その昔はあちこちで見る光景だった
クルマ好きがやりがちな「儀式」がいくつかある。タイヤを撫でながらチェックしてみたり、あえて遠くから眺めてみたり……。
にわか確定! 本物のクルマ好きはやらない公道での無意味な行為6選
そのなかのひとつが、クルマの下を覗き込むというもの。さすがに最近はめったに見かけないが、その昔は、知り合いのイカしたクルマを見るなり、下を覗いたり、ドアを開けて降りたらおもむろに下まわりを覗くなんていう光景は、峠やドライブイン、ショップの駐車場、イベントなどでけっこう見かけたものだ。ではこれはなにをしていたのだろうか?
車高や排気管、触媒などクルマ好きのチェック項目は多数!
もちろん定められた点検確認とかではなく、まず下げた車高がどれぐらい低いか。ベタベタに下げているなら、すったりしていないか。他人のクルマでも、車高のチェックをしていたし、どれぐらい太い排気管を付けているのか? 触媒は抜いているのか(今では絶対ダメ!)など、いろいろとチェック項目はあった。つまり、クルマ好きによる身体検査といったところ。
さらに古めのクルマだと、ボディはピカピカでも下まわりが錆びていることがあるので、その点もチェック。きれいなら、ホントに程度のいい個体として、ほめてもらえたりしたものだ。
もちろんでエンジンやミッション、デフからオイルが漏れていないかという、実用的なチェックもされていた。それらを踏まえて、仲間内での会話は盛り上がるわけで、古き良き時代のクルマ好きの姿と言っていいだろう。
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