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【Aクラスの生みの親】ユルゲン・フベルト メルセデス元会長、逝去 81歳

掲載 更新 1
【Aクラスの生みの親】ユルゲン・フベルト メルセデス元会長、逝去 81歳

失敗も経験した「ミスター・メルセデス」

text:Piers Ward(ピアーズ・ワード)

【画像】メルセデス・ベンツAクラス【初代と現行モデル、派生モデルを写真で見る】 全134枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

メルセデス・ベンツの元会長で、AクラスとMクラスの発売に貢献したユルゲン・フベルト氏が81歳で亡くなった。

現会長のオーラ・ケレニウスは、「ユルゲン・フベルトはミスター・メルセデスでした。誠実さと革新的な精神、そして大いなる成功をもって、彼はメルセデス・ベンツを形作ってきました」と賛辞を送った。

「彼の責任のもと、AクラスやMクラスなどの画期的なモデルを投入し、歴史的な製品攻勢を展開しました。彼はリーダーとして、技術への情熱と自分自身に対する最高の基準を持って、チームを統合し、モチベーションを高めました。メルセデスファミリーは彼に永遠に感謝します」

フベルトは1965年に機械エンジニアとしてメルセデスに入社した後、出世して1989年に会長に就任。同職を15年間務めた。

フベルトが会長に就任したことで、メルセデスは全く新しい分野に進出し、ニッチな市場を開拓していった。同時に、世界での売上高を倍増させることにも成功した。

1997年に画期的なAクラスを発表した際の責任者でもあった。ますます厳しくなる衝突試験への革命的な解決策として、2重構造の「サンドイッチ」フロアを採用した。同年、悪名高い「エルクテスト(障害物回避テスト)」に失敗した後、会社の舵取りを助けたのもフベルトだった。

彼の影響力はAクラスにとどまらない。SUVのMクラスの市場投入にも尽力し、主要市場である米国での生産を決定したのだ。

後に、Mクラスはメルセデスに期待される品質には達していなかったと本人は認めている。また、CLKを生み出し、スマートをブランドとして立ち上げることにも貢献した。

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みんなのコメント

1件
  • 私たちの世代はよく、「舶来信仰で外国物ばかり素晴らしいっていう」っていわれるけど
    彼の下のメルセデスはずーっといかしていて、いろんなひとの心をつかむものばかりで
    ずっとイケてるおじさんだった。
    素敵です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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