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ベントレー「コンチネンタルGTコンバーチブル」世界トップレベルの走りとラグジュアリーが融合

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ベントレー「コンチネンタルGTコンバーチブル」世界トップレベルの走りとラグジュアリーが融合

■さらに進化した「コンチネンタルGT」にコンバーチブル登場

 近頃のベントレーには勢いがあります。それはグローバルではもちろん、日本国内でも同様で、新車登録台数は400台オーバーのまま推移しています。それを牽引しているのがベントレーブランド初のSUV「ベンテイガ」です。

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 ベンテイガがうまい具合に富裕層マーケットにハマり、そこにランボルギーニ「ウルス」、ロールスロイス「カリナン」が追従する今、さらにアストンマーティンやフェラーリもSUVをリリースする予定です。

 ラグジュアリーSUVの火付け役ともいえるベンテイガの魅力は、SUVというばかりではなくインターフェイスにもあります。なぜなら、これまで古さを拭えなかったベントレーのインフォテイメント機能が、このクルマから新世代に突入したからです。

 そして2018年にリリースされた「コンチネンタルGT」で、さらに進化しました。ライバルにも引けを取らない充実度を持ち、ここからさらなる躍進が期待できます。

 そのコンチネンタルGTに屋根開きのコンバーチブルが追加されたというので、2019年2月、スペインのアンダルシアで行われたメディア向け国際試乗会に参加しました。

■どこから見てもかっこよく、ラグジュアリーなコンバーチブル

 試乗スタート地点となるマラガのホテルで見た「コンチネンタルGTコンバーチブル」は、まさに“二枚目”でした。

 どこから見てもかっこよく、ラグジュアリーな空気がプンプンと漂ってきます。コンチネンタルGTコンバーチブルは、クーペよりもボディカラーが豊富に取り揃えられていることもあり、試乗車も色とりどりのモデルが並んでいました。

 これまでに見たことのない色もあり、屋根を開けていたので気づきませんでしたが、ソフトトップの色は全部で7種類が用意されていました。そのなかに英国の伝統的なツイード柄も含まれているというのも興味深いです。

 Z型に折れるソフトトップは約19秒で開閉することができます。スイッチひとつで操作でき、時速50キロ以下であれば走行中でも開閉可能です。

 ちなみに、ヘッドライナーと呼ばれる屋根の内側も色が選べるそうで、ドアトリムやシートとコーディネイトすることができます。

 気が利くのはそれだけではありません。なんとオープン時の寒さ対策も充実していて、シートヒーターやステアリングヒーターを使って身体に触れる部分が暖められるだけでなく、一部のラグジュアリーモデルではよく見られる、ヘッドレストの付け根から温風を出す装備も搭載されています。

 それに加えて、何気なく肘をつくセンターコンソールのパット部分も暖められるので、助手席から「寒いから嫌だ!」という声は聞こえない完全装備です。

■レーシングカー並みのスペックを誇る6リッターW12ツインターボエンジン

 搭載されるエンジンは、おなじみの6リッターW12気筒ツインターボ TSIエンジンです。低回転からターボが効いてくる扱いやすい特性ながら、気筒休止システムで省燃費を実現しています。

 環境対策も行ってくれるユニットで、ユーロ6のフェーズ2を視野に入れた仕上がりとなっています。

 最高出力は635ps、最大トルクは900Nmなので、もはやなんの不自由もありません。これは、ひと昔前であればスーパーカーを超えたレーシングカーのスペックです。

 出だしから最高速度までの全方位的な高い要求に応えてくれ、高速道路はもちろんワインディングでもその威力を発揮します。細かいアクセル操作に対する素早いレスポンスに、運転が楽しくなる要素が詰まっています。

 そんなW12を積んだコンバーチブルですが、先日北米マーケット向けにV8エンジン仕様車が販売されることがアナウンスされました。

 詳細を聞いてみると、アメリカでは12気筒エンジンの登録が難しく、その対応策として他マーケットより早くV8モデルを投入したそうです。そのため、ヨーロッパや日本への導入は2020年になると予想されます。

■屋根を閉めた状態でもコンバーチブルとは思えないほどの静粛性

 また、風の巻き込みはどうかというと、それもかなりよくできていて、これは風洞実験を繰り返した結果だといえます。

 サイドからの風の侵入はほぼなく、気になるリアからの巻き込みも低く抑えられていて、ウインドリフレクターを装着すればほとんど気にならないレベルです。そのため、かなりの速度域でも、助手席との会話で声を荒げることはありません。

 さらに驚いたのは幌を閉めたときの静粛性です。4層のファブリックとその間の遮音材が最大の効果を発揮し、資料によるとその静かさは先代のクーペと同等だそうです。

 このこだわりこそ、まさにコンバーチブルを開発する上での重要項で、試乗の最後の方は屋根を閉めて走っていましたが、しばらくするとコンバーチブルであることを忘れていたほどでした。

 これがコンチネンタルGTコンバーチブルとのファーストコンタクト。とにもかくにもかっこよく、クラシックとモダンを融合させたデザインは絶妙です。

 屋根の素材を幌にしても、これだけ違和感がないのは立派と言うべきレベルで、ベントレーは走りで勝負するブランドですが、デザインクオリティも世界トップレベルに到達したと断言できる仕上がりでした。

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