9月10日、アストンマーティンF1チームがエイドリアン・ニューウェイの獲得を発表した。この発表に際し、チームオーナーであるローレンス・ストロールがコメントを発表した。
かねてからアストン加入が既定路線と見られていたニューウェイだが、この度マネージング・テクニカル・パートナーという肩書きで2026年マシンの開発に携わることになった。チームは2026年に向けて、F1チャンピオン経験者のフェルナンド・アロンソを引き留め、パワーユニットサプライヤーには近年レッドブルのタイトルに貢献してきたホンダを新たに迎える。トップチームへの仲間入り、そしてチャンピオン獲得に向けては、これ以上ないピースが揃ったと言える。
■エイドリアン・ニューウェイ、伝説の始まり。狭くて乗りにくい、でも恐ろしく速い……レイトンハウス・マーチ製作秘話
したがって、オーナーであるストロールの鼻息も荒い。彼は次のようにコメントした。
「これは大きなニュースだ」
「エイドリアンはその道の世界最高峰であり、頂点にいる男だ。私は彼がアストンマーティンに加入してくれることを非常に誇りに思っている」
「アストンマーティンの名がF1に戻ってきて以来、最も大きな話題と言える。そしてこれは、チャンピオン争いをするF1チームを作り上げようとする我々の野心の証でもある」
ニューウェイが2025年春をもってレッドブルを離脱することが明らかとなって以来、複数のチームがニューウェイの獲得に関心を示してきた。その中でアストンマーティンへ加入する運びとなったのは、お互いの野心が一致したからだとストロールは力説した。
「エイドリアンを獲得できるようになった時から、我々はそれを実現させねばならないと思った」
「初めての会談でも、一生に一度のチャンスを共にしたいという共通の願望があることが確認できた。エイドリアンはレーサーでもあり、これまで会った中で最も競争心の強い人間だ」
「彼がシルバーストンで、我々が築き上げたものたち……AMRテクノロジーキャンパスや、才能あるチーム、そして最新の風導設備を見た時、我々が成し遂げようとしていることをすぐに理解してくれた。我々は本気だし、彼も本気だ」
そしてストロールは、「エイドリアンは我々とハングリー精神と野心を共有し、このプロジェクトを信じている。そしてアストンマーティンF1が次のページを開く手助けをしてくれるだろう」とコメントを締め括った。
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坊っちゃんも居るし