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「全長“3.7m”×4.7LV8」の爆速すぎる「コンパクトカー」! “めちゃワイドボディ”&極太マフラーの「本気(マジ)仕様」! グッドウッドを駆けた超高級「V8シグネット」とは?

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「全長“3.7m”×4.7LV8」の爆速すぎる「コンパクトカー」! “めちゃワイドボディ”&極太マフラーの「本気(マジ)仕様」! グッドウッドを駆けた超高級「V8シグネット」とは?

■名門ブランドがガチでつくった「小さなスーパーカー」

 2024年7月に「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」がイギリスで開催されます。
 
 毎年恒例となっているヒルクライムイベントでは、往年のレーシングカーや最新のスーパースポーツカーなどが走る姿を披露するのですが、なかには一風変わったカスタムが施されたマシンも登場し、観客を沸かせています。
 
 特に2018年のイベントで披露された、アストンマーティンのモンスターマシンが一躍話題となりました。

【画像】超カッコイイ…! コンパクトカーにV8搭載の「モンスターマシン」です!(30枚以上)

 アストンマーティンは、ル・マンやF1での活躍、映画「007」シリーズのボンドカーとして有名なイギリスの高級スポーツカーブランドです。

 主に2ドアクーペとSUVをラインナップに揃える同社ですが、一時期コンパクトカーを販売していました。

 そのモデルは「シグネット」で、2011年から2013年まで生産された3ドアコンパクトカーです。

 ボディサイズは全長3078mm×全幅1680mm×全高1500mmとかなり軽自動車に近いサイズですが、実はトヨタ「iQ」がベースとなっています。

 パワートレインもiQと同様、1.3リッター直列4気筒エンジンを搭載し、そこに6速MTが組み合わされていました。

 しかしシグネットはアストンマーティンの本社であるゲイドンで製作。

 アストンマーティンのデザイン要素を取り入れ再設計・再製造されました。

 エクステリアは、アストンマーティンの象徴である翼をモチーフにしたフロントグリルや、ダクトが付いたボンネットとフロントフェンダー、専用デザインのテールなど、ブランドの伝統を反映しています。

 インテリアには手縫いの本革素材が多用され、ルーフには一部モデルでアルカンターラが使用されるなど、高級感溢れる仕上がりとなっています。

 そんなシグネットが生産終了となってから5年後の2018年7月に、アストンマーティンは「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2018」で、独自のチューニングとカスタムを施した「V8シグネット」を初公開しました。

 このモデルは、顧客の要望に応えるオーダーメイドサービス「Q by Aston Martin」によって1台のみ製作されたもの。

 ボディサイズは全長3708mm×全幅1920mm×全高1500mmと、ベースモデルのシグネットと比較して全長は延長され、ワイド化されています。

 エクステリアはシグネットのデザインはそのままに、大きなオーバーフェンダーを装備。

 またフロントグリルのガーニッシュやフォグランプは取っ払われ、エンジンの冷却効率向上と軽量化が図られています。

 パワートレインには3代目「ヴァンテージS」の4.7リッターV型8気筒エンジンを搭載し、最大出力430馬力・最大トルク490Nmを発揮。

 これらに7速セミATを組み合わせ、停止時から96km/hまで加速するのに4.2秒、最高速度は274km/hに達します。

 この大きなV8エンジンを収めるために、エンジンルーム内のバルクヘッドとトランスミッショントンネルは新たに製作され、駆動方式はFFからFRに変更。

 また、強力なエンジン出力に対応するために、フロントには6ピストン、リアには4ピストンのブレーキが装備され、タイヤはフロント235/40/19、リア275/35/19の極太タイヤが使用されています。

 さらにボディにはロールケージが溶接され、サブフレームやサスペンションもヴァンテージから流用されているとのことです。

 一方インテリアは、レーシング走行に対応するためにスポーツ仕様に変更され、複合素材のフルバケットシート、4点式ハーネス、カーボンダッシュボードを装備。

 そのなかでカーボン製ドアパネルにはレザーのプルストラップが設けられ、高級感もわずかに残されています。

 このV8シグネットの価格は公表されておらず、世界で1台のワンオフマシンとのことです。

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
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