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2000万円超えのトヨタ「斬新クラウン“ミニバン”」が凄い!? 王冠フェイス×豪華内装で存在感ヤバい… 異例なモデルとは

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2000万円超えのトヨタ「斬新クラウン“ミニバン”」が凄い!? 王冠フェイス×豪華内装で存在感ヤバい… 異例なモデルとは

■クラウンシリーズ最大の「クラウンヴェルファイア」、その歴史

 16代目となったトヨタ「クラウン」は、SUVやセダンをラインナップしています。

【画像】超カッコイイ! これが「クラウンミニバン」です! (86枚)

 しかし、中国では「クラウンミニバン」が存在していますが、いったいどのようなクルマなのでしょうか。

 トヨタ「アルファード」とともに人気を誇る、アルファードの姉妹車「ヴェルファイア」。

 そのヴェルファイアが中国では「クラウン」の名前を冠して販売されていることはあまり知られていません。

 ヴェルファイアは2008年、それまで初代アルファードのグレードのひとつとして販売されていた「アルファードV」を独立させて登場しました。

 トヨタ販売チャンネル「ネッツ店」が販売するヴェルファイアは若々しいビビッドなイメージを持つのに対し、アルファードは上品で高級さを押し出している印象です。

 2015年に登場した2代目ヴェルファイアまではアルファードとの違いがデザインと装備にとどまっていましたが、2023年に登場した現行モデルではヴェルファイア専用のパワートレインが設定され、アルファードと異なるスポーティな走り味を特徴としています。

 ベースとなるアルファードは日本だけでなく、香港や台湾、中国本土などのアジア圏での人気を獲得していきます。

 特に中国では、香港出身の著名人や映画スターの愛用している姿が「高級ミニバン」というイメージをアルファードに植え付け、2010年に正規輸入として2代目モデルが発売されました。

 中国では輸入車に対して15%の関税を課税しており、それを回避するために多くの外国メーカーは中国現地での生産をおこなっています。

 トヨタも多数の車種を中国で生産していますが、アルファードは輸入車となっており、中国でのメーカー希望小売価格は89.90万元(約1964万円)から。

 これに加え、ディーラーが優先納車のために独自で価格を上乗せすることも珍しくなく、実際の乗り出し価格は日本円で約2500万円近くになることもあります。

 それでも中国では年間2万台が販売され、主に企業重役の送迎用としての人気を誇るミニバンとなります。

 一方のヴェルファイアはアルファードに遅れること9年、2019年4月に中国市場への導入が発表されました。

 トヨタは第一汽車との「一汽トヨタ」、広州汽車との「広汽トヨタ」の2つの合弁会社を展開しており、それぞれが製造・販売を担当するモデルも異なります。

 それまでアルファードは広汽トヨタが販売していましたが、ヴェルファイアが一汽トヨタより登場したことで、一汽トヨタでも高級ミニバンに対する需要に応えられるようになりました。

 ただ、中国における当初の販売状況は芳しくありませんでした。

 やはりアルファードのネームバリューが強すぎたためか、トヨタの高級ミニバン市場における選択肢はアルファード一強状態が続いていました。

 この状況を打開すべく誕生したのが、「クラウンヴェルファイア」です。

 クラウンヴェルファイアは2021年4月、ヴェルファイアのマイナーチェンジモデルとして中国で発表されました。

 それまで「クラウン」と言えば高級セダンのイメージが強かったですが、中国では2020年にクラウン(S210型)の製造を終了、しばらくの間、クラウンはラインナップより姿を消していました。

 空白となった高級車ラインナップの穴埋め、そしてヴェルファイアの販売促進を狙って「クラウンヴェルファイア」は誕生した形となります。

 また、同時期には大型SUV「ハイランダー」をベースとする「クラウンクルーガー」も登場、クラウンヴェルファイアとともに一汽トヨタのクラウンラインナップを形成しました。

 ヴェルファイア時代は販売が振るいませんでしたが、ネームバリューのある「クラウン」を冠したことで、その販売は急激な伸びを記録するようになります。

 輸入車であるために詳細なデータは公開されていませんが、現在では年間2万台を販売するアルファードと同等の販売を記録しているとのこと。

 クラウンヴェルファイアは2023年、日本のアルファード/ヴェルファイアと合わせて中国でもフルモデルチェンジが実施されました。

 日本での3代目ヴェルファイアはT24A-FTA型2.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する純ガソリンモデルと、A25A-FXS型2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載するハイブリッドモデルの2種類が展開されています。

 一方で中国でのクラウンヴェルファイアはA25A-FXS搭載のハイブリッドモデルのみに絞られており、あとは装備の異なる2グレード展開となります。

 メーカー希望小売価格は89.90万元から90.90万元(約1906.1万円から約1927.3万円)となりますが、アルファード同様、ディーラー独自の上乗せ価格で乗り出し価格はさらに高くなります。

 ただ、アルファードとヴェルファイアの中古車価格を比べてみると、まだまだ両者の人気に差があることがわかります。

 例えば現行型アルファードの未登録新古車はメーカー希望小売価格を上回る115万元(約2438.3万円)で販売されている個体が中古車販売サイトでヒットしますが、一方で同条件のクラウンヴェルファイアは91万元(約1929.4万円)と、新車価格と大差はありません。

 先代モデルも4万キロメートル走行の個体で比較するとアルファードが10万元(約212.1万円)高くなっており、ヴェルファイアがアルファードと同等の人気を獲得するまではまだまだ長い道のりがありそうです。

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みんなのコメント

7件
  • ランタン
    車が高額化し過ぎ。ただ高いだけでは価値が無い。買って一年で半値で買い取りがザラな感じ。
  • ********
    うんちいっぱい出たよー
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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