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ブランド史上初の電気自動車は 400年以上の使用に値する 250万kmのテストを実施 ! ロールス・ロイスよりスーパー・クーペ「スペクター」が登場

掲載 更新 15
ブランド史上初の電気自動車は 400年以上の使用に値する 250万kmのテストを実施 ! ロールス・ロイスよりスーパー・クーペ「スペクター」が登場

 この記事をまとめると

■ロールス・ロイスがブランド史上初の電気自動車を発表

「小さな高級車」と言われるクルマは数あれど本物は 「バンデン・プラ・プリンセス」だけ! ベビーロールスとも言われたガチすぎる中身

■「スペクター」と名付けられ、400年以上の使用に値する250万kmに及ぶテストが実施された

■日本では今年の第4四半期からの納車を予定している

 ブランド史上初の電気自動車が登場!

 世界最高峰のショーファーカーを手がける超がつくほどの高級車ブランド「ロールス・ロイス」は、世界中のセレブや芸能人御用達のクルマであることでもお馴染みだ。

 なお、同社のクルマの特徴として、運転のフィーリング以上に同乗者の快適性を追求したクルマ作りをしていることが挙げられる。よって、世界トップレベルのショーファードリブンカーとして揺るぎない地位を確立しているのだ。

 そんなロールス・ロイスより、先日ブランド史上初となる革新的なモデルが登場した。それが今回紹介するスーパー・クーペ「スペクター」だ。

 いくつか特徴を見ていこう。

 まず、スペクターのデザインは、オートクチュール、船舶デザイン、テーラードウェア、現代アー トなど、自動車界にとどまらないさまざまな分野からインスピレーションを得ているのが特徴となっており、ロールス・ロイスのファントム・クーペを彷彿とさせるフロントフェイスを持つ。

 また、ブランド史上もっともワイドなグリルとスプリットヘッドライトを採用しており、威風堂々とした雰囲気を醸し出している。

 フロントまわりの空気の流れを良くするために緩やかな角度に設計されたパンテオングリルの導入や、延べ830時間に及ぶデザインプロセスと風洞実験も行っており、ロールス・ロイスを語るうえで欠かせない、象徴的なスピリット・オブ・エクスタシーも最適化されている。なお、大きな車体でありながらもCd値はわずか0.25だ。

 ボディサイドには、先述したとおり船舶からインスピレーションを受けた「ワフトライン」という要素を取り入れている。エレガントなクーペシルエットの足元を飾るホイールは23インチとなる。

 この優雅なクーペのインテリアもロールス・ロイスらしさ全開だ。

 例えば、コーチドアの内側に4796個にも及ぶ星が刻まれた「スターライト・ドア」と、5584個の星の集合体からなる「イルミネーテッド・ファシア」は、スペクターのネームプレートとともに輝き、神秘的な夜空を思わせる幻想的な雰囲気を醸し出しす。

 また、ロールス・ロイスでは初採用となるフルデジタルのビスポーク・インストルメント・ダイヤルを採用。これは、オーダーしたインテリアカラーに合わせて文字盤の色を選択可能だ。もちろん、シートの色などもフルオーダー可能なので、自分だけの1台に仕立てることも可能だ。

 さらに、スペクターのインテリアには、まったく新しいデジタル・アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリーが採用されている。「SPRIT」と名付けられたこのデジタル機能は、クルマの各種機能を管理するだけでなく、ロールス・ロイス独自のアプリケーション「Whispers」とシームレスに統合され、ユーザーはクルマを遠隔操作し、ブランドのラグジュアリー・スペシャリストによってキュレーションされた情報を受け取ることができる。したがって、このアプリを通じて、充電時間や航続距離を管理することもできる。

 400年以上の使用に値する250万kmに及ぶテストを実施

 とにかく先進技術とロールス・ロイスのプライドが詰め込まれているこのスペクター。驚くのはまだ早い。

 このスペクター、ロールス・ロイス初の電動車ということもあって、「信頼性が低いのではないか?」と不安視するユーザーもきっと多いことだろう。しかし安心あれ。このクルマを開発するにあたって、同社ではなんと400年以上の使用に値する250万キロに及ぶテストプログラムを実施。

 -40度から50度まで極限の温度環境や、北極圏の氷雪から砂漠、高地の山道、世界各地の巨大都市に至るまで、さまざまなコンディションを乗り越えており、このテスト内容はブランド誕生120年の歴史のなかでもっとも過酷な内容だったという。

 スペクターの骨格は、オールアルミフレームの「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」を採用。軽量かつ高剛性なのが自慢だ。なお、バッテリーの車両構造への一体化により、ロールス・ロイスの従来モデルより30%高い剛性を達成しているのも特徴となる。ちなみに、搭載されるバッテリーは700kgもの重量となるが、これにより遮音性にも貢献しているとのこと。

 さらに、スペクターには1000を超えるさまざまな機能が同時に情報交換できる画期的な「分散型インテリジェンス」や、ドライバーの状況や路面状況に応じて的確に反応する「プラナー・サスペンション」が搭載され、ロールス・ロイスを特徴づける「マジック・カーペット・ライドを実現している。

パワーユニットもロールス・ロイス史上最強スペックとなっており、航続距離は準拠値で530km、最高出力430kWのパワートレインを搭載し、最大トルクは脅威の900Nm、0-100km/hの数値は4.5秒となる。

この、ブランド史上もっともパワフルと言っても過言ではないスペクターは、先日日本でも初めて公開されている。今回展示されたモデルは「プロフェシー(Prophecy)」というモデルで、ビスポーク・モデルとなる。

 エクステリアには、創業者ヘンリー・ロイス卿のゆかりの地であるウェスト・ウィッタリング・ビーチの美しい色合いにインスパイアされたウィッタリングス・ブルーを取り入れたほか、鮮やかなマンダリン・カラーのショルダー・ラインがエレガントかつコンテンポラリーな雰囲気を際立たせている。

 インテリアにはシヴァロ・グレーとチャールズ・ブルーが組み合わされ、マンダリン・カラーのシートのパイピングとステッチ・ポイントが、インテリアとエクステリアの絶妙なバランスを生み出しているのが特徴だ。

 大注目のスペクターは、現在ロールス・ロイスの正規店にて受注を受け付けている。納車は今年の第4四半期からを予定しているという。

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みんなのコメント

15件
  • 400年てね、全部を金と岩石で作らないとね。ロールスロイス自体無いかも知れないよ。
  • その頃はこの記事見ている
    誰もが生きてないから、何とでも言えるわな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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