長く低迷していたマクラーレンは、2019年シーズンに復活の兆しを見せた。表彰台は、ブラジルGPでのカルロス・サインツJr.の3位1回のみであるが、コンストラクターズランキングは4位。メルセデス、フェラーリ、レッドブルの次につけた。
ただマクラーレンは、ランキング4位で満足しているわけではない。さらに上位との差を詰めるべく、チーム代表のアンドレアス・ザイドルは、組織改革に取り組んでいるようだ。
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ザイドルが取り組んだ組織改革。それは、明確な責任と役割が定められた、理解しやすい管理構造を整えることだ。その一環としてザイドルは、アンドレア・ステラをパフォーマンスディレクターからレーシングディレクターに昇格させた。この役割は、これまでザイドルが一時的に担っていたポジションでもある。
この役職変更の結果、ステラはグランプリの現場でのオペレーション業務を担うが、これまで同様エンジニアリング部門トップとしての責任も引き続き担当するという。これによりステラは、テクニカルディレクターであるジェームス・キーと連携し、コース上でのパフォーマンスと技術開発の間の関係性を確認することになる。
またチームマネージャーはポール・ジェームスが、プロダクションディレクターはピアーズ・ティンが、それぞれ引き続き務める。
今回の変更は、ファクトリーでの開発とレースの現場両方での、意思決定プロセスを効率化することが目的のようだ。そしてザイドルは、主要部門からの報告を円滑に求めたいと考えているようだ。
シーズン終盤、明確な管理体制を整えることがマクラーレンには必要だと、ザイドルは語っていた。
「この役職に就いてすぐ、私は3つの大きな部門に、モータースポーツの組織で伝統的な構造を置いた」
そうザイドルはmotorsport.comに対して語った。
「技術開発の部門は、ジェームス・キーのリーダーシップの下で組織された。そしてピアーズ・ティンが生産部門のリーダーシップを取った。これは内部のプロモーションだったがね。そしてレースの現場では、パフォーマンスディレクターとしてアンドレア・ステアが仕切り、ポール・ジェームスがチームマネージャーを務めた」
「私にとっては、これらのキャラクターを、最初から”まっすぐ”にすることが重要だったのだ。責任が明確で、確実な報告を行なえるような構造……そしてチーム全体が理解しやすい組織を求めていたのだ」
「今、新しいレギュレーションがどうなるかが分かった。だからチームとして最大のモノを引き出すために、将来的に形を整える必要があるのか、それを部門ごとに分析するプロセスの途中にいるのだ」
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