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グッドイヤー新オールシーズンタイヤを発売! 全57サイズでSUVもターゲットに

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グッドイヤー新オールシーズンタイヤを発売! 全57サイズでSUVもターゲットに

 スタッドレスタイヤもサイズを拡大

 日本グッドイヤーは、2018年下期の戦略を発表した。そのポイントとなるのは、スタッドレスタイヤと、徐々に注目度を増している、オールシーズンタイヤの展開だ。

清水和夫が愛車のSUVでグッドイヤーのオールシーズンタイヤを試した!

 オールシーズンタイヤと言えば、日本ではまだ主流にはなっていないが、じつはカナダを含む北米ではじつに70%もの装着率を誇るタイヤだ。

 そのオールシーズンタイヤを日本に広めているのがグッドイヤーといっても過言ではないだろう。VECTOR 4SEASONS(ベクター フォーシーズンズ)を投入し、多くの人がその存在さえ知らなかったオールシーズンタイヤに対する注目度を高めた。

 実際、発表会で公開されたデータによれば、Googleによる「オールシーズンタイヤ」の検索ボリューム指標は年を追うごとに増えている。さらに売り上げ本数でも、対前年比で、2016年から2018年まで、つねに100%を超える値、つまりオールシーズンタイヤを選択する人が増えているということだ。

 そもそもオールシーズンタイヤとは何か? まだご存じない人も多いだろう。日本では、ほとんどの人が夏タイヤを基準に装着し、冬になるとスタッドレスタイヤに履き替えるというケースが多い。しかしオールシーズンタイヤはその名のとおり、1年中同じタイヤで走行できる機能をもち、夏はもちろん雪が降ってもそのままのタイヤで走行できるというものだ。

 そう聞くと、「スタッドレスタイヤでも当然アスファルト路を走行できるからスタッドレスを履きっぱなしと何が違う?」と思うかもしれない。だがスタッドレスは基本、ドライ路やウエット路での安定感では夏タイヤに劣る。しかしオールシーズンタイヤは、スタッドレスよりも乗り心地や安定性を高め、安心して走行することができるものだ。一方で雪道やアイスバーンに関しては、スタッドレスほどの性能は持っていないことも事実。

 ではどんな人向けかといえば、冬に何度か雪の降る都市部のユーザーにお勧めだ。その主なメリットは以下のとおり。

・突然の降雪で交換のタイミングがなくてもそのままタイヤで走行できる ・交換がないため外したタイヤの保管場所を確保しなくて済む ・タイヤ&ホイールを2セット購入する必要がないためコスト面でお得

 日本グッドイヤーではそんなオールシーズンタイヤをさらに強化すべく、新たなモデル「ASSURANCE WEATHERREADY(アシュアランス ウェザーレディー)」を発売したことを発表した。

 このモデルは、オールシーズンタイヤに興味があってもサイズラインアップのなかったSUVユーザー向け。13サイズが導入され、これまでのベクター フォーシーズンズの44サイズと合わせて、合計57サイズという幅広い展開となる。

 気になるアシュアランス ウェザーレディーの性能だが、ベクターフォーシーズンズに比べ、乗り心地や静粛性で上まわり、その他性能はドライ路も氷上・雪上も同等レベルだという。

 少しその採用技術を説明しよう。まずは「大豆オイルテクノロジー」。これは石油由来のオイルに代えて、大豆を原料としたオイルを使用ことで、低温から高温まで、色々な状況下で高いトラクション(駆動力)性能を確保できるという。

 続いては「エボルビングトラクショングルーブ」。こちらはアウト側リブに配置されたバイアスグルーブ溝が排水性を高めてウエット性能を向上させるもの。タイヤの摩耗が進んだあとはこの部分が溝になり、排水性を維持するとのことだ。

 さらに「3D トレッドロックテクノロジー」。3Dブレードがショルダー部のサイプに配置され、ブロックの動きを抑制することでドライ性能を高める。加えてショルダー部の剛性を向上し、偏摩耗も抑制できるという。

 この新たに導入されたアシュアランス ウェザーレディで強化したオールシーズンタイヤに加え、2017年に発売を開始したプレミアムスタッドレスタイヤ「ICE NAVI 7(アイスナビセブン)」に、新たな2サイズを追加し、合計69サイズと充実させている。

 今冬に向けて、タイヤの購入を考えている人は、ぜひ注目してほしい。

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