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来季は米国で3GP開催……アメリカ人F1ドライバーの登場は重要。しかしドメニカリCEO「ホンモノでなければならない」

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来季は米国で3GP開催……アメリカ人F1ドライバーの登場は重要。しかしドメニカリCEO「ホンモノでなければならない」

 F1は2023年から、アメリカ国内で1年間に3つのグランプリを開催することになった。しかしアメリカ人F1ドライバーは長い間不在。F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、同国出身のF1ドライバーが誕生することはとても重要だと語る一方で、もしF1にデビューするならば、本物の速さを持ったドライバーでなければならないと語る。

 F1は3月末に、来季からラスベガスでグランプリを開催することを発表した。これにより、アメリカGP(オースティン)、今季から開催のマイアミGP、そして今回発表されたラスベガスGPと、アメリカ国内で3レースが開催されることになった。

■なぜF1は“眠らない街”ラスベガスを目指すのか

 アメリカに本拠地を置くリバティ・メディアがF1のオーナー企業になったこと、NetflixでF1を題材としたプログラムが配信していることなどを受け、同国内でのF1人気は日に日に高まっている。

 しかしアメリカ出身のF1ドライバーは、長いこと存在していない。最も最近のアメリカ人F1ドライバーは、2015年シーズンの後半戦でマノーのマシンを走らせたアレクサンダー・ロッシである。フル参戦ドライバーで言えば、2006年から2007年の途中までトロロッソのマシンを走らせたスコット・スピードまで遡らなければならない。

 ラスベガスGPの開催に際し、F1のドメニカリCEOは、アメリカ人ドライバーが登場するのは「重要」であると同時に「本物でなければならない」と語った。

「もちろん重要だ。人々が違いを生み出しているんだからね」

 ドメニカリCEOはそう語った。

「彼らは、彼ら自身の顔で皆さんと繋がる主人公なのだからね。常にそれは、F1を代表するモノだ」

「しかし、本物の才能でなければならない。速くなければならないんだ。そうでなければ、ただ出てきて、すぐに去ってしまうブーメランになってしまう。そのため、我々はアメリカの連盟と協力してそれに投資している」

「確かに、達成するのは簡単ではない。時間がかかるが、それは我々が集中している部分だ。そしてそれは、非常に大きな効果をもたらすだろう」

「それが共に働いている理由だ。役割を尊重しつつも、商業的、あるいはアメリカでのビジネスを展開したい主催者やプロモーターの観点も持ちつつね」

 リバティ・メディアのCEOであるグレック・マフェイは、すでにF1には、アメリカに拠点を置くハースというチームがあることを強調しつつ、次のように語った。

「ラスベガスでこういうイベントを開催すること、そして我々がアメリカで行なっている他の全てのことにより、アメリカ人ドライバーが登場する可能性が高くなるだろうと思う」

 なおインディカーのチームオーナーであり、自身もF1参戦経験を持つマイケル・アンドレッティは、F1チームを立ち上げることに大きな関心を抱いており、それが実現した際には、アメリカ人ドライバーのコルトン・ハータを起用することを確約している。そのハータは今季、マクラーレンのF1マシンをテストする予定だ。

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