根強い人気を誇る小型3列シート車。その牽引車ともいえるトヨタ シエンタが今夏モデルチェンジ! 最終デザインが判明した!!!
※本稿は2022年2月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/TOYOTA
初出:『ベストカー』2022年3月26日号
【車名当てクイズ】この名車、珍車、ご存じですか? 第138回
■現行型は7年目に突入 いよいよ新型登場
コンパクトカーをベースとした使い勝手のいい3列シートの多人数乗車モデルといえば、トヨタのシエンタとホンダのフリードががっぷり四つのガチライバル。
現行型シエンタのデビューは2015年7月、現行型フリードは2016年9月なので、6~7年が経過しているのだが、両車ともにコンスタントに月販3500~4000台の販売台数を維持している人気モデル。
現行型の2代目トヨタ シエンタ。2015年7月にフルモデルチェンジ。2018年9月のマイナーチェンジ以降、特別仕様車と一部改良以外で目立った動きはない(写真はブラックマイカ×エアーイエロー)
モデルライフを考えると、この安定的販売台数はメーカーとしては見逃すことのできない重要マーケットなのである。
シエンタは現行型登場から3年目となる2018年9月にマイチェンを実施しており、このマイチェンからもすでに3年半が経過。
本来は昨年8月にモデルチェンジの計画だったが、コロナ禍、半導体不足などの影響により、トヨタ車全体のモデルチェンジ計画が押して、約1年先送りとなったという経緯がある。
■新型はアクアのハイブリッドを採用
最新の情報では、シエンタは今年8月、新型にフルモデルチェンジする!
ベストカーでは、トヨタの企画開発に近い筋より、最終デザインスケッチを入手。
現行型では大胆なまでに曲線を使ったフロントマスクや後ろ姿が衝撃的だったが、新型シエンタはそれと比べるとずいぶんとオーソドックスなデザインとなる。
現行型では大胆なまでのフロントマスクデザインを採用したシエンタだが、新型では直線基調のシャープな印象のプロポーションとなる。全長は4300mm以下にとどめ、全幅は1695mmで5ナンバーを堅持(画像はベストカー編集部による予想CG)
基本的にはヤリス系で高い評価を得ているGA-Bプラットフォームをベースとするので、操安性能は大きく進化することになろう。
「最大の課題は3列目シートの居住性改善」と、関係者は言い、「そのためにもホイールベースの延長は必須だった」と証言。
情報を総合すると、現行型の2750mmから20~30mmホイールベースが延長され、その分全長も拡大するということが判明。
GA-Bプラットフォームではヤリスが2550mm、アクアが2600mmのホイールベースだが、新型シエンタでは最長級の2770~2780mmとなる。
このホイールベースだと、1クラス上のカローラ系GA-Cプラットフォームよりもロングホイールベースとなるが、シエンタはあくまでもGA-Bプラットフォームだという。
既納ユーザーの買い替え需要が大きく期待できるだけに、車体サイズの大幅拡大は避けなければならない。
そのため全長は3列目シート居住性改善のため20mm伸びて4280mm前後となるが、これが許容範囲ギリギリだという。
全幅は1695mmで5ナンバーサイズを維持。全高は1675mmで現行型と変わらないが、GA-Bプラットフォームは低重心低床なので、室内高は現行型よりも10mm程度高くなり、室内の広々感はより大きくなるという。
トヨタとしては、フリードの3列目居住性が大きなベンチマークで、来年にもモデルチェンジが予測される「新型フリード」を仮想ライバルとして、新型フリードにも負けない室内居住性を追求したというので、楽しみだ。
パワートレーンはコンベンショナルガソリンエンジン(直3、1.5L)とハイブリッドが設定されるのは現行型同様だが、ハイブリッドはヤリス系ではなく、新型アクアと基本は同じ。
つまり、直3、1.5Lエンジン(M15A-FXA)にTHSが組み合わされ、高効率バイポーラニッケル水素バッテリーで駆動するシステムとなるのがポイント。
トルクレスポンスに優れ、燃費効率も大きく引き上げられる。WLTCモード燃費は30km/Lを超えるとも言われている。
ハイブリッドの4WDはアクア同様、後輪をモーターで駆動するE-Fourとなる。
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みんなのコメント
相変わらず嘘情報だし、明らかに調査不足(笑)