ID.3の高性能4輪駆動モデル
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】小型電動ハッチに高性能モデル登場?【ID.3、ID.4 GTX、ゴルフRを写真で見る】 全97枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
フォルクスワーゲンのCEOであるラルフ・ブランドシュテッターは、自身のSNSアカウントで、新しいコンセプトカー「ID.X」を公開した。
投稿された画像からはほとんどわからないが、明らかに電動ハッチバックのID.3をパフォーマンス仕様にしたものであり、特徴的なグレーとグリーンのカラーリング、ロープロファイルタイヤを装着した大径のアロイホイール、アラカンターラを使ったスポーツシートなどが目を引く。
ブランドシュテッターが明らかにした限定的な情報によると、既存のID.3の全バリエーションよりも大幅な性能アップが約束されている。最高出力は334psで、これは現在販売されている最もパワフルな仕様よりも130ps多いだけでなく、SUVのID.4 GTXより27ps多い数値となっている。
現行のID.3は後輪駆動のみだが、ID.Xは、ID.4 GTXと同じ4輪駆動システムを採用している。ID.3サイズのMEBアーキテクチャーでは搭載できないと考えられていたシステムだが、このコンセプトでは座席や収納スペースを妥協しているかどうかは不明だ。
また、標準のID.3に比べて200kgの軽量化が図られているそうだが、その詳細は明らかにされていない。
ゴルフRのドリフトモードも搭載
ブランドシュテッターは、テストドライブの結果として静止状態から100km/hまで5.3秒で到達できたことや、新型ゴルフRに搭載されているドリフトモードを備えていることを明らかにした。
同氏によると、ID.Xは生産される予定はないものの、フォルクスワーゲンはこのプロジェクトから「多くのアイデアを取り入れる」とされている。これは、ID.4 GTXの開発に取り組んだエンジニアが「高性能なEVを開発することの楽しさを発見したので、彼らに任せることにした」ために生まれたものだという。
フォルクスワーゲンのR部門は現在、初のEVとしてID.3のRモデルを開発しており、2024年の市場投入を目指している。
開発責任者であるフランク・ヴェルシュは以前、ID.3も4輪駆動システムを搭載できるものの、「第1世代」では実現することはないだろうとAUTOCARに語っている。また、Rモデルには、大幅なパワーアップと4輪駆動が必須であるとしている。
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