ビー・エム・ダブリューは、プレミアム・スモール・コンパクト・セグメント「MINIクーパー5ドア」の新型モデル(全面改良)を、2024年6月13日より販売を開始した。納車は、2024年第4四半期以降を予定している。
MINIの伝統的な基幹モデルであるハッチバックモデルMINIクーパー3ドアをベースに、リアにもドアを装備し5ドアモデルにしたMINIクーパー5ドアは、プレミアム・スモール・コンパクト・セグメントに位置するモデルであり、今回発表の新型MINIクーパー5ドアは、2014年に誕生した初代から第二世代目となるモデルである。
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この新型MINIクーパー5ドアは、新型MINIクーパー3ドアと比較して、全長は180mm、ホイールベースは70mm長くすることで、広い車室を実現している。
ミニマルなエクステリアデザイン
新型MINIクーパー5ドアは、MINIのDNAを継承しつつ、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新しいデザインに刷新されている。アイコニックなMINIらしさを象徴する、クラシカルなフォルムのヘッドライトと際立つフロント・グリル、フロント・フェイス・デザインは、複雑な八角形の輪郭をもつフロント・グリルと、新たなヘッドライト・デザインによって形作られている。
先代モデルで、自動車業界初のコンセプトとして採用となった「マルチ・トーン・ルーフ」を、新型MINIクーパー5ドアに、オプション装備品として用意。マルチ・トーン・ルーフは、グラデーション・デザインを用いたもので、車両前方には「サンマリノ・ブルー」、中央部分には「インディゴ・サンセット・ブルー」、さらに後方部分は「ホワイト」へと徐々に変化するルーフ・カラー・デザインとなっている。1台1台で微妙に表情が変化するため、マルチ・トーン・ルーフを選択するだけで、MINIブランドのコンセプトの1つでもある「カスタマイズ性」のある唯一無二の1台を作り上げることが可能となる。
さらに、3種類からカスタマイズ可能なLEDシグニチャー・ライトやWelcome/Good-byeライトの採用など、新世代に相応しいMINIらしいギミックを新たに導入している。
デジタル化されたインテリアデザイン
新型MINIクーパー5ドアの広々としたインテリアは、完全なデジタル化が施されている。ステアリング・ホイールの背後に配置されていたメーターパネルは廃止され、運転に必要な全ての情報は、前方のヘッドアップ・ディスプレイおよび円形有機ELセンター・ディスプレイに映し出される。様々なものを削ぎ落とし、巧みにデザインされた高品質なコンポーネントによって、前方への視界が開け、広々とした室内空間を実現している。
さらに広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を採用している。リサイクル・ポリエステルを使用したこの新素材は、特別に開発された編み物を作るような製造プロセスにより、手入れが簡単な構造になっており、新型MINIクーパー5ドアの新しいインテリアは、温かみのある新素材によって作られている。
なお、最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型の円形有機ELセンター・ディスプレイには、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備している。スマートフォンを操作するような直感的な操作が可能であり、メイン・メニューでは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。メーターパネルとしての機能はもちろんの事、AR機能付きナビゲーション・システム、メディア、電話、エア・コンディショナー、各種設定等々、すべての操作を一括して円形有機ELディスプレイで実施する。
さらに全車標準装備のMINIエクスペリエンス・モードにより、インテリアの雰囲気を一変させることが可能となる。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエント・イルミネーション、そして新たに作られたMINIドライビング・サウンドによりインテリア全体の印象が変化する。
各モードのそれぞれのデザインにはダイナミックな背景があり、個人の好みに応じて選択することが可能である。これらの新たな機能は、個性を活かす手段ともなり、例えば、パーソナル・モードでは、お気に入りの画像をディスプレイの背景に設定することができ、また、ビビッド・モードを設定すると、流れている音楽のカバー・アートの色に合わせたライト・エフェクトが25色の中から自動で選定され、ダッシュボード上に投影される。この新たな没入感のあるユーザー体験により、新型MINIクーパー5ドアのインテリアにさらなる表現力を与えている。
パワートレインおよびドライビング・ダイナミクス
新型MINIクーパー5ドアは、ゴーカート・フィーリングを感じさせるスポーティなキャラクターを持つシャシー・システムが採用され、最高のドライビング・ダイナミクスを提供すると同時に、乗り心地の面においても高い完成度を誇っており、乗員に快適なドライビングを提供する。
また、MINIエクスペリエンス・モードにより、カスタマイズされたドライビング・エクスペリエンスが提供され、ドライバーは、コンフォートなドライビングを可能とするコア・モード、スポーティなゴーカート・モード、高効率なグリーン・モードの3つより、選択する事ができる。
■MINIクーパーC 5ドア
BMWグループが誇るEfficientDynamicsエンジンの新世代モジュール式高効率1.5L直列3気筒MINIツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載する新型INIクーパーC 5ドアは、最高出力115kW/5,000rpm、最大トルク230Nm/1,500-4,600rpmを発揮し、ダイナミックな走りを実現する7速ダブル・クラッチ・トランスミッションが組み合わされている。
【主要諸元】
全長4,035mm、全幅1,745mm、全高1,470mm、ホイールベース2,565mm、排気量1,498cc、直列3気筒ガソリン・エンジン、最高出力115kW/5,000rpm、最大トルク230Nm/1,500-4,600rpm
■MINIクーパーS 5ドア
BMWグループが誇るEfficientDynamicsエンジンの新世代モジュール式高効率2L直列4気筒MINIツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載するガソリン・エンジン搭載モデル新型MINI COOPER S 5 DOORは、最高出力150kW/5,000rpm、最大トルク300Nm/1,450-4,500rpmを発揮し、ダイナミックな走りを実現する7速ダブル・クラッチ・トランスミッションが組み合わされている。
【主要諸元】
全長4,035mm、全幅1,745mm、全高1,470mm、ホイールベース2,565mm、排気量1,998cc、直列4気筒ガソリン・エンジン、最高出力150kW/5,000rpm、最大トルク300Nm/1,450-4,500rpm
【メーカー希望小売価格】
MINIクーパーC 5ドア 4,080,000円(税込)
MINIクーパーS 5ドア 4,770,000円(税込)
※右ハンドル仕様
関連情報:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/mini-cooper-5-door.html
構成/土屋嘉久
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