WRC第11戦ラリー・チリの土曜日、トヨタのセバスチャン・オジェはSS8で岩にヒット。これでWRCでの9度目のタイトル獲得への挑戦は終わったと彼は考えているようだ。
今季は主にカッレ・ロバンペラとマシンをシェアしてのパートタイム参戦となっているオジェ。8月のラリー・フィンランドで優勝したことで自身通算9度目のチャンピオン獲得が視野に入った。
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オジェは今季3度欠場しながら、オジェは3勝と3回の2位表彰台を獲得。トヨタ陣営でランキング最上位となり、今季残りのイベントに全戦出場する意向を見せていた。
前戦ラリー・ギリシャでは、2位フィニッシュ目前のパワーステージで横転。ランキングトップのヒョンデのティエリー・ヌービルに38ポイント差で今季最後のグラベルラリーとなるチリに臨んでいたが、チリを思う通りに駆け抜けることはできなかった。
ペース自体はさすがの速さだったオジェだが、SS3ではタイヤがリムから外れてバンクに激突してしまい、1分45秒をロス。これで総合15番手まで後退したが、総合9番手まで挽回していたSS8で岩にヒットし、GRヤリスのフロントサスペンションのボルトが破損。これで再び後退することになった。
「とてもシンプルだよ。ブレーキングポイントのライン上に岩があった。少なくとも走行ラインのすぐ近くにね。僕のペースノートにはなかったよ」
オジェはそうインシデントについて語った。
「ブレーキを踏んでフルに荷重がかかっている時は、小さな衝撃が大きなダメージになるんだ。今回は実際のところダメージは大きくなくて、ボルトが壊れただけなんだけどね」
「ボルトが折れただけで、次のコーナーには行けなかった。その後、僕たちは溝にハマってしまった。そこは(地面が)とても柔らかかったんだ」
「僕たちはそれを直すボルトを持っていなかった。そういうものだよ」
「いま悔しいのは直近ふたつのラリーで何も出来なかったことだ。そのうちのひとつでは最高のスピードを持っていたし、速さという点ではとても支配的だったのに、それを持ち帰らなければ何の意味もない」
これがタイトル獲得にどう影響するかという質問に対して、彼は次のように付け加えた。
「少なくともこちら側としては、2戦ほど前に目標になっただけで、実際にはそうではなかったからね。あまりがっかりはしていないよ」
「多くの人たちから、シーズンを通して出場せずに優勝するのは選手権のためにならないと言われた。結局のところ、僕は競争者だし、チャンスが巡ってくる限り、そのために戦おうとした」
「最近のラリーでのスピードには満足しているし、できることはすべてやった。ギリシャでのターボ問題ではチーム側に、そして今回のラリーでは僕側に、それぞれいくつかのミスがあった」
日曜日を前に、トヨタはカッレ・ロバンペラが首位、エルフィン・エバンスが2番手につけている。マニュファクチャラーズ選手権でヒョンデに35ポイント差をつけられているトヨタとしては、何としても好結果が欲しいところだ。
オジェも、トヨタのタイトル防衛に貢献するという当初の目標に、今はしっかりと焦点を当てていると言う。
「その(マニュファクチャラーズタイトル獲得の)ためにチームを助けることが今年の主な目標だったんだ」
「残念ながら、今の僕たちのポジションは素晴らしいとは言えないが、今のところチームメイトは好調だし、彼らがこの状態を維持できるよう祈っている」
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