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三菱自動車がクロスオーバーSUV「エクリプス クロス」の大がかりな商品改良を実施。前後デザインを大幅刷新するとともにPHEVモデルを新設定

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三菱自動車がクロスオーバーSUV「エクリプス クロス」の大がかりな商品改良を実施。前後デザインを大幅刷新するとともにPHEVモデルを新設定

PHEVモデルを新設定した三菱エクリプス クロスが発売。車両価格はPHEVモデルが384万8900円~447万7000円、ガソリンモデルが253万1100円~334万6200円に設定

 三菱自動車は12月4日、クロスオーバーSUV「エクリプス クロス」の商品改良を実施し、同日より発売した。

プラグインハイブリッドモデルの三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジを敢行

車種展開は以下の通り。
■PHEVモデル
M:ツインモーター4WD 384万8900円
G:ツインモーター4WD 415万2500円
P:ツインモーター4WD 447万7000円
■ガソリンモデル
M:2WD 253万1100円/4WD 275万1100円
G:2WD 286万7700円/4WD 308万7700円
Gプラスパッケージ:2WD 312万6200円/4WD 334万6200円

 今回の改良は、デザインを一新するとともに、アウトランダーPHEVと同様のツインモーター4WD方式のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを新たにラインアップしたことが特徴である。
 まずエクステリアでは、“Daring Grace(大胆にして、優雅)”をコンセプトに全長の延長(従来比+140mm)と前後デザインの刷新を図って、より流麗で上質なフォルムを実現するとともに、SUVとしてのダイナミズムをより高める。フロントセクションは“ダイナミックシールド”を進化させ、各種ランプレイアウトなどの変更によりいっそう精悍でスポーティな表情を具現化。また、バンパー下部にはアンダーガード風ガーニッシュを組み込んでSUVらしい力強さを表現した。一方でリアビューは、従来のエッジを利かせたシルエットとなるダブルガラスから流れるようなシルエットとなるシングルガラスに変更し、より洗練されたスタイリッシュなアピアランスを実現するとともに良好な後方視界を確保。同時に、三方向に延びる立体的なリアコンビネーションランプを組み込んでスタイリッシュな後ろ姿を強調しつつ、高い位置に配置することで被視認性のよさとエクリプス クロスならではの独自性を演出する。さらに、分厚いボディパネルやバンパーなどによって塊の強さや頑丈さをアピールし、背面装着式スペアタイヤからインスパイアした六角形のモチーフと相まってSUVとしての機動性とスタビリティの高さを具現化した。ボディカラーは三菱自動車独自の高輝度塗装であるダイヤモンドカラーを2色、新色のホワイトダイヤモンドと従来からのレッドダイヤモンドを設定したことが訴求点。ほかにも、ライトニングブルーマイカ/ブロンズメタリック/スターリングシルバーメタリック/チタニウムグレーメタリック/ブラックマイカをラインアップした。

 内包するインテリアは、ブラックを基調色としたうえでエンボス加工のスエード調素材と合成皮革のコンビネーションシートを上級グレード(PHEVモデルのP/G、ガソリンモデルのGプラスパッケージ/G)に採用したことがトピック。また、メーカーオプションの本革シートは従来のブラックに加えてライトグレーを新たに設定し、合わせてドアトリムも同色でコーディネートして上質かつスポーティなキャビン空間を創出する。センターディスプレイを従来の7インチから8インチへと大型化して、操作性および視認性を高めたことも特徴だ。

 パワーユニットについては、従来設定していたディーゼルターボがカタログから外れ、進化版ガソリンエンジンの4B40型1498cc直列4気筒DOHC16V直噴MIVECインタークーラー付ターボチャージャー(150ps/24.5kg・m)と新設定の4B12型2359cc直列4気筒DOHC16V・MIVECエンジン(最高出力128ps/20.3kg・m)+S61型フロントモーター(60kW/137Nm)+Y61型リアモーター(70kW/195Nm)+リチウムイオン電池(総電力量13.8kWh)で構成するプラグインハイブリッドシステムを用意する。
 ツインモーター4WD方式のプラグインハイブリッドは、アウトランダーPHEVで実績のある機構をエクリプス クロス用に最適化して搭載。電動車ならではの滑らかで力強く静かな加速、そして軽快感と安心感のある走りを実現する。また、走行モードとして駆動用バッテリーの電力でモーター駆動する「EV走行モード」、エンジンで発電した電力でモーター駆動する「シリーズ走行モード」、エンジンで発生した動力で走行してモーターがアシストする「パラレル走行モード」の3モードを設定し、走行状況に応じて自動で切り替える機能を組み込んだ。
 車内に設置したAC100V電源(最大1500W)より電力供給を行えるようにしたことも注目点だ。アウトドアレジャーなどで有効に活用できるほか、V2H(Vehicle to Home)機器を接続するとクルマに蓄えた電力が家で使える、家庭用蓄電池としての価値も提供する。満タン・満充電の状態からは、一般家庭の最大約10日分に相当する電力の供給が可能だ。

 走行面に関しては、PHEVモデルとガソリンモデルともにボディ剛性のアップや前後サスペンションの最適化によりS-AWC(Super-All Wheel Control)の効果をいっそう引き出す。PHEVモデルは伝達ロスがなく自由自在に前後駆動力配分を行えるツインモーター4WDをベースとしたS-AWCを採用し、合わせて大容量の駆動用バッテリーを床下中央に配置することで前後重量バランスの最適化と低重心化を図って、より上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現。一方でガソリンモデルは、前後輪へ最適なトルク配分を行う電子制御4WDをベースに、前輪左右の制動力を調整して旋回性を高めるアクティブヨーコントロール(AYC)、制動力を制御するABS&アクティブスタビリティコントロール(ASC)を協調させるS-AWCを採用し、ドライバーの運転操作に忠実で安心感の高い車両挙動を具現化した。そして、路面状態や走行状況、ドライバーの好みに合わせて選べるドライブモードも採用。様々な状況において適切な操縦性と安定性を提供する「NORMAL(ノーマル)モード」、雪道などの滑りやすい路面で車両挙動を安定させる「SNOW(スノー)モード」、悪路において優れた走破性と安定性を発揮する「GRAVEL(グラベル)モード」を設定し、さらにPHEVモデルには主に乾燥舗装路での旋回性と安定性を高次元で両立させた「TARMAC(ターマック)モード」も組み込んだ。

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みんなのコメント

2件
  • PHEVには力を注いだのかな?
    ガソリンとの値段の差が激しすぎる。
    この車買う人でガソリン選ぶ人はいるのかな?
    せめてもう少しPHEVの価格設定を下げないと大ヒットはしないよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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