■「ほのぼの」顔と車内の金魚で「癒される」1台に
カーボンニュートラル社会の実現に向け、環境に優しいBEV(バッテリーEV:電気自動車)の人気が急速に高まっており、日本メーカー各社も多くの新型BEVを発表しています。
なかでもホンダは、他社に先駆け2020年に「ホンダ e」を発売し、都市部のユーザーを中心に注目を集めています。どういった特徴があるのでしょうか。
【画像】さかなクンも「ぎょぎょ」!? ホンダeの「車内水槽」を写真を見る(44枚)
ホンダ eは、主に都市での用途に的をしぼって開発されたBEVです。
ボディサイズは全長3895mm×全幅1750mm×全高1510mmとコンパクトにまとめられ、乗車定員は4名です。
同社の小型車「フィット」の全長3995mm×全幅1695mm×全高1515mmと比べても、車幅以外はさらに小さいことがわかります。
さらにホンダ eは可変ステアリングギアレシオを採用しています。
最小回転半径で比べてみると、フィットの4.9mに対し4.3mに収まり、幅6m程度の片側1車線道路でもUターン可能なほどの優れた小回り性能を誇るのです。
通常の小型車では、前方にエンジンを搭載し、前輪で駆動させる「FF」タイプが主流ですが、ホンダ eでは3リッターV型6気筒エンジン車に相当する大トルクの小型モーターを後部に搭載し、後輪を駆動させる独自のレイアウトを採用しました。
これにより50:50という理想的な前後重量配分を実現し、安定した走りも手に入れています。
こうした基本的な素性の良さはホンダ eの大きな魅力ですが、それらをさらに上回る特徴と言えるのが、個性的な内外装のデザインです。
最新テクノロジーを搭載しながらも、外観からはどこか懐かしい印象があります。
前後ライトを丸型で統一し、全体に丸く滑らかなフォルムでまとめられる「ほのぼの」したデザインです。
そして最も印象的なのが、インテリアのレイアウトです。
■車内が「アクアリウム」になる!?
ホンダ eの室内は、外観同様にシンプルかつクリーンにまとめられています。
頭上にはサンシェード付きのガラスルーフ(スカイルーフ)が配され、その後方には4つのLEDダウンライトが備わり、間接照明で車内にやわらかな光で照らします。
シートは2トーングレーの色合いで、メランジ調のファブリックを採用し、ソファのようなオシャレさ。
そしてリビングのテーブルを思わせる木目調パネルがあしらわれたインパネの上には、横一面に、バックミラー代わりのモニターを含む5つの大型モニターが並ぶ斬新なレイアウトが拡がります。
特に中央から助手席前にかけて、12.3インチワイドディスプレイが2画面で並ぶのは圧巻です。
車両の状態やコネクティッド機能などを示すほか、独自のアプリケーションソフト(アプリ)をダウンロードすることもできました。
なかでも水槽の様子が再現されるアクアリウムのアプリでは、画面をタッチすることで、飼っている魚にエサを与えることもできたりするユニークなものでした。
ホンダの開発者はこうした機能の充実ぶりについて、以前の取材で次のように話しています。
「インターネットの常時接続ができることで、走行中のみならず、急速充電を待つ時間でも快適に過ごしてもらえます」
このように多彩な魅力を持ったホンダ eでしたが、アクアリウムなどの独自のアプリを提供するHondaアプリセンターは、残念ながら2022年度中にサービスを終了しています。
一方で引き続き「Apple CarPlay」や「Android Auto」といったスマートフォンとの連携機能のほか、AI技術による音声認識アプリ「Honda パーソナルアシスタント」などは継続して利用可能です。
2023年現在、ホンダ eは「Honda e Advance」の1グレードで展開され、メーカー希望小売価格(消費税込み)は495万円です。
国の補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)により、最大55万5000円が優遇されるほか、自治体によっては独自の補助金制度を用意しているケースもあるなど、現在BEV導入を促す仕組みも用意されています。
※ ※ ※
ホンダでは、同社のサブスクサービス「Honda ON」において、ホンダeが月々定額で乗れる特別プランが用意されています。
車両代と付属品、登録費用に加え、車検やメンテナンス、消耗品大、税金や補助金申請、自動車保険などのほか、バッテリー保証(16万キロまで70%容量保証)などが含まれています。
5年後返却の特別プラン(ボーナス払いあり、補助金込み、東京都の場合)で、月額費用は4万1380円からです。
そしてHonda ONだけの特典として注目されるのが、欧州市場向けのドレスアップアイテム「ヨーロッパスタイル」が選択可能という点です。
ブルー基調のエクステリアアイテムで、他とは違うホンダeのスタイルを楽しむことができます。
[※編集部注記:2023年6月6日、本文の一部を修正しました]
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