「車両法施行規則」が一部改正されたことに伴い、現在では道路運送車両法施行規則第45条により色が定められています。
軽自動車検査協会によれば、1955年の日本の自動車保有台数は134万台でしたが、1965年には、その4倍以上となる698万台まで台数を増やしています。
日本がモータリゼーション時代に突入したのは1960年代からといわれますが、その2年前となる1958年にはスバル「スバル360」が42万5000円で発売され、1960年にはマツダ「R360クーペ」が30万円台で発売され、「乗用車として使える、低価格な軽自動車」の登場によって、クルマの数が年々増加していきました。
なお、普通車(登録車)と軽自動車(と自動二輪車)のナンバープレートは別のものとして捉えられ、普通車「自動車番号登録標」、軽自動車は「車両番号標」となります。
行政上の管轄も普通車が国土交通省であるのに対し、軽自動車は各都道府県の軽自動車検査協会となり、自動車税(軽自動車税)の支払い先も異なるなど、普通車と軽自動車のナンバープレートは似て非なるものなのです。
軽自動車のナンバープレートについて、一般社団法人 全国自動車標板協議会の担当者は、次のように話します。
「ナンバープレートは、登録されたことを外部に表示する役割があり、表示内容が目視で簡単に判断できること、および容易に記憶できることの要件があります。
また、ナンバープレートは社会的機能を担っており、さまざまな場面で活用されています。例えば、スピード違反などの取り締まりやひき逃げなどの犯罪捜査に活用されます。
そのほか、高速道路や駐車場などでナンバープレートに表示された登録情報をもとに車種区分に応じた料金の収受することが可能です。
これらのことから、軽自動車のナンバープレートは、『要件』『社会的機能』を考慮して改正されたものと考えられます」
■現代でも「白ナンバー」の軽自動車に乗れる?
1975年の法改正によって「軽自動車は黄色ナンバー」となりました。しかし、現代でも「白ナンバーの軽自動車」に乗る方法があります。
そのひとつが、将来開催される東京オリンピック・パラリンピック開催を記念して交付される「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」です。
国土交通省によれば、2017年9月4日から事前申込みが開始されており、同年10月10日より交付が始まっています。
2017年10月から交付されている「東京2020年オリンピック・パラリンピックの特別仕様」の白いナンバープレートは、大会開催を記念して発行されている特別仕様のナンバーであり、国土交通省によれば、申し込み締め切りは2020年9月末頃予定とされています。
しかし、大会が2021年の夏に延期されたことに伴い、国土交通省は申込み期間の延長も検討しているようです。
もうひとつの方法として、「軽自動車を購入して、軽自動車の規格を超える改造をおこなう方法」があります。
例えば、車高を上げるためのサスペンションを組み込んだり、車幅を大きくするためのエアロパーツといった改造をおこなうと、車検証に記載されている車高や車幅の数字と異なるために、「改造申請」をおこなう必要があります。
その結果、軽自動車規格から登録車規格に変更されるに伴い、ナンバープレートも黄色から白色へと変わるのです。
軽自動車の黄色ナンバーは、ユーザーによっては「黄色いナンバーは恥ずかしい」という意見もあるようです。しかし、高速道路の料金、車検費用、税金など、軽自動車であるからこそのメリットは少なくありません。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
史上最恐の盗難ツールとして話題の[ゲームボーイ]だが……ほぼ100%盗まれない方法は果たしてあるのか!?
アンダー150万円!? スズキ「軽バン」が凄い! 完全「爆睡仕様」に驚きの声…!? どんな人が買う? 見た目はド派手グリル採用の「スペーシア」とは
トヨタ新型「カローラ“クロス”」発表! 「レクサス」級にカッコイイ「斬新フェイス」へ刷新! 新型「コンパクトSUV」約494万円から ブラジルに登場
日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
みんなのコメント
だが、実際はここまで大きく数字の操作が出来ることが分かった以上、コメントに添えられたカウント数は、大多数の意見を表すものではなく、「意図的」「作為的」或いは「恣意的」な個人感情の影響を受けた“作られた物”として今後は取り扱った方が無難なのかもしれない。