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16年ぶりに復活した新型インテグラ 日本発売の可能性はゼロなのか!? 

掲載 更新 35
16年ぶりに復活した新型インテグラ 日本発売の可能性はゼロなのか!? 

 北米で展開するホンダの高級車ブランド、アキュラが2022年3月11日、新車インテグラの市販型を発表した。

 インテグラといえば、日本のクルマ好きにとっては、懐かしいスペシャルティカー。北米に続いて、日本でも発売されるのか期待している人も多いのではないだろうか。

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 はたして、新型インテグラは日本で発売するのか? ほぼ同時に発表されたシビックハイブリッドとタイプRについても紹介していこう。

文/ベストカーweb
写真/ホンダ

■シビックとプラットフォームを共用する5ドアプレミアムスポーツコンパクト

インパクトのある新型インテグラのフロントマスク

 すでに2021年11月にプロトタイプが発表されているので、すでに見た方も多いと思うが、ほぼそのままの姿で市販型が今回発表されたのだ。

 アメリカではリフトバックと呼ぶ傾斜したルーフラインの5ドアハッチバックボディは、1986年にアキュラブランドの立ち上げの時に誕生した初代アキュラRSXをモチーフにしている。

 フロントマスクは、ジュエルアイと呼ばれるLEDヘッドランプとその上に配置されたシケインと名付けられたLEDデイタイムランニングランプ、そしてフレームレスのダイヤモンドペンタゴングリルが特徴。

 リア回りは張り出したリアフェンダーやデュアルエキゾースト、小ぶりのリアスポイラーを装備。横長のテールランプは3代目インテグラを彷彿とさせるものだ。

 インテリアはプレミアムブランドらしく高級感に溢れており、10.2インチの液晶モニターやスマートフォン対応の7インチデジタルタッチスクリーン、8スピーカーのプレミアムオーディオシステムを備えている。合成皮革製フロントシートは8ウェイ電動パワー式、リアシートは6:4分割可倒式。

■注目のエンジンは200hp/260Nmの1.5L、直4VTECターボ

横長のテールランプは3代目インテグラを彷彿とさせる

 新型インテグラに搭載されるエンジンは、1.5L、直4VTECターボで、最高出力は200hp/6000rpm、最大トルクは260Nm/1800~5000rpm。

 日本仕様のシビックは182ps/240Nmを発生する1.5L、直4VTECターボを搭載しているが、そのハイアウトプット版ではないかと考えられる。

 組み合わせられるトランスミッションはマニュアルモード付きのCVTのほか、自動ブリッピング機能を備えた6速MT(ヘリカルLSDも設定)も用意されている。

 剛性の高いスポーツチューンされたボディに可変レシオのパワーステアリングと組み合わせて高レベルのスポーツドライビングが期待できそうだ。

 さらに電子制御による総合ダイナミクスシステム(IDS)を標準装備し、CVTのマッピングやスロットルレスポンス、ステアリングフィールに加え、コンフォート/ノーマル/スポーツの3種類のドライブモードが選択可能。

 またAスペックというグレードではテクノロジーパッケージを選ぶとIDSの設定をドライバーの好みに合わせて変えられるモードも備えている。

 オプションで用意されているアダプティブダンパーシステム(ADS)は、各走行モードに合わせてサスペンションの減衰力特性が変化し、ハンドリングと乗り心地の制御を正確にできるという。

■日本発売の可能性は?

新型インテグラの日本発売の可能性はあるのか?

 新型アキュラインテグラの北米での価格は約3万ドル(約366万円)~と発表されている。では、日本でホンダインテグラとして発売する可能性はあるのか? さっそくホンダ関係者に直撃してみた。返ってきた答えは以下の通り。

 「シビックベースで、5ドアのハッチバックとフォルムは同じですし、そもそもアキュラブランドで販売されており、中国とアメリカで完結しています。希望の灯を消すようで申し訳ございませんが、インテグラの日本発売は全くないですね」。

 非常に残念! そう言われてみて落ち着いて考えてみると、日本にはすでに1.5L、VTECターボ搭載のシビックハッチバック(6速MT/CVT)が販売されているし、今夏にはシビックハイブリッド(e:HEV)や本命のシビックタイプRもデビュー予定ということを考えると、新型インテグラ日本発売の余地は残されていないのかもしれない。

■新型シビックe:HEVと新型タイプRに期待!

欧州で発表されたシビックe:HEV

今秋の日本発売が予想される新型シビックタイプR(CGイラストはベストカーが製作したもの)

 新型インテグラ発売の可能性ゼロという話を聞いて落胆するのはまだ早い! 2022年6月にシビックe:HEVや今秋には待望の新型シビックタイプRが発売されるからだ。

 新型シビックe:HEVハイブリッドは2022年3月24日に欧州で発表された。パワートレインは新型ステップワゴンに搭載されている2L直噴エンジン+2モーターハイブリッドで、2Lエンジンが145ps/175Nm、モーターが184ps/315Nmを発揮し、WLTPモード燃費は20.0km/Lを実現。

 新型シビックe:HEVの日本発表は2022年6月30日、発売は7月1日を予定している。

 一方、新型シビックタイプRはすでに1月の東京オートサロンで公開されているのですでにご存知の方は多いハズ。まだカモフラージュが施された状態で、搭載エンジンの詳細も明らかにされていない。

 とはいえ、純ガソリン車の2L、直4VTECターボが搭載される可能性は高い。おそらく現行よりも若干の高出力化が図られているのは間違いないなく、そのスペックは330ps/42.9kgmと予想する。

 今のところ、正式発売時期についてはホンダから「今年中に発売」というアナウンスがされているが、今掴んでいる情報では今秋が有力。

 今年は2台のシビックに期待したい。シビックe:HEV、タイプRの発売が早くも待ち遠しい!

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みんなのコメント

35件
  • ギロチンゲートから突然固まるハイブリッドまで初期不良が猛烈に多いホンダ。国内に新型普通車はいりません。軽自動車専門店のままで。
  • こないだ失敗して生産終了した車種とそっくりだな

    カッコインテグラにはならない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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