現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 編集部員が乗った 2017年の"ヨカッタ"クルマたち

ここから本文です

編集部員が乗った 2017年の"ヨカッタ"クルマたち

掲載 更新
編集部員が乗った 2017年の"ヨカッタ"クルマたち

 2018年が始まって早10日が過ぎました。今年もあと350日くらいしかないんですね……。そんなことは置いといて、昨年ベストカーWeb編集部の3名が乗った「ヨカッタ」クルマたちをレビューしたいと思います。仕事柄いろいろな新型車に乗るのですが、そのなかでも印象に残った試乗車たちをふり返ります。2018年もきっと楽しいクルマたちが登場するはず!! そんな期待をこめていってみましょー!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:平野学、池之平昌信

「意のままの走り」に秘密あり!! 新型CX-8にみるマツダの進化とこだわり

■編集長Tが気に入ったのは元気なスイスポ!!

 スイフトスポーツ、正直いって試乗する前はあまり期待していませんでした。先代モデルのデキがよかったことに加えて、ターボ化、3ナンバー化、70kgの軽量化と、前情報だけで「すっかり欧州向けのクルマになっちゃって、日本の道を走るのには今イチなんじゃないの」と思っていたわけです。先代でいいじゃん、と。

 特に個人的にはこのクラスのスポーツモデルの軽量化には懐疑的で(省燃費目的だと思っていたんです)、乗り心地や剛性感の劣化につながるんじゃないかと、疑心暗鬼で乗りました。ところがどっこい、走ってみたらすっげえ楽しいんです。びっくりした。

 がっちりと剛性感を増したボディと低速からしっかり回る力強いエンジン、しっかりとキレのあるシフトフィールと「ふんばり感」のある足回り。先代から見事に正統進化していて、しかも乗り心地も向上(シートは先代のほうがよかったかな……)。それに、このクルマを語る上で欠かせない価格について。

 6MTなら183万6000円、セーフティパッケージを付けても(お薦めです)192万2400円です。軽自動車であるホンダS660やダイハツコペンが200万円以上するご時世に、このクルマが200万円以下で買えるってすばらしい。スズキ、GJです。

安い、軽い、楽しいの三拍子が揃っているスイスポ。スズキに感謝だ

■タカセが驚いたエコでも楽しいノートe-POWER

 2016年末に登場し、2017年に乗って一番印象的だったのがコレ。これまでハイブリッドやEVが『エコ』だとか『スムーズで静か』といったベクトルが強かったのに対して、ノート e-POWER NISMOは、シンプルに乗って楽しい新しさがある、そう思える1台でした。

 正直、最初は「NISMOって言うのに、普通のノート e-POWERよりパワーやトルクが上がっているわけでもないし……」と思っていたものの、乗ってみると望外にスポーティ。何より出だしの加速感が、引き締められた足回りと相まって、わかりやすくスポーティさに繋がっているし、“ひと踏み目”の新鮮な楽しさは、ほかの車では味わえない新感覚。

 エンジンを脇役に添え、航続距離の不安をなくし、求めやすい価格を実現した。そんな能書きを並べる前に、“新しさを走りの楽しさに繋げた”という部分がすばらしい。欲を言えば、スポーツモデルとして、モーターの出力を標準モデルより高めるといったさらなる刺激が加わると、スポーツモデルとしての可能性が拡がるかもしれませんね。

回生ブレーキで減速する感覚はまさに新次元。楽しいスポーツ走行ができる

■シオカワは賛否両論のシビックハッチ

 私が選んだのは新型シビックのハッチバック。いやー、このクルマふり返ると「否」が多めの賛否両論でした。「でかすぎる」、「シビックはNAであるべき」、「リアバンパーのダクトデザインがダサイ(同意)」などの文字がネットや自動車誌で踊っていたのです。

 実際プロトタイプに乗って思ったのは「日本のシビック」という概念を捨てるべきだなってこと。たしかにEKやEGに比べればバカみたいにデカイんだけど、それならフィットもあるじゃんと思う自分もいて。運転すれば1.5Lターボは軽快だし、ボディもガッシリしていて足がよく動く。サーキットでハイペースで走ると腰砕けするんだけどそんなシチュエーションは公道にはないし、気になるなら少しサイド剛性の高いタイヤにすればいい。

 批判的な論調が多いクルマだったけど個人的にはとっても好きな1台。タイプRではない普通のスポーツハッチバックで3ペダルを用意してきたホンダには拍手だし、車格からしたら280万440円という価格も納得しちゃいます。ただせっかくのいいクルマなんだから、もう少しちゃんと売ってほしいな。「最初は日本で売るつもりはありませんでした」なんてホンダの人に言われちゃうと、日本のファンは冷めちゃうもの。

乗り味は楽しい、そう思える1台です。若者に勧めたい!!



あれこれ書きつつ、2018年ももっと楽しいクルマが出てこないかな……、なんて思いつつ日々業務に励む編集部員なのでした。

こんな記事も読まれています

23インチでも上質な乗り味に感服!【ランドローバー レンジローバースポーツ】
23インチでも上質な乗り味に感服!【ランドローバー レンジローバースポーツ】
グーネット
息子が目撃したグッドウッド・リバイバル 純白のハンスゲン・スペシャル(2) 世界水準の厳しい現実
息子が目撃したグッドウッド・リバイバル 純白のハンスゲン・スペシャル(2) 世界水準の厳しい現実
AUTOCAR JAPAN
Cタイプが買えないなら作ればイイ! ベースはジャガーXK120 純白のハンスゲン・スペシャル(1)
Cタイプが買えないなら作ればイイ! ベースはジャガーXK120 純白のハンスゲン・スペシャル(1)
AUTOCAR JAPAN
リカルド予選18番手「感触は良くなったが、タイムが向上しない。新パーツへの理解を深める必要がある」/F1第10戦
リカルド予選18番手「感触は良くなったが、タイムが向上しない。新パーツへの理解を深める必要がある」/F1第10戦
AUTOSPORT web
【正式結果】2024スーパーフォーミュラ第3戦SUGO 決勝
【正式結果】2024スーパーフォーミュラ第3戦SUGO 決勝
AUTOSPORT web
940万円のホンダ「プレリュード」出現!? 5速MT搭載の「スペシャリティモデル」がスゴい! 23年落ちなのになぜ「新車価格」超えた? “極上車”が米で高額落札
940万円のホンダ「プレリュード」出現!? 5速MT搭載の「スペシャリティモデル」がスゴい! 23年落ちなのになぜ「新車価格」超えた? “極上車”が米で高額落札
くるまのニュース
HKSファンなら愛車にペタリ…HKSがロゴステッカー4種類を発売
HKSファンなら愛車にペタリ…HKSがロゴステッカー4種類を発売
レスポンス
乗用車じゃ当たり前の技術ハイブリッド! 大型トラックはいまだ「プロフィア」だけなのはナゼ?
乗用車じゃ当たり前の技術ハイブリッド! 大型トラックはいまだ「プロフィア」だけなのはナゼ?
WEB CARTOP
江戸は「坂」の多い町 物資を運ぶ苦労は並大抵ではなかった!
江戸は「坂」の多い町 物資を運ぶ苦労は並大抵ではなかった!
Merkmal
雨の第3戦SUGOは安全面を考慮し赤旗終了。近藤真彦会長「最後までレースができなかったことをお詫びします」
雨の第3戦SUGOは安全面を考慮し赤旗終了。近藤真彦会長「最後までレースができなかったことをお詫びします」
AUTOSPORT web
高速道路上に「なかったはずのトンネル」が出現!? 風景がめちゃくちゃ変わる大工事 これからスゴイことに!?
高速道路上に「なかったはずのトンネル」が出現!? 風景がめちゃくちゃ変わる大工事 これからスゴイことに!?
乗りものニュース
トヨタが手がけたホンキのアソビグルマ──新型クラウン・クロスオーバーRS“ランドスケープ”試乗記
トヨタが手がけたホンキのアソビグルマ──新型クラウン・クロスオーバーRS“ランドスケープ”試乗記
GQ JAPAN
野尻智紀&岩佐歩夢のコンビでSF王座争いリードするTEAM MUGEN。しかし現状には満足せず「安定感が足らない」
野尻智紀&岩佐歩夢のコンビでSF王座争いリードするTEAM MUGEN。しかし現状には満足せず「安定感が足らない」
motorsport.com 日本版
ハミルトンが予選3番手、PPと0.3秒差「実際にはそれほど差はないはず。優勝争いに加わりたい」メルセデス/F1第10戦
ハミルトンが予選3番手、PPと0.3秒差「実際にはそれほど差はないはず。優勝争いに加わりたい」メルセデス/F1第10戦
AUTOSPORT web
アルピーヌF1、カルロス・サインツJr.争奪戦に名乗り! 新加入ブリアトーレが早速動いた!?
アルピーヌF1、カルロス・サインツJr.争奪戦に名乗り! 新加入ブリアトーレが早速動いた!?
motorsport.com 日本版
「5ナンバー車」かと思ったら「7ナンバー」だったのですが… 分類番号700番台はレア? どんな車につくのか
「5ナンバー車」かと思ったら「7ナンバー」だったのですが… 分類番号700番台はレア? どんな車につくのか
乗りものニュース
「あなたはやってる?」 乗車前の「推奨行為」ってナニ? 教習所で教わるもやってる人は少ない安全確認とは
「あなたはやってる?」 乗車前の「推奨行為」ってナニ? 教習所で教わるもやってる人は少ない安全確認とは
くるまのニュース
「英国最大のバイクブランド」がスイスの高級時計メーカーと再コラボ! 世界270台限定!! 「特別なスポーツバイク」は何が魅力?
「英国最大のバイクブランド」がスイスの高級時計メーカーと再コラボ! 世界270台限定!! 「特別なスポーツバイク」は何が魅力?
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193.7235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9260.3万円

中古車を検索
シビックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193.7235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9260.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村