GTマシンをも越えるような迫力のスタイリングに注目!
2月9日より11日までインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2019」。3ホールのHonda/無限ブースには、「CIVIC TYPE R MUGEN RC20GT Package Pre Production MODEL」(以下、RC20GT)と、そこから生まれたノウハウを注ぎ込み、開発中のパーツを装着した「MUGEN CIVIC TYPE R Prototype」(以下、無限シビックR)が展示された。
【タイプR検証】歴代シビック・タイプRの筑波タイム20年変遷史
RC20GTでまず目を引くのは、ノーマルの時点で迫力がありすぎるほどのシビックRをさらにレーシーに仕立て上げたエアロの数々だろう。ボンネットにフロントグリル、前後バンパー、フロントリップ&サイドスポイラー、リヤドアスポイラー、ドアミラーカバー、そして角度調整式のリヤウイングに至るまで、すべてドライカーボン製だ。さらにはマフラーもチタン製とすることで、車両全体で46kgもの軽量化に成功している。
エアロは無論、ドレスアップのためだけのものではない。前後ダウンフォースを約3倍に高めながら、ノーマルの時点ですでに課題があるという熱への対策を講じるべく、外気をより多く取り込みつつ抜くよう、バンパー内側の流路を含めて形状を変更。さらにエンジンオイルクーラーのコアをフロントに3カ所設置した。そしてそのエンジンは吸排気系の変更のみに留まらず、各部のクリアランス調整やバランス取りを施すという力の入れようだ。
国内主要レーシングコースでタイムアップを確認
足まわりにも全面的に手が入れられている。ZF製のダンパーはノーマルの電子制御式からメカニカルな車高調整式に変更。だが減衰力は伸び・縮み側とも調整できる2WAYタイプで、フロント側はさらにキャンバーの調整も可能にした。
タイヤは前後とも245/30ZR20のミシュラン・パイロットスポーツカップ2だが、ホイールはフロントが20×9Jインセット52、リヤが20×8.5Jインセット53の鍛造アルミホイール「MDCF」。フロント側のホイールを太くすることで、直進安定性を高めている。
これらの結果、同じタイヤ&ホイールを履いたノーマルに対し、筑波サーキット・コース2000で約1.4秒、富士スピードウェイ・レーシングコースでも約1.5秒、ラップタイムを短縮している。
このRC20GT、今夏発売を計画しているが、これまでのモデルのようにコンプリートカーとしての販売ではなく、ユーザーに車両を持ち込んでもらい各パーツを後付けするパッケージ販売の形式を採る予定。ノーマルが450万円超の値札を提げるシビックRをRC20GTへとフルチューンすれば1千万円オーバーとなる見込みだが、その価値は充分以上にあるはずだ。
だが、もっと手軽にシビックRをチューニングしたい人のために、RC20GTとは別に、従来通りの単品販売用パーツも設定する予定。それらを装着した無限シビックRも、RC20GTのすぐ横に、乗り込み可能な状態で展示されていた。
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