■伝説の「M1」以来のBMW Mオリジナルモデル
独BMW M GmbH(BMW M社)は2021年11月30日、2021マイアミビーチショーで、「BMW Concept XM(コンセプトXM)」を発表しました。
【画像】キドニーグリルがデカすぎる! BMW M「コンセプトXM」を見る(21枚)
BMW M社は来年2022年、創立50周年になります。その記念の年に、「BMW M1」以来の独立したモデルとして登場するのがコンセプトXMとなります。2022年末から米国スパルタンバーグにあるBMWグループ工場で生産され、プラグインハイブリッドのみ、Mモデルのみで提供されます。
コンセプトXMは新開発の「Mハイブリッドドライブシステム」を搭載。V型8気筒(V8)エンジンと高性能電気モーターを組み合わせ、最大出力750馬力、最大トルク1000Nmを実現。BMW M社として最初の電動車両は、ブランドの将来の道を示しているといいます。EV走行可能距離は最大80kmになります。
エクステリアデザインは、BMWの新しい「プログレッシブフロントエンドデザイン」をデビューさせます。これは2022年にラグジュアリーセグメントに初めて導入するもので、ヘッドライトはふたつの別々のモジュールに分割されています。
また巨大なキドニーグリルはヘッドライトの間に大胆に配置され、ほぼ八角形の輪郭をしています。グリル内のMスタイル・ダブルバーも印象的で、大きなエアインテークはMハイブリッドシステムを形成するV8エンジンのパワーをアピールします。
ボディラインはクーペ的でスタイリッシュ。リアデザインは低くスポーティなイメージとなります。
インテリアでは、Mモデルらしくドライバーに焦点を合わせたコックピットデザインとなっています。最新世代のBMW iDriveを搭載し、インパネにはMカーブドディスプレイが備わります。
BMW M社のCEO、フランシスカス・ファン・ミール氏は「コンセプトXMは、高性能セグメントを完全に再定義したものです。これはブランドのファンに究極の運転体験を提供するために、いままで確立された定義を破り、限界を広げるM社の能力を強調しています。伝説的なM1以来のピュアMモデルは、我々がブランドの段階的な電動化にどのように取り組んでいるのかを示しています」とコメントします。
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